クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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スマートシティ

トヨタとKDDIが業務資本提携を強化~実態はトヨタによる増資~

KDDIの株価は8月からだだ下がり。第三者割当増資をする状況に追い込まれていた?

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つながるクルマ、コネクテッドカー時代に欠かせない通信インフラ。もともとトヨタはKDDIの大株主(第2位・12.95%)だったわけですが、さらに増資という発表がありました。その内容は次の通り。



トヨタを引受先としたKDDI株式18,301,600株(総額約522億円)の第三者割当による自己株式処分

トヨタによるKDDIの持株比率は13.74%となる予定です。株式取得日(払込期日)は2021年1月29日を予定しております。

その背景には、スマートシティの実験を始めることからもわかるようにトヨタがクルマだけにとどまらないAIを利用した社会をつなぐインフラ企業を目指しているという部分もあるのでしょうが、それだけではない気もするのでした。



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トヨタが街をつくるワケ、トヨタしか街をつくれないワケ

自動車メーカーのビジネスモデルが通用しなくなる時代、TOYOTAはAIで生き残りを狙う



先日、『トヨタが、トヨタしかできないジョブチェンジをしようとしている』という動画をYouTubeにアップしました。トヨタのコネクティッド・シティ構想が何を目指しているのかについて、自分なりの解釈を10分ほど話した動画ですが、これを整理すると以下の通り。

自動車の自動運転化が進む
そのためにはAIの進化が必須
トヨタは独自にAIを開発中
AIをクルマだけに使うのはもったいない
生活全般をカバーする人生のパートナー的AIの誕生
トヨタ車でAI利用していたのでユーザーデータがある
ユーザーもトヨタのAIにはブランド的な意味でも信頼性がある
生活全般をトヨタのAIがカバーする
トヨタが生活のプラットフォーマーになる


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トヨタがNTTと業務資本提携を発表。これで通信大手3社と”つながった”

トヨタがNTTの普通株式80,775,400株(約2.07%、総額約2,000億円)を取得
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KDDIの大株主であるトヨタがNTTと業務資本提携! 2020年3月24日の発表は、ある意味で衝撃的でした。とはいえ、通信というのは携帯回線による無線だけではなく、有線の電話回線がなくては成り立たないわけで、その点においては日本国内のインフラを支えているのは間違いなくNTTであり、そこと”つながる”ことはトヨタの戦略において欠かせないのありましょう。だからこそ、2000億円規模の資本提携に踏み切ったというわけです。

トヨタが富士裾野に作るスマートシティ「Woven City(ウーブン・シティ)」で目指している世界を予想すると、AIによって人の生活を全面的にサポートするといった世界であり、ビジネスとしてみると自社AIによってユーザーを囲い込むといったモデルが想像できるのですが、そうした世界における強力な通信インフラのパートナーとしてNTTと手を結ぶという選択をしたと理解してよさそう。







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