クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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シュコダ

フォルクスワーゲンが本気の電動化シフト。600万台相当のバッテリーを自社生産!

欧州を中心に6つのギガファクトリーを建設。2030年までに合計 240GWh の生産能力を実現する

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昨日、トヨタの電気自動車アーキテクチャについて書いたエントリをアップしましたが、その中に貼ったYoutube  Liveのほうでもお話ししたのですが、フォルクスワーゲングループが欧州を中心にバッテリーの生産能力を確保する動きを見せております。

具体的には、2030年までに関連企業と協力して年間40GWh級のバッテリー工場を6か所建設するというもので、合計すると240GWhの生産能力を実現するというわけ。では、240GWhというのがどのくらいの規模感かというと……。

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フォルクスワーゲンGr、2014年上半期、世界販売500万台に思う

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フォルクスワーゲン・グループ、2014上半期で500万台販売とのニュースあり。
Group brands delivered a total of 1.99 (1.87; +6.9 percent) million vehicles on the overall European market in the first half year. 1.05 (0.97; +8.3 percent) million customers took possession of a new vehicle in Western Europe (excluding Germany). 613,200 (583,900; +5.0 percent) units were delivered in the home market of Germany. The Group handed over 331,300 (313,100; +5.8 percent) vehicles to customers in Central and Eastern Europe, of which 137,200 (149,900; -8.5 percent) units were delivered in Russia.

The Group delivered 424,900 (437,900; -3.0 percent) vehicles in the North America region from January to June, of which 288,000 (303,900; -5.3 percent) units were handed over to customers in the United States. In the South America region, the Volkswagen Group delivered 350,800 (450,500; -22.1 percent) vehicles to customers during the same period, of which 271,700 (332,800; -18.3 percent) units were handed over to customers in Brazil.

The Group continued to record very encouraging figures in the Asia-Pacific region, where 2.00 (1.73; +15.8 percent) million vehicles were delivered to customers, of which 1.81 (1.54; +17.5 percent) million units were handed over in China, the Group’s largest single market.
500万台とタイトルにうたったリリースですが、内容をみれば惜しくも500には届かずの497万台ですが、それでも前年比5.9%というのは脅威の増加率ではあります。

地区別ではアジア太平洋地域が伸びているのに対して、南北アメリカ大陸では失速気味というか、南米では二桁マイナスとなっているのが気になるところ。


それよりも注目はブランド別の伸び率でしょう。

フォルクスワーゲンのパッセンジャーカー(乗用車)は307万台(前年同期比 +3.8%)
プレミアムブランドのアウディは869,400台で前年同期比+11.4%。
高級スポーツカーのポルシェも87,800台で前年同期比+7.6%。

いかにも利益率の高そうなブランドモデルが売れているのでありました。

一方で、シュコダは522,500台で前年同期比+12.5%。
セアトも前年同期比+9.9%となる200,200台を販売しております。

フォルクスワーゲン・グループを上中下のブランドでわけるのは乱暴ではありますが、フォルクスワーゲンを中として、上のアウディとポルシェ、下のシュコダとセアトのそれぞれが伸びているのは、中流がボリュームゾーンであることには変わりなくても、上流・下流の比率が増えているということなのかどうか。

フォルクスワーゲン・グループの実績だけで判断できる話ではありませんが、そんな傾向があるのかどうかをキにして他の数字も見てみようと思うのでありました。


精進します。

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