クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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シトロエン

ご近所回遊マシンであれば低電圧のライトなBEVが最適解と感じた

シトロエンの超小型電動モビリティ「アミ」は合理的な設計がフランス車を実感させます

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先日、ヴァレオの手掛けた小さなBEV(電気自動車)2台に試乗する機会がありました。ヴァレオというのはフランスに本社を置くメガサプライヤーで、いわゆるCASE革命についていえばA(オートノマス=自動運転)に重要なLIDARのようなセンサーで世界一の実績を積み重ねている有力サプライヤー。もちろんE(エレクトリック=電動化)においても様々なソリューションを提供しているのでした。

そんなヴァレオの特徴といえるのが48Vの低電圧・電動ユニットに注力していること。低電圧ゆえの安全対策におけるハードルの低さ、コストを下げられるというメリットを推しているサプライヤーの最右翼であります。





そのあたりのアレコレについては、リンクを貼ったコラムのほうでお読みいただくとして、ここではヴァレオの作った48Vライトシティーカーのディテールをクローズアップしていきたいと思う次第。まずは、その走りっぷりをご確認ください。48Vという低電圧とは思えない鋭い加速を見せてくれたのでした。



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一充電で400km走れる! シトロエンC4の電気自動車に興味津々

シトロエンのCセグメント電気自動車「Ë-C4 ELECTRIC」は50kWhのバッテリーで459km(JC08モード)を走る

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シトロエン・ブランドにおける中心的モデル、Cセグメントのハッチバック「C4」がフルモデルチェンジして、2022年1月22日より日本発売を開始。というわけで、日本仕様のスペック、価格などが明らかとなりました。

ひとめでシトロエンらしいオリジナリティあふれるスタイリングが目に留まりますが、そんな新型C4の日本仕様ラインナップも非常にユニーク。1.2リッターガソリンターボ(3気筒)、1.5リッターディーゼルターボ(4気筒)、そして50kWhのバッテリーを積む電気自動車という3種類のパワーユニットを設定しているのでありました。

そして注目は、電気自動車バージョン「Ë-C4 ELECTRIC」の性能が想像以上に優れていること。最高出力はガソリンターボ、ディーゼルのいずれも上回る100kWで、最大トルクについてはガソリンターボの230Nmを超える260Nm。ディーゼルは300Nmを誇りますが、パフォーマンスとして電気自動車だから劣っているということはなく、むしろ新型C4のトップパフォーマンスグレードといえるのが、Ë-C4 ELECTRICというわけ。環境志向というのではなく、走りを楽しみたいというユーザーも積極的に選んでいきたい電気自動車になっているといえそう。


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シトロエンの小型電気自動車に使われるアイデアものの駆動系

ヴァレオ「48V eAccess」が2021 オートモーティブニュース PACEアワードを受賞

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フランス系の大手サプライヤー「Valeo(ヴァレオ)」の小型電動車両用の駆動系「48V eAccess 」が、2021 オートモーティブニュースPACEアワードを受賞したとの報が届きました。

PACEというのは、 Premier Automotive suppliers’ Contribution to Excellenceの意味で、サプライヤーによる画期的なアイデアを評価するといったところでしょうか。

で、この48V eAccessというのは、低出力の電動ユニット(モーターとデフが一体になったもの)なのですが、上の画像でいうと上にあるのがモーターで、そこからベルトを介してデフにつながるという構造。そして見ての通り、駆動モーターはオルタネーターの形状をしているのでした。そう、マイルドハイブリッドシステム用のISG(インテグレーテッドスタータージェネレータ)を流用した電動ユニットというわけです。

じつは、このユニットについては過去にモーターファンイラストレーテッド誌の取材においてヴァレオの日本法人にて話を聞いたことがあるのですが、その際にもISGを流用するというアイデアに驚かされた記憶ありで、受賞のニュースにも納得であります。

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新生ステランティス・グループ。日本市場で人気のブランドは?

7つのブランドを合計した2021年上半期の販売台数は24,505台。プジョーが7,392台でトップ



CASE、100年に一度の大変革などなど自動車業界が激動の時代にあることを示すキーワードを見かけない日はないという感じの昨今ですが、業界再編も待ったなし。なかでもPSAとFCAという2大グループが合体してステランティスが生まれたのは2021年のビッグニュースのひとつ。

そんなステランティスの日本におけるセールス状況が発表されておりました。2021年上半期(1月~6月)のグループ全体での販売台数は24,505台で、前年比46%増。2020年の上半期はコロナ禍でビジネスがほとんど回っていなかったことを考えると、この増加率は不思議ではありません。

それでもJAIA(日本自動車輸入組合)の統計をみると上半期における海外ブランド全体の販売実績は19.8%増となっていますので、ステランティスは輸入車のなかでも突出して伸びているといえるのも事実でありましょう。


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シトロエンC3に日本専売の特別仕様車「MODERN SALON」が登場

ベースとなったカタログモデルの価格は258万8000円。特別仕様車MODERN SALONは272万5000円

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シトロエンのコンパクトハッチ「C3」に日本独自企画の特別仕様車「C3 MODERN SALON」が登場です。『ミッドセンチュリーモダンのテイスト』に仕上げた”居心地のいいリビング”の延長ととらえたインテリアが特徴。ベースに選ばれたのは上級グレードのSHINEで、具体的には以下の特別装備が与えられているとのこと。

C3 モダンサロンは、前述アドバンストコンフォートシートを備えたSHINEをベースに、フォグランプベゼル、Airbump(エアバンプ)®アクセント、Cピラーステッカー、そしてダッシュボードパネルにミッドセンチュリーモダンのテイストの特別な意匠を施しました。グラフィックのモチーフとなったのは、C3のシグネチャーのひとつであるボディサイドのエアバンプ®です。積層合板の優しげなカーブにも相通じるエアバンプ®の角を落としたやわらかな四角を要素として取り入れ、まるで当時実在したかのようなミッドセンチュリーモダン的なオリジナルのグラフィックを創りました



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シトロエン初のプラグインハイブリッドがC5エアクロスに登場。EV走行距離は65kmを確保

パワートレインの基本は508プラグインハイブリッドと同様のFWD仕様。バッテリー総電力は13.2kWhへ増量されているのがC5エアクロスSUVプラグインハイブリッドの特徴

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電動化を進める自動車業界のトレンドに乗って、シトロエンから初のプラグインハイブリッドが登場。記念すべき初プラグインハイブリッドに選ばれたのはSUVのC5エアクロス、メーカー希望小売価格は550万円となっております。

まず基本となるスペックを記せば、ボディサイズは全長4500mm・全幅1850mm・全高1710mm・ホイールベース2730mmで、車両重量は1860kg。パワートレインは133kW(180PS)の1.6リッター4気筒ターボと81kW(110PS)の交流同期電動機を内蔵した8速ATで構成されたFWD仕様で、システム最高出力は225PS、システム最大トルクは360Nmというのがメーカー公称値。駆動用バッテリーの総電力量は13.2kWhで、EV航続距離は65km(WLTCモード)と発表されております。充電については、普通充電のみ対応とのこと。


フロントタイヤを駆動するパワートレインについては、先日発表されたプジョー508と共通ですが、508プラグインハイブリッドのバッテリー総電力量は11.8kWh(EV航続距離は56km)となっているのが違いでしょうか。こうした差別化の狙いは不明ですが、おそらくメインの仕向け地においてゼロエミッション走行可能距離の求められるスペックに合わせた違いと想像するところであります。



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