クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

ゼネラルモーターズ

GMの電気自動車専用工場「FACTORY ZERO」が動き出した

GMのBEV専用アーキテクチャ「Ultium Platform」専用工場をスタートさせた。まずは電気ハマーの生産から

FZHUMMEREV072

GM(ゼネラルモーターズ)が、同社の誇る電気自動車向けアーキテクチャ「Ultium Platform」に基づく最初の生産工場となるFACTORY ZEROを公開しております。そのオープニングイベントにはバイデン大統領も列席したというほどで、電動化時代に向けた変革ポイントとなる工場と感じられる次第であります。



そして、こうした動きが日本で見られないのは、少々残念な気もするのでありました。本邦的には電気自動車も含めて、かなりオートメーション化が進んだニッサンインテリジェントファクトリーが、こうした変革に対応した工場という位置づけで、リアリティはあるのですが、一方でシンボルとはなり得ないとも感じますので……。


続きを読む

プラグインの電気自動車が増えると電力供給はひっ迫するのか?

世界的大市場、アメリカでは2030年までに電気自動車(バッテリー式電気自動車、燃料電池、プラグインハイブリッド車)を年間販売台数の40〜50%にすると宣言

  

アメリカではフォード、ゼネラルモーターズ、ステランティスの3社が2030年までに新車販売の半数近くを電気自動車(バッテリーEV、プラグインハイブリッド車、燃料電池車)にすると宣言していたり、日本では政府として2035年までにすべての新車販売を電動車にする(この場合はハイブリッド車含む)と目標設定していたりするわけですが、プラグイン(充電)するクルマの普及というのは化石燃料の消費が減る一方で、電力消費量が増えることにつながるのは自明。




電気自動車(バッテリーEVやプラグインハイブリッド車)の普及における課題のひとつに、電力供給は大丈夫なのかという話があるわけです。冒頭の動画は、2030年の日本においてバッテリーEVの普及予測と電力供給の関係からどうなのよ?という疑問に関する自分なりの意見をまとめたものですが、結論をいえば「問題ないでしょう」。そもそも電力会社が供給に対する不安や課題を呈しているのでなければ、外野が勝手に課題化する必要はないだろうとも思うのでありました。

続きを読む

右ハンドルになった新型コルベットが走行シーンを世界初公開の背景とは?

ミッドシップに生まれ変わった8代目シボレー・コルベット。日本仕様は全車右ハンドルのみ!

②YO5_2825 

2021年5月29日、GMジャパンが上陸したばかりの日本仕様の新型コルベットを富士スピードウェイにてお披露目するというイベントを開催。クーペとコンバーチブル、あわせて5台の新型コルベットがコースを走行したという発表がありました。

トーチレッド、セブリングオレンジティントコート、シャドーグレーメタリック、アクセラレートイエロー、ラピットブルーという鮮やかなボディカラーの編隊走行はなんとも印象的ですが、注目はそれだけではありません。

なんと、このマシンたちはすべて、コルベット史上初めて誕生したという右ハンドル仕様だというのです。


続きを読む

あの”ハマー”がEVになって帰ってくる! ローンチエディションは最高出力1000馬力!!

1000馬力のデビュー記念エディションは予約で完売状態。カタログモデルの発売予定は2022年秋~2024年春

2020-hummer-ev-reveal-offroad-008-GMC-Hummer-BT1XX-FN-v1-0

もともとは軍用車両の民生版に使われていた「HUMMER(ハマー)」というブランドは、ある種数奇な運命を辿って、いったんは消滅していたのですが、2020年になって突如BEVとして復活。それもボディ後半は荷台となっているピックアップトラックとして蘇るという発表あり。

アメリカ市場では、すでにデビュー記念モデルである「HUMMER EV EDITION 1」の予約も始まっておりますが、公式サイトの表記を見ると「RESEVATIONS FULL」と表記されておりますので、予定台数は埋まってしまった模様。もっとも、3モーターで1000馬力を発生、一充電航続距離は350マイル、0-60マイル加速は3秒で、スーパークルーズと呼ばれるハンズオフ自動運転機能が付くとなれば、11万2595ドルという価格は内容からしてお買い得な設定でありますから、好調なスタートダッシュを切ったのも納得ではあります。






 続きを読む

GMの「マグネティックライドコントロール」が第4世代に進化

減衰力ゼロにも設定できる磁性流体による可変ダンパー。最新版は応答速度を45%向上

Cadillac-Rear-Damper-Core-Cutout

GM(ゼネラルモーターズ)の「マグネティックライドコントロール」といえば、2002年に誕生した”電磁石とショックアブソーバー内の磁性流体を組み合わせたアクティブダンピングシステム”のパイオニア的存在。そんなマグネティックライドコントロールが過去最大のアップデートを受けて第4世代に進化するとの発表あり。





続きを読む

やっぱり! ホンダとGMがアライアンスに向けて動き始めた

電動化領域だけでなく、プラットフォームやパワートレインといったアーキテクチャレベルでの協業を進める!



先日、日本政府が日産とホンダの統合を画策したという報道を受けて、その2社の合併はあり得ない話で、そうしたシナリオを考える段階でセンスがないといった内容の話をYouTubeに挙げておりました。その中でホンダがアライアンスを組むとすれば、むしろ電動化領域での協業が進んでいるGM(ゼネラルモーターズ)では? といった部分にも触れていたのですが、いやはや本当にホンダとGMのアライアンスが実現しそうになって参りました。


今回、発表されたのは北米における戦略的アライアンスに合意したという内容。燃料電池にはじまった両社の協業は、すでにGMの電動化プラットフォームやアルティウムバッテリーの活用といったところまで拡大していましたが、さらにコンベなモデルにも広がるという話。すなわち、エンジンやプラットフォームといったアーキテクチャの共通化を図るという内容であります。

もっとも、今回の発表は”北米仕様”に限定した話であって、たとえば中国や欧州で展開しているモデルについては、ひとまず関係ない素振りを見せておりますが、北米専用車ばかりとは思えずグローバルモデルでのプラットフォーム共有となれば、最終的にはエリアを限定しないアライアンスに発展していくと考えるのが妥当といえる発表では?





続きを読む
記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ