クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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まだまだクルマは借りるより買ったほうがいい?

リース、残価ローン、サブスク…クルマの乗り方は増えているけれどリセールバリューを考えると購入一択か?

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 ※画像はイメージです

よく「クルマは買っても資産にならない」という指摘があります。たしかに、特殊なケースを除いて基本的には購入金額に対して確実に目減りしていきます。「だからクルマを買っちゃダメなんだ」と結論づけて、リースやサブスク、はたまた残価設定ローンなどを利用する方法がベターなのかと思いがちですが、そうとは言えないのが現実でもあるのでした。

たとえば、250万円のクルマが3度目の車検(新車から5年弱を乗ったという意味)を目前に控えて100万円で売れたとして残価率は40%。逆の表現をすると車両本体を5年弱150万円、年間30万円程度でリースしていたという考え方もできます。

駐車場や保険、メンテナンスやガソリン代などの維持費は別として、一日900円弱で”好きなときに乗れるクルマ”を持つことができるわけで、こうやって計算するとシェアリングよりもオトクに感じてきませんか? 



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タイヤの空気圧管理もIoT。シェアリング時代に向けた実験開始

横浜ゴム、オリックス自動車とタイヤ空気圧の遠隔監視システムの実証実験を開始

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自動車業界100年に一度の大変革期と当たり前のようにいわれ、CASEだのMaaSだのIoTといったアルファベットが飛び交う昨今ですが、自動車にとって不変といわれる黒くて丸いパーツ、タイヤにもIoTの流れが着々とやってきております。そんなわけで、横浜ゴムがタイヤ空気圧の遠隔監視システムをカーシェアリングに活用してメンテナンスの最適化をしようという試みを始めたと発表アリ。

横浜ゴム(株)はオリックス自動車(株)の協力を得て、新たなタイヤソリューションサービスとして当社が開発したタイヤ空気圧の遠隔監視システム(Tire air Pressure Remote access System=TPRS)の実証実験を8月より開始しました。実証実験はオリックス自動車のカーシェアリング事業であるオリックスカーシェアの車両に「TPRS」を導入し、東京都と神奈川県の首都圏の一部で実施します。

 

「TPRS」はタイヤの空気圧や温度、車両の位置情報をリアルタイムでリモート監視することができるシステムです。タイヤメンテナンスの大幅な省力化に加え、点検のバラツキ防止、異常検知による事故防止、適正な空気圧維持による燃費向上などに貢献し、検知データはリアルタイムでクラウドサーバーに保存します。「TPRS」はより厳しいタイヤ管理が求められる運輸・物流事業者向けに展開してきましたが、CASE、MaaSの発展による乗用車用タイヤの「生産財化」を見据え、このたび乗用車向けの検証を開始しました。
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マイカーを持つべき環境を判断するシンプルな指標とは?

毎週平日に3日以上使うのであればマイカーを持つベネフィットがあると判断できる



経済評論家などなどのクラスタの方が、「マイカーを持つべきか否か」というテーマで話すとき、ほとんど対象が都内住みのサラリーマン家庭であったりして、駐車場代などのコスト計算にしても、また代替手段としての公共交通機関にしても、地方住まいだとリアルさがなく、一般論に落とし込めないと感じるケースが多いものですが、YouTubeで見かけた勝間和代氏の「マイカーの必要性を見極める」手法は非常に納得感があり、普遍性のあるものと感じたので紹介させていただきます。

動画を見ていただければシンプルですぐにわかるのですが、指標とするのは「毎週、平日に3日以上マイカーを利用する人は、クルマを所有するコストに見合うベネフィットがある」というもの。







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自動車業界のプレーヤーが変わるヒントは、スマートウォッチの普及にある

腕時計に例えると、エンジン車は機械式、EVはデジタルくらいの違いであって、スマートウォッチの登場のような変革があって初めてプレーヤーが入れ替わると思う


先日、渋滞にハマりながら思いつきで話したことを、ほぼノーカットでつなげたのがこちらの動画。何を言っているかといえば、自動車業界のプレーヤー(主要メーカー)は電動化によっては変わらないであろうということと、もしプレーヤーが変わるとしたらコネクテッドやMaaSのような使われ方そのものが変わるときであろうということであります。

なぜ、そう考えたのかといえば、テスラの登場によってプレーヤーの勢力図は変わることはなかった(時価総額はさておき生産規模でいえば誤差の範囲)という事実と、クルマとは異なる業界ですがApple Watchをはじめとするスマートウォッチが腕時計業界の構造を変えてしまったことからの結論。

すなわち、自動車業界においてスマートウォッチのように”同じ場所、機能を占有するけれど目的がまったく異なる工業製品”が登場するときがプレーヤーが大きく変わるときであろうと思うわけです。

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