二週続けて、南関東にドカッと降雪。先週はサラサラ、今週は湿り気たっぷりと雪質も異なるので、まったく違うコンディション。スタッドレスタイヤを履いているのは大前提としても、雪に不慣れなドライバーがクルマを走らせるには難しい路面だなあ、と感じることしきり。

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とはいえ、そこそこ交通量があって路面が雪で覆われていない路面であれば、きっといまどきの電子制御(ESCやTRC)が備わっていて、それなりに慎重に操作すれば、繊細なアクセルワークができずとも難なく走れるのでしょう、おそらく。

そんな今シーズン、インサイト(2009年式・ZE2)とBLIZZAK VRX(175/65R15)という組み合わせで乗り切ろうとしております。たった5年前のモデルですが、ABSは標準装備なものの、TRCさえオプションだったのでした。




そして、雪道ではアクセルワークに対するリニアリティが少しでもあったほうが乗りやすいという印象。いや、TRCがあれば気にならないのかもしれませんけれど……。

そんなわけでECONを切って、ATはSレンジにして、最初はブレーキも慎重に踏んでいたのですが、あえてABSを使うように運転をチェンジしたほうが安心感が高いことを確認したのも、先週の雪道であったのです。


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ところでBLIZZAK VRXの印象ですが、ドライ路面ではマイルドで低抵抗という感じでしたが、雪道になると一転してエッジが強いタイヤという印象に変身。カタログなどでは具体的に謳っているわけではないようですが、なんらかの工夫がされているのだろうな、と感じた次第。


ところで、そうしたタイヤ任せ、電子制御頼りではクリアできないのが新雪や轍の深い状態。

場合によっては、わざとタイヤを空転させて食いつかせたいこともありますから。こうしたシチュエーションでは、たしかにマニュアルトランスミッションの直結4WDのような挙動の予想しやすいドライブトレインが有利なのだろうな、と感じる瞬間もあるのですが、それでもミスを考えると安心なのは電子制御におまかせしてしまうことなのだろうな、と思うわけで。

ただ、電子制御や自動制御が多数入っている状態でも、ドライバーの予想に対するリニアリティというか、操作に対する再現性というのは、安心感につながる重要なファクターだなと再確認した久しぶりの雪道だったのです。

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ちなみに、2009年式のインサイトは、ブレーキオーバーライドも未装備ですから、左足ブレーキをうまく使えると、雪の段差を乗り越えるときに役立つのではありますが、なかなか難しいのでありました(汗)

安全に、精進します。