クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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シエンタ

ハイブリッドの最上級グレードでもアンダー300万円のシエンタは売れること間違いなし

価格設定でもルックスでも、なりふり構わずカテゴリートップを狙いに来たというのが第一印象

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スモールミニバンとか、Sクラスミニバンとか、いろいろ呼びかたはありますが、ホンダ・フリードに後塵を拝する状況だった同カテゴリーにおいて、トヨタが本気でトップを奪いに来た…それが2022年8月23日に発表された新型シエンタの情報を目にしたときの第一印象でした。



ヤリスやアクアで鍛え上げたパワートレインは、ハイブリッドのFF車で28.8km/L(WLTCモード燃費)という好燃費。全長・全幅はそのままに全高をあげてそのぶん室内高も稼ぐというパッケージへのこだわり。なにより流行のフレンチミニバンを思わせる「シカクマル」コンセプトのエクステリアは抜群の商品力だと思うのでありました。





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アフターコロナに盤石すぎるトヨタの凄さ。2021年1月の登録車販売トップ10中8台を占める

コンパクトカー「ヤリス」は軽自動車キングN-BOXより売れている! 高価格帯のアルファードやハリアーも好調と完璧な布陣

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日本国内ではこれからワクチン接種が始まろうかという段階で、まだまだアフターコロナという印象は程遠く、ウィズコロナ下での”新しい生活様式”を強く意識しないといけない段階ではありますが、国内の自動車市場はだいぶんと平常時に戻ってきたという印象あり。

といっても、日本市場の復活・活況をけん引しているのは登録車に限っていえばトヨタの力によるところが大きいという印象。事実、いま売れている登録車のランキングトップ10をみると、10台中8台がトヨタ車になっているのでした。

2021年1月の登録車・新車販売ランキング(自販連調べ)
1位 トヨタ・ヤリス 1万8516台
2位 トヨタ・ルーミー 1万939台
3位 トヨタ・アルファード 1万11台
4位 トヨタ・ハリアー 9177台
5位 トヨタ・カローラ 7773台
6位 日産ノート 7532台
7位 トヨタ・ライズ 6985台
8位 トヨタ・ヴォクシー 6666台
9位 トヨタ・シエンタ 6055台

10位 ホンダ・フィット 5889台

ちなみに、同年同月における軽自動車ナンバーワンモデル「ホンダN-BOX」の販売台数は1万6369台でありますから、ヤリスは通称名別でいえば国内でもっとも売れているモデルというわけです(ヤリスとヤリスクロス、GRヤリスの合算ではありますが)。




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格差社会の象徴か?2020年にもっと売れたミニバンはトヨタ・アルファード

通年での販売台数は90,748台、フルモデルチェンジ直後でもないのにコロナ禍で前年比132.1%は驚異的!

年が明けて、自販連から2020年の通称名別セールスランキングのデータが発表されましたが、そのベスト10を見ていて驚いたのはLLクラスミニバン「アルファード」の躍進ぶり。



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トップ10内のトヨタ比率の高さ(10台中7台)にも驚きですし、2月に登場したヤリスが11か月で15万台を超えたのにも驚かされますが、やはり最注目は5位のアルファードでありましょう。2018年まではミニバンナンバーワンといえば日産セレナがおなじみでしたし、2019年はトヨタのコンパクトミニバンであるシエンタがミニバントップだったのですが、新型コロナウイルスの流行により経済が影響を受けたこのタイミングでアルファードがトップになったことは本当に驚きであります。




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真夏の珍事? トヨタ・シエンタが8月の新車販売ランキングでトップに!

1位 シエンタ、2位 プリウス、3位 セレナのトップスリーは史上初の組み合わせかも?
スライドドア車でもっとも後席に乗りやすい(後席の床が低い)といえるのがトヨタ・シエンタ。ハイブリッドあり、2列シート仕様ありとバリエーションも豊富で安定して売れているのは知っていましたが、現行モデルがデビューしたのは2015年7月ですから、もう4年が経っているわけです。そろそろ市場から飽きられていてもおかしくないタイミングながら、自販連が発表した2019年8月の乗用車の通称名別新車販売ランキングで堂々の1位を奪取。なにか突然売れるような施策があったとも思えないのですが、とにかく驚きのトップといえるのでは?


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シエンタの8月の販売台数は8,745台で前年度157.9%。ちなみに2位はトヨタ・プリウス(8,176台)、3位は日産セレナ(7,714台)、4位も日産ノート(7,709台)で、5位がトヨタ・アクア(7,484台)というのがトップ5の顔ぶれ。以下のランキングは6位 トヨタ・ルーミー、7位 ホンダ・フリード、8位 トヨタ・ヴォクシー、9位 トヨタ・RAV4 10位 トヨタ・タンクといったところ。トヨタばかりなのはいつも通りの感じですが、それにしてもシエンタ、プリウス、セレナという上位3台の顔ぶれは記憶にないところ。もしかすると初めての並びかもしれません。

いずれにしても、シエンタがトップというのは日本の自動車市場が新車効果よりもニーズを満たすものを購入するというマインドになっていると、しみじみ実感する次第であります。

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トヨタ・シエンタが「ただのハコ」ではないと後席ドアに思う

トヨタからシエンタが登場。初代モデルの途中で、一度はディスコンになった不死鳥のようなロングセラーモデルが、ついにフルモデルチェンジであります。


かなり個性的なルックスは賛否両論でありましょうが、ダウンサイザーをも意識したであろうスライドドア車という立ち位置には、すでに強敵「ホンダ・フリード」がいますから、このくらいのインパクトは必要なのかもしれません。

しかし、個人的に初見では、後席スライドドア後端の処理に、単なるスライドドアの2BOXとは違う個性を目指したのだろうな、と感じた次第。

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リアフェンダーのレールからスライドドア車であることは間違いなのですが、ドア後端の形状は、どこかヒンジドア的な雰囲気もあり。

このドア形状は、遠目にはスライドドアの印象を薄める効果があるのでは?
 
すなわち、オーソドックスなクルマ選びをしてきた高齢ダウンサイザーに馴染みそう、 と感じるわけです。

このサイズのスライドドアで、シエンタという名前で、それなりにカラフルなボディをラインナップすることで、メインターゲットであろうファミリー層へのアピールするでしょうが、ダウンサイザーへの誘いもかなり意識していそうな印象を受けたのです、シエンタのリアドアに。


精進します。














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