クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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コルベット

2023年型「シボレー コルベット Z06(ズィー・オー・シックス)」を発表

新型LT6 DOHC V8エンジンのスペックは670hp、623Nm

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現行型へのフルモデルチェンジに際して、ミッドシップに生まれ変わったシボレー・コルベット。その最強バージョンといえるZ06がフォトデビューを果たしております。

ミッドシップとなってもスタンダードモデルは、相変わらずOHVのV8エンジンというアメリカンマッスルカーらしいパワーユニットを積んでいるコルベットですが、サーキット走行を前提としたパフォーマンスモデルである「Z06」に搭載されるLT6型エンジンはアルミブロックの5.5リッターV8 DOHC。それでもターボでないのはアメリカンスポーツらしいところかもしれません。



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右ハンドルになった新型コルベットが走行シーンを世界初公開の背景とは?

ミッドシップに生まれ変わった8代目シボレー・コルベット。日本仕様は全車右ハンドルのみ!

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2021年5月29日、GMジャパンが上陸したばかりの日本仕様の新型コルベットを富士スピードウェイにてお披露目するというイベントを開催。クーペとコンバーチブル、あわせて5台の新型コルベットがコースを走行したという発表がありました。

トーチレッド、セブリングオレンジティントコート、シャドーグレーメタリック、アクセラレートイエロー、ラピットブルーという鮮やかなボディカラーの編隊走行はなんとも印象的ですが、注目はそれだけではありません。

なんと、このマシンたちはすべて、コルベット史上初めて誕生したという右ハンドル仕様だというのです。


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ミッドシップになった8代目コルベット、日本価格は1180万円からで内容に対してお買い得

消費税込みメーカー希望小売価格は「シボレー コルベット クーペ 2LT」が1180万円、「シボレー コルベット クーペ 3LT」が1400万円、「シボレー コルベット コンバーチブル」が1550万円

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2020年の東京オートサロンでジャパンプレミアを飾った、シボレー・コルベット。8代目にして、ついにミッドシップスポーツカーに生まれ変わった新コルベットの日本でのメーカー希望小売価格がGMジャパンより発表されております。日本仕様はコルベット史上初の右ハンドルを用意するというのも話題でしたが、なんと右ハンドルしか選べない設定となっているのでした。

そして価格は、冒頭に記した通り。「シボレー コルベット クーペ 2LT」が1180万円、「シボレー コルベット クーペ 3LT」が1400万円、「シボレー コルベット コンバーチブル」が1550万円となっております。

最高出力369kW/6450rpm、最大トルク637Nm/5150rpmという強心臓の6.2リッターV8エンジン搭載モデルと考えると驚くほどリーズナブル。コルベットというアメリカンスポーツカーを欲しいというユーザーだけでなく、とにかくハイパフォーマンスカーが欲しいという人にもおすすめできるのでは?






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コルベットがMRになって、カマロと明確な差別化が進む

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ミッドシップになってもコルベットらしい雰囲気は健在。タルガトップもアメリカンスポーツカーらしい装備
アメリカンスポーツカーの代表格、シボレー・コルベットがフルモデルチェンジを果たし8代目へと進化。まさに刷新といえる内容で、エンジンこそ従来の流れを汲むV型8気筒OHVでありますが、エンジン搭載位置がミッドシップとなり、キャビンが前方に移動するなどシルエットは完全に異なったものとなっております。とはいえ、テールレンズの意匠やフェンダーラインなどでコルベットらしさを表現しているのはさすがといったところでしょうか。コクピットの上部分だけルーフを取り外せるデタッチャブル式となっている(外したルーフはトランクに収まる)ことでタルガトップを気軽に楽しめるのもアメリカンスポーツカーらしい雰囲気であります。また、ストリートスポーツカーとして性能を考えたときにエンジンの搭載位置はさほど影響してこないとしても、コルベットといえば市販車ベースの耐久レース(WECやIMSA)に出ているわけで、このレイアウトへの大変身は戦闘力アップにも寄与するだろうことも容易に想像できるわけです。




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1/4マイル加速、8速ATで11秒切りのコルベットZ06

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V8スーパーチャージドエンジンの最高出力650馬力、最大トルク650ポンド・フィートというスペックからしてアメリカ向けであることをアピールするコルベットZ06 2015モデル。

トランスミッションは7速MT、8速ATという多段ユニットで、さすがに7速MTは操作性を考えるとやり過ぎというか、おそらく変速比幅をワイドにしているのでしょうが、これだけ大トルクなら、7速にせずとも走れそうなもの。

もっとも、環境対応などなど、いろいろ課題があって、その対策としての多段化なのだろうな、と想像するところではあります。

さて、そんなコルベットZ06のゼロヨン(クォーターマイル)加速の公表スペックが明らかになったのでありますが、結果は予想通り。


MTよりATのほうが速かったのでした。いや、ドラッグ系では2ペダル有利というのは、いまに始まったことではないので、驚く話ではないのでしょう。しかし、それにしても、市販車のストック状態でクォーターマイル11秒切りというのは驚きであります。しかも、北米での現地価格では8万ドル以下というから、さらに驚き。相変わらずバリュー・フォー・マネーなマッスルカーであります。

たしかに、こうしたパフォーマンスが社会的にどうなのか、という視点もあるでしょうが、多様性を認めることも必要でしょうし、そうであれば、半端な性能ではなく、このくらいインパクトのある数字を示すことがマッスルカーの伝統を守るブランド・メーカーとして必要かもしれないと感じる、昨今でありました、ハイ。


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史上最強 コルベットのニューV8はダイレクト過給で650馬力


このところ、コルベットのエンジンを見るたびに、V8・OHVの魅力を再発見することしきりなのですが、GMの量産車史上最強という650馬力の新スーパーチャージドV8の透視図を見ても、感想は変わらず。

そのココロは「V8・OHVのヘッドはコンパクトだわー」。


バンク間にスーパーチャージャーを配置、過給したエアはそのまま出口付近におかれた、おそらく水冷のコンパクトなインタークーラーで冷やして、割合ダイレクトにシリンダーへ送り込んでいるという、ロスの少なそうなレイアウトが好印象。そして、これもOHVだから可能になったのだろう、と思うわけ。

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気筒休止システムも採用しているはずのV8エンジン、仮に主流のDOHCであれば、もっとヘッド部分が大きくなってしまい、バンク間のスペースも限られる(さもなくばバンク角を広くしてエンジン幅が拡大する)という感じを受けますし、そこそこのサイズのスーパーチャージャーやインタークーラーを置くこともできなさそう。


OHVの、V型エンジンでもカムを1本にでき、ヘッドを軽くできるのでエンジン重心を下げられるというメリットは前々から感じているところですが、吸気系レイアウトの自由度という意味でも優位性があるのかも、などと思う透視図でありました。

もっとも吸気バルブがひとつでは不利な面もありますが、直噴エンジンにおけるシリンダー内の渦巻を考えると、しっかり過給して、ひとつのビッグバルブから押し込むというのは逆に有利という面もあるのかもしれない、などとも想像してしまい、ワクワクなのです。

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しかし、この時代に650馬力、881Nmというスペックのエンジンをアピールしても違和感ないコルベットというブランドは大したものです、ハイ。

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