クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

スライドドア

スズキ・ワゴンRスマイルがライバルを徹底的に研究したと感じるのは後席乗降性

後席用アシストグリップが用意されているのはワゴンRスマイルだけ。ステップ高も低く、乗り降りのしやすさは後発だからこそ



先日、『2022年 軽自動車のすべて (モーターファン別冊 統括シリーズ Vol.140)』という本の取材にて、スズキ・ワゴンRスマイルとダイハツ・ムーヴキャンバスというガチンコのライバル2台に触れる機会がありました。

Honda N-BOXに代表されるスーパーハイトワゴンより100mm程度背の低いハイトワゴンのスライドドア車というカテゴリーを独占したいたのがムーヴキャンバスで、ワゴンRスマイルはようやく登場したライバルといった位置付けでしょうか。

ムーヴキャンバスの好評ぶりを考えると、もっとはやく登場すべきだったかもしれませんが、時間がかかっただけあって、ワゴンRスマイルの出来映えはいろいろな箇所でライバルのウィークポイントを研究してきたと感じるもの。

その象徴といえるのが、冒頭の動画で紹介している後席乗降性でしょうか。

続きを読む

ジャパンプレミアは2022年1月7日、ステップワゴンがティザー開始

明らかにオデッセイ寄りと感じさせる新生ステップワゴン。e:HEV中心のグレード構成を予感させる

shitunai2

ホンダ・ステップワゴンがフルモデルチェンジを前にティザーサイトをオープン、発売は2022年春、スタイリングなどの完全公開は2022年1月7日と発表しております。



そしてティザーサイトで注目なのは、トップ辺りでは大きくe:HEVと掲げておきながら、スクロールしていくとe:HEV、ガソリン車、福祉車両と従来通りの設定であることが明記されている点。おそらくヴェゼルがそうであったようにe:HEV中心のグレード構成としながら廉価版としてガソリン車もラインナップするということでありましょう。

続きを読む

ダイハツ・タントがマイナーチェンジでオートホールド付きEPBを標準装備

スーパーハイトワゴンとしては日産・三菱に次ぐEPBの設定で、同カテゴリーの力関係は変わってくるか?

tanto_newcolor

軽自動車の主流といえるスーパーハイトワゴン・カテゴリー。その元祖的存在といえるのがダイハツ・タントですが、現時点での販売実績ではホンダN-BOXやスズキ・スペーシアの後塵を拝している状況。同社の新世代アーキテクチャDNGAを採用した初モデルであり、開発にはかなり力を注いだタントですが苦戦しているという印象が強いのでした。



そんなタントがマイナーチェンジを実施。その内容をまとめると以下の通り。

ターボエンジン車に、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能、コーナリングトレースアシストの3アイテムを標準装備化。

オートホールド機能付きEPBというのは軽自動車も広まっているところでありますし、ライバルであるN-BOXやスペーシアには備わっていない機能(日産ルークス、三菱eKには設定ありますが)なので、商品力をグッと上げたという印象で、販売現場でもアピールしやすいのでは?

なお、コーナリングトレースアシストとは、走行中カーブの差し掛かりでドライバーのブレーキを補助し、遠心力に負けず安定した姿勢を保つ機能ということであります。

そのほか、ボディ色にプラムブラウンクリスタルマイカやターコイズブルーマイカメタリックを追加したのもマイナーチェンジの変更点といったところでしょうか。

続きを読む

ついにスズキが動いた「ワゴンRスマイル」でムーヴキャンバスを追撃する

「スズキ セーフティ サポート」を全車に標準装備、開口幅600mmの後席スライドドアを与えられたワゴンRの新バージョン。価格帯は130万円~170万円

im0000007317

スズキは、新しい軽乗用車「ワゴンRスマイル」を2021年9月10日より発売することを発表しました。

「ワゴンRスマイル」は、「高いデザイン性とスライドドアの使い勝手を融合させた、新しい軽ワゴン」をコンセプトとして開発したワゴンRの新モデルである。ワゴンRの特長である広い室内空間と高い機能性に加え、スライドドアの利便性と個性的なデザインを兼ね備えたモデルとして、幅広い世代のお客様にご提案をする。

言わずもがな、ライバルはダイハツのムーヴキャンバス。ようやくスズキがこの全高のスライドドア車に参入です。月販目標は5000台というのも、ムーヴキャンバスの実績からすれば手堅い数値という印象ですが、はたして”スライドドア族”を従来のムーヴキャンバスがすべて押さえていたのか、はたまたどれだけ参入余地が残されているのかどうか……。



続きを読む

トヨタ・プリウスα生産終了を決定。ヒンジドアのミニバンは消滅する?

ホンダ・ジェイドもディスコン、後席ヒンジドアのミニバンは輸入車しか選択肢がない?
EoIjq_7VgAEiE_Z

トヨタのハイブリッドミニバン「プリウスα」が2020年度いっぱいでの生産終了を発表。ベースといえるプリウスがフルモデルチェンジしてなお、先代ベースの3列シートモデルを生産し続けている段階で、先が長くないことは自明でしたが、生産終了が公式にアナウンスされると感慨ひとしおであります。

ちなみに、あわせてセダンのプレミオ、アリオンも2020年度いっぱい(21年3月)での生産終了を発表。さらに、片側スライドドアの左右非対称ボディを持つコンパクトモデルのポルテ/スペイドについては20年12月上旬での生産終了を発表しております。

それぞれ思いのあるモデルですが、まずはプリウスαについていえば「これにて国産のヒンジドアのミニバンは消滅した」というのが非常に意味あることでは? と思う次第。




続きを読む

SUVとMPVのクロスオーバー、プジョー・リフターのカタログモデル販売がスタート

兄弟車のシトロエン・ベルランゴとはまったく違う個性を示す、プジョーの新しいスライドドア車

20201125_RIFTER06

全長4405mm・全幅1850mmというボディサイズのスライドドア車、プジョー・リフターのカタログモデルが発売開始。全幅こそかなりワイドですが、いまの日本市場でいえば2列シートミニバンとして確立しつつあるマーケットにズバッと切り込むフレンチモデルといえましょうか。

ご存知のように同カテゴリーにおいてはルノー・カングーが独自の地位を確立していますが、その波にのったシトロエン・ベルランゴが一気に人気を高めているという状況。そして、プジョー・リフターは当然ながらPSAグループとしてベルランゴと兄弟関係にあるモデルというわけ。

とはいえ、ベルランゴの顔違いがリフターなのかといえばさにあらず。そのCONCEPTがユニークなのは、MPVにSUVの走りをプラスしたクロスオーバーということ。実際、スペックを見比べてもベルランゴの全高が1850mmなのに対して、リフターは1880mmと高くなっておりますし、リフターの最低地上高は180mmを確保しているといいます。180mmといえば、都市型SUVと同等のロードクリアランスであり、雰囲気だけでなくハードウェアとしてもSUV的な悪路走破性が期待できるというもの。






続きを読む
記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ