クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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ゼロクラウン

FR時代のクラウンを江戸幕府にたとえるならば…

トヨタ・クラウンが16代目に進化したのは明治維新? ならば15代目までを徳川将軍と対比させてみる

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トヨタ・クラウンが16代目へのフルモデルチェンジで、ファミリーモデルへの大変革をしたことの余韻が自動車メディアをいまだ震わせています。単なる新車紹介記事だけでなく深掘り系のコラムなどもニーズがあるようで、個人的にも次のようなコラムを書いていたりするのでした。





元クラウンオーナーとしての目線であったり、大学では文学部史学科に通ったりした経験を活かしたコラムだったりするのですが、後者の記事で触れているように、新型クラウンが16代目ということで、トヨタの豊田章男社長は江戸幕府になぞらえて、16代目は明治維新のような大変革だ! と言っているのでありました。

ではFR時代のクラウンと徳川の歴代将軍を対比させると似た部分があるのでしょうか。一気に並べて確認してみたいと思います。

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ゼロクラウン(GRS184)の最高速を計算してみる


エンジン回転(rpm)÷トータルギア比×タイヤ外周×60=時速


この計算式を使って、最高速を妄想するのは意外に楽しいもの。とくに愛車の性能を、計算値とはいえ知ると、より愛着が湧いてきます。というわけで、型落ちのゼロクラ・アスリートの最高速を妄想。

まずレブリミットを調べます。
レブリミット:6700rpm

つづいてタイヤ外周
225/45-18→外径:660mm→外周:2.07m

そしてギア比
4th:1.000
5th:0.716
6th:0.586

ファイナル:3.769

トータルギア比
4th:3.769
5th:2.698
6th:2.208

各ギアでレブリミットまで回るとして計算すると……
4th:6700÷3.769×2.07×60
5th:6700÷2.698×2.07×60
6th:6700÷2.208×2.07×60

結果としては以下の通り
4th:213km/h
5th:308km/h
6th:376km/h

というわけで、スーパースポーツのような最高速が狙えるギア比であることがわかりました。が、この高いギア比で、ここまで回せるほどの力があるとも思えませんから、まさしく“計算上”のアソビであります。

むしろ、このギア比は高速走行での静粛性のためであります。そうした静粛性の基準としては、100km/h時のエンジン回転数を引き合いに出すことが多いもの。これは、まさしく「ギア比と最高速からエンジン回転数を出してみる」というエントリで記したのと同じ考え方で、100km/h時のタイヤ回転数から逆算すればいいわけです。

今回の例にあげたゼロクラウンでいえば、まず「100(km)×1000÷60(分)÷2.07(m)」を計算して、1分あたりのタイヤ回転数『805rpm』を導きます。これにトータルギア比をかければエンジン回転数が出てくるというわけ。

4th:3.769×805≒3000rpm
5th:2.698×805≒2200rpm
6th:2.208×805≒1800rpm

メーター読みで把握してるとはいえ、あらためて計算すれば高速走行が静かなのも納得です。

【追記】
ちなみに、普段は80~90km/hで走っていますので、その速度域での6速走行でのエンジン回転もメモがてら計算しておこうと思う次第。

80キロ→タイヤ回転:644rpm→1400rpm

90キロ→タイヤ回転:725rpm→1600rpm


なお、それぞれロックアップしているという条件ですね、もちろん。

PB040024


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