クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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スーパーハイトワゴン

進化したN-BOXはファミリーカーのベンチマーク。非電動でも燃費はまずまず

初乗りの街乗り燃費は、NAエンジン車が18.8km/L、ターボエンジン車は16.0km/L

日本一売れている軽自動車にして、日本一売れている乗用車でもあるホンダN-BOXが3代目へとフルモデルチェンジ。スタイリングはキープコンセプト、メカニズムはキャリーオーバーという手堅いモデルチェンジに、口の悪いクルマ好きからは「代わり映えがしない、ビッグマイナーチェンジに過ぎない」という評価もあるようです。

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しかしながら、試乗した印象は「今まで以上に、登録車の存在意義をなくしてしまう」というもの。少なくとも試乗コースとなった横浜みなとみらい地区の市街地を流れにのって走っている限りにおいては、軽自動車という雰囲気はゼロ。むしろ凡百なコンパクトカーよりもよほど乗り味は上級で、国産ファミリーカーのベンチマークといえそうなほど。メカニズム的にはビッグマイナーチェンジかもしれませんが、だからこそ純エンジン車として熟成を重ねた完成形がここにある、といえるかもしれません。

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ホンダN-BOXがマイナーチェンジ。EPB標準化で価格19,800円アップはオトクだ!

マイナーチェンジの内容としては電子制御パーキングブレーキの全車標準化だけで内外装はそのまま。ホンダセンシングのACC機能が渋滞対応に進化

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日本で一番売れている軽自動車というキャッチフレーズもお馴染みになりすぎたホンダN-BOXは、じつは毎年のようにバージョンアップを図っていて、前回のマイナーチェンジ(2020年12月)では、カスタム系のフロントナンバーを中央配置にするなどエクステリアの変更を実施しているのでした。

そんな進化は今年も続きます。2021年12月16日、N-BOX誕生10周年を迎えたその日に発表されたマイナーチェンジの内容は、なんと「EPB(電子制御パーキングブレーキ)の全車標準装備化」というものでありました。



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ダイハツ・タントがマイナーチェンジでオートホールド付きEPBを標準装備

スーパーハイトワゴンとしては日産・三菱に次ぐEPBの設定で、同カテゴリーの力関係は変わってくるか?

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軽自動車の主流といえるスーパーハイトワゴン・カテゴリー。その元祖的存在といえるのがダイハツ・タントですが、現時点での販売実績ではホンダN-BOXやスズキ・スペーシアの後塵を拝している状況。同社の新世代アーキテクチャDNGAを採用した初モデルであり、開発にはかなり力を注いだタントですが苦戦しているという印象が強いのでした。



そんなタントがマイナーチェンジを実施。その内容をまとめると以下の通り。

ターボエンジン車に、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能、コーナリングトレースアシストの3アイテムを標準装備化。

オートホールド機能付きEPBというのは軽自動車も広まっているところでありますし、ライバルであるN-BOXやスペーシアには備わっていない機能(日産ルークス、三菱eKには設定ありますが)なので、商品力をグッと上げたという印象で、販売現場でもアピールしやすいのでは?

なお、コーナリングトレースアシストとは、走行中カーブの差し掛かりでドライバーのブレーキを補助し、遠心力に負けず安定した姿勢を保つ機能ということであります。

そのほか、ボディ色にプラムブラウンクリスタルマイカやターコイズブルーマイカメタリックを追加したのもマイナーチェンジの変更点といったところでしょうか。

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軽自動車人気ナンバーツーのスズキ・スペーシアがトップを狙える仕様変更を実施

タント、ルークスについでスペーシアも停止まで対応するACCを装備。N-BOX越えを実現するや

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スズキの軽スーパーハイトワゴン「スペーシア」シリーズが、商品改良を実施。仕様変更のテーマは安全性能の向上で、その内容は次の通り。
今回の一部仕様変更では、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートとSRSカーテンエアバッグの標準装備化に加え、全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロールを新たに採用。一時停止などの標識認識機能の向上により、スズキ セーフティサポートをより充実させた。

 

というわけで、スズキがリリースの中でもさり気なくアピールしているように、渋滞時の停止まで対応する「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」が、機能面での注目ポイント。このところ、軽自動車の販売ランキングでは2位を守っているスペーシアですが、ACCについてはダイハツ・タントと日産ルークスという追い上げてきているライバル両車が渋滞対応の全車速追従機能付きを搭載しておりましたので。

とはいえ、タントのそれはターボ車だけのオプションで足踏み式パーキングブレーキとの組み合わせになるため停止保持は2秒しかできないタイプで、それについてはスペーシアも同様。一方、ルークスはEPBとの組み合わせとなるので、停止保持が可能なうえ、オートホールド機能もついているという点でリードしているのでありました。続きを読む

日産ルークス、スタイリングのこだわりはナンバー位置にあり?

『ニューモデル速報 日産ルークスのすべて』発売、デザインインタビューを担当しました



日産デイズから採用した新エンジン、新プラットフォームを使ったスーパーハイトワゴン「ルークス」が登場。それに合わせて「ニューモデル速報 日産ルークスのすべて」が発売されました。自分も執筆陣のひとりとして参画させていただいた一冊、担当は久しぶりのデザインインタビューでありました。

それにしても日産ルークスといえば、かつてスズキから軽自動車のOEMを受けていた時代に存在していた名前。先代モデルではデイズルークスとしてデイズシリーズの一員でしたから、久しぶりに独立したといったところでしょうか。

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