クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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スーパーGT

CIVIC TYPE R-GT CONCEPTが東京国際カスタムカーコンテスト2023コンセプトカー部門 最優秀賞

2024年のGT500マシンはシビックタイプR。想像以上にGT500共通モノコックにマッチしている

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2023年の東京オートサロンにて、ホンダが2024年のGT500マシンのモチーフとしてシビックタイプRを採用することを発表。話題を集めています。



オートサロン出展車の人気投票である東京国際カスタムカーコンテストでもコンセプトカー部門の最優秀賞となるなど、来場者の評価も高かった模様。



拙がInstagramにアップしたアンベールの動画が一日1万再生以上のペースで伸びているのも、そうした注目度の高さゆえでしょうか。

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ホンダがF1参戦終了、市販車との関連性を考えると納得かも?

市販車は電動化時代。F1はプレミアム系、ハイパフォーマンス系ブランドしか意味がなくなっている

ご存知のようにホンダが第四期F1プロジェクトを2021年で終了させることを発表しました。


F1ファン、ホンダファンからすれば「せっかく勝てるようになってきたのに」というところでしょうが、経営判断からするとこれ以上の投資効果が見込めないということなのでしょう。それは欧州のCO2排出量規制に合致した市販車ラインナップをアピールするのにF1の宣伝効果はマッチしないということかもしれません。そんなこんなを思いつきでしゃべっているのが、こちらの動画。



そしてブランディング的な視点から、F1参戦終了とHonda eのデビューを絡めて考察したのが、こちらのコラム。



いずれも量産メーカーにとってF1を頂点としたモータースポーツ活動そのものがブランド価値を高める効果はなくなりつつある、という見立てが根底にある切りくちとなっております。100年に一度といわれる自動車の大変革期、いわゆるCASEと称される「自動運転・電動化・コネクテッド・シェアリング」といった要素のいずれにもモータースポーツは反発する存在といえますから。もしCASE時代にモータースポーツでブランディングをするならば、自動運転の電気自動車による競争というフォーマットを生み出すべきかもしれない、そんな風に思う今日この頃なのでした。




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GT500のインカーを見て「フットレスト」の死語化を実感



ヘイキ・コバライネン選手のオフィシャルYou TubeチャンネルにGT500マシンのオンボード(インカー)映像あり。

で、じっと足元を見ていると、完全に右足はアクセル、左足はブレーキと使い分けているばかりか、フットレストで体を支えるといった動作もせず(シートベルトでガッチリ支えているの不要とはいえ)、左右の足はそれぞれペダル操作に専念しているのを確認。

左足ブレーキという操作方法には自動車学校で教えないといったイレギュラーさもあって、あまり大っぴらにオススメできないのですが、仮にすべてが2ペダル化するのであれば、こうした使い分けが合理的なのであろうなと、あらためて思った次第であります、ハイ。

もちろん精度は高いのでしょうが、動画で見る限り、その足の操作は、おどろくほどシンプルでありますので。


精進します。
  







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ホンダレーシング、ハイブリッドを諦めるのか?

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機会あって、今年もホンダのモータースポーツ計画発表会を取材。個人的に気になっているのはトップカテゴリーへの積極的な活動に対して、草の根モータースポーツへの注力にバランスを欠いているように感じる点で、その辺りを質疑応答時に担当役員氏に伺うことができたのは収穫でありました。

しかしながら、今年の体制を見ていて気になるのは、国内モータースポーツにおけるホンダレーシングからハイブリッドパワートレインが消えてしまったように見えること。

GT300のハイブリッドレーシングカーCR-Zは昨シーズンで勇退を発表しておりますし、GT500のNSX CONCEPT-GTは今シーズンからハイブリッドシステムを降ろすとのこと。ちなみに、その理由は記者会見での質疑応答からすると、サプライヤーからバッテリー供給が受けられなくなるため、というのが公式見解のようであります。

仮にレギュレーションの解釈も含めて戦闘力アップのためにハイブリッドからコンベンションなパワートレインにするとしても、3モーターハイブリッドのスーパースポーツである市販版NSXのデビューを目前に控えて、「パフォーマンス面でハイブリッドをやめる」とはいえないだろうな、とは思った次第。

もちろん、ホンダにしてもマクラーレンに供給するF1パワーユニットは、そのレギュレーションからエネルギー回生を行なうハイブリッドシステムではあるのですが…(汗)

一方で、トヨタ陣営はaprが走らせる新型プリウスGTが2台体制となるわけで、ブランディングとしてのレーシングハイブリッドは明暗くっきりといった印象。もっともモータースポーツによるブランディングというのはリザルト次第というところも大いにあるわけで、結果を残せば印象も大きく変わるはず。その辺りの判断というのは、非常に難しいとも思うところであります。

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精進します。





  








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東京オートサロン2015、ワークス系レーシングカーの最新スタイル

そろそろ東京オートサロン2015で撮影した画像も底をつきそうな今日このごろ(汗)

カスタムカーの祭典としては非主流派のレーシングカーについて、ザッとアレコレと思う次第。

いやはや、20世紀のオートサロンでは、レーシングカーというのは客寄せ的に金銭的・テクニカル面でサポートしているパーツメーカーなどが持ち込んだ車両がチラホラあるといった感じでしたが、いまや開幕前のマシン披露の場としても機能しているのでありました。



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さて、スバルはニュルブルクリンク用WRXとアライモータースポーツのラリー車、GT300用BRZを展示。

注目はニュル用WRX。前後フェンダーは、数年前のGTマシンを思わせるもので、リアウイングはトランク上ではなく、フロアから立ち上がり、トランクリッドを突き抜けてそそり立つ形状。

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そしてGT300 BRZは、相変わらずJAF-GT規格のよう。そしてエンジンも相変わらずのEJ20なのであります。
展示されている個体は、だいぶ前に作ったカットモデルだとは思いますが……。

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レーシングカーといえば日産ブースには、GT-R NISMO GT3の2015年モデル。
こちらは、空力の改善や軽量化などで進化しているそうで、もちろんGT3ですから駆動方式はFRとなっております。ボディサイズは全長4780mm・全幅2038mm・ホイールベース2780mm。全高はセッティングで変化するので記載ありません。

車重は1290kg、エンジンはVR38DETTで最高出力550ps以上、最大トルク65.0kg-m以上となっております。

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純レーシングカーでは、マツダブースのLMP2車両(たぶんディスプレイ用)は、SKYACTIV-Dエンジンをアピールするための存在。すなわちディーゼルエンジンのレーシングカーであります。
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こうしたナリですから、いかにもパワフルなディーゼルエンジンを想像してしまいますが、期待してしまうと450馬力という数字は意外かも。そして、レブリミットは5200rpmとそれなりなのでした。

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最後はロータスのGT300車両。オーナードライバーのプロフィールからすると、なんで今までロータスを使っていなかったのだろう、と思うところもありますが、ともかくエヴォーラのGT300仕様。

といいますか、GT300マザーシャシーをベースにエヴォーラに仕立てた車両といったほうが正解でしょうか。

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フロントでエヴォーラらしさをアピール、空力はリアで稼ぐといった第一印象ですが、フロントのイメージもどんどん変わるのでしょう、おそらく。

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それにしても、後ろ姿ではリアタイヤが丸見えなスタイルには驚きでありました。

精進します。






BRZ GTに、パドルシフトの操作を学ぶ



スーパーGT 第8戦 もてぎラウンドにおけるスバルBRZのインカー映像がGTの公式チャネルにアップされていたので、パワープレー状態で何度も見ております。

注目点は、ステアリングとパドルシフトの操作。そもそもパドルシフトはステアリングから手を離さずに、素早くシフトチェンジできるというのがメリットですが、ステアリングを回しながらのシフト操作は難しいというか、恥ずかしながら未だに馴れません。

そんなわけで、こうした映像でなんらかのヒントが得られるといいな、という気持ちで何度でもリプレイなのでありました。

ま、ステアリングを回しながらのシフト操作はNGで、ステアリングを大きく切り込まない、比較的まっすぐな状態で減速(シフトダウン)、加速(シフトアップ)を行なうという基本を守っておけば、それほどパドルシフトだからといって特別なテクニックが必要なわけではないのでしょうが。

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