クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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スーパーチャージャー

いまスバルを味わいたいならば4気筒サンバーの中古車がいいと思う

水平対向でもアイサイトでもないSUBARU。最後のオリジナル・サンバーはスバルしい

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SUBARUの軽1BOX「サンバー」といえば、4気筒エンジンをリアに搭載したRRプラットフォームのモデルとして知られていましたが、現在はダイハツ・ハイゼットのOEM車となっているのは、ご存知の通り。

そんなこともあって、スバルファンの間では、いわゆるオリジナル・サンバーは価値のあるものとして捉えている部分もあるようです。とはいえ、所詮は軽商用車でありますからプレミア価格が付くようなことはなく、中古車相場は順調に下がっていると思っていたのですが、なんだか上昇基調になっている模様。

というわけで、carview!の中古車サイト(カーセンサー提供)でスバルオリジナルのサンバーの中古車相場を確認してみましょう。

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横軸が短期間なので相場を判断するのには適切ではないかもしれませんが、なんとなく底を打ってしまったように見えるのは気のせいでしょうか……。



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SUBARUレヴォーグのCB18エンジンをマツダSKYACTIV-Xと比べてみると

新型レヴォーグとマツダCX-30のAWDは同じ車重でパワーも2kW違い。では燃費はどうなっている?

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新型レヴォーグから、SUBARUは完全新設計のエンジン「CB18」を投入するわけですが、このエンジンはリーンバーン過給(ターボ)というプロフィールが特徴。こうした要素でいうと、かなり特殊な環境型エンジンといった印象ですが、メーカー目標値のWLTCモード燃費は13.6~13.7km/Lと、リーンバーン過給という言葉から期待するほどではないのも事実。燃費についてはエンジンだけでなく車体(重量・空力)やトランスミッションなどの要素も関わってくるわけですが…。

そうした「期待値ほどではない」感でいえば、マツダが鳴り物入りで登場させたSPCCI(火花点火制御圧縮着火)エンジンである「SKYACTIV-X」にも同様の印象もあったりするのでした。そういえば、SKYACTIV-Xも過給機(機械式スーパーチャージャー)を使っているリーンバーンエンジンという点ではSUBARU「CB18」と共通性もありそう。

というわけで、新型レヴォーグとSKYACTIV-Xを積む最新モデルCX-30のスペックを比較してみようと思うわけです。




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200馬力を200万円弱で買う! KAWASAKI Z H2は超リーズナブル

細かいことはいいんだよ! 的なグラビア中心のカタログなのに好印象。乗り出し総額は195万8160円

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2019年の東京モーターショーでワールドプレミアを飾ったときには、さほど気になっていなかったKAWASAKI Z H2。なにしろ、あの当時は自分の力量を考えるとローパワーのモデルでリターンライダーすべきと思っていて、スーパーチャージドエンジンに乗るなど微塵も考えていなかったから。

その後、日々歳を取っていくわけで、自分にとってNowが一番若い状態であり、逆にいえば時間が経つほど自分の肉体や神経が衰えることを考えると、できるだけ早くハイパワーを味わっておいたほうがいい、と思うようになったのでした。

そんなわけで200馬力級の大型二輪に興味を持ち始めて、Honda CBR1000RR-Rなどをチェックしていたのですが、いま自分の中でもっともホットなのが、前述したKAWASAKI Z H2なのでありました。遠心式スーパーチャージャーというメカニズム自体も気になりますし、147kW(200PS)/11,000rpmという最高出力に対して、メーカー希望小売価格 1,892,000円(本体価格1,720,000円)という価格が適正と感じているのも気になっている理由のひとつ。

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200馬力のスーパーチャージャーエンジン搭載、KAWASAKI Z H2は税込み1,892,000円

最高出力 147kW(200PS)/11,000rpm過給エンジン好きとしては見逃せないし、スタイルもめっちゃ好み! KAWASAKI Z H2の国内販売が正式発表

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カワサキからスーパーチャージャーエンジンを積んだネイキッドスポーツ「Z H2」の販売価格が発表されております。そのお値段は、税抜き本体価格172万円。つまり消費税10%込みでは189万2000円。

H2という名前からもわかるように心臓部は4気筒のスーパーチャージャー過給ユニット。そのスペックは次のようになっております。
エンジン種類/弁方式 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ
総排気量 998cm³
内径×行程/圧縮比 76.0mm×55.0mm/11.2:1
最高出力 147kW(200PS)/11,000rpm
最大トルク 137N・m(14.0kgf・m)/8,500rpm





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200馬力オーバーのスーパーチャージャー付オートバイに身震い

Z125 PROの初回点検で訪れたKAWASAKIプラザにてH2を見る
リターンライダーの第一歩として入手したZ125 PROの納車から早いもので一か月。初回点検を受けにKAWASAKIブランドの専門店「KAWASAKIプラザ」に行ってみたところ、ショールームに物々しい雰囲気のオートバイが置いてあるのに気付きます。現金販売価格は277万5600円! それが「Ninja H2 SX SE+」でありました。
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展示されていたのは2019年モデルで、998ccのエンジンに遠心式スーパーチャージャーを組み合わせたパワートレインのスペックは最高出力147kW(200PS)/11000rpm、137Nm/9500rpm。一応、免許の種類的には運転できるわけですが、生身のまま200馬力で走るというのは、ちょっと想像できないのも正直なところであります……。


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機械式スーパーチャージャーの雄、イートン社のツインボルテックスシリーズ

プレミアムブランドに選ばれるイートンの機械式スーパーチャージャー
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「人とくるまのテクノロジー展2018横浜」で見かけたイートンの主力製品である四葉ローターのルーツ式スーパーチャージャー「TVS(ツイン・ボルテックス・シリーズ)」。日本での機械式スーパーチャージャーといえば、四半世紀以上前に軽トラ・軽1BOXのパワーユニットに採用されるムーブメントがあったような記憶もあるのですが、このユニットはもっと大きく、2.0リッター以上のエンジンに使われることを想定したサイズに思える一品であります。

いったん捨ててしまった排気エネルギーを利用して過給するターボチャージャーに対して、クランク出力を利用する(つまりエンジンの力で回す)機械式スーパーチャージャーは、エネルギーの使い方としてはロスがあるといえ、ダウンサイジングターボがいうところの効率でいえば、けっして素性がいいとはいえないわけですが、一方で排気エネルギーに頼らないということはエア供給についての自由度が高いというメリットもあり。とくに現代のエンジンはDBW(電子スロットル)ですから、たとえば停止状態でも機械式スーパーチャージャーを回すエネルギーを計算して、そのぶんだけアイドリング回転を上昇させるということも可能なわけで、プレミアムカーに求められる”上品かつパワフルなローンチコントロール”みたいな味付けもしやすいのかな、などと思ってみたりするのでした。画像のR410型はクラッチ内蔵型なので、機械式スーパーチャージャーが苦手としている高回転域ではスーパーチャージャーを切り離し、エンジンの負担を減らすということも、パーツ側で可能になっているのもポイントでしょうか。

ところで、最近ではISG(スタータージェネレーター)を使ったマイルドハイブリッドも増えているわけですが、前述したような停止状態でスーパーチャージャーを利用するようなシーンにおいて、ISGに電気を流して回すことでエンジン負荷を軽減しつつ、スーパーチャージャーによる空気増量効果を利用できるのでは、などと妄想してしまうのでした。そこまで面倒なことをするメリット(燃費効果)がどれほどあるかは不明ですけれど(汗)
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精進します。
  




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