クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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コペン

S660はもう買えない? だったらコペンを買おうぞ

コペンは法規対応の商品改良でドアミラーを拡大。オートライト機能も標準装備になった!

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ホンダの軽スポーツカー「S660」が2022年3月での生産終了を発表したのは、もはや知らぬ人はいないというくらい話題となり、あと一年の生産期間を残して発表したにもかかわらず、2022年3月までの生産枠は使い切るほどの受注を集め、実質的な完売状態にあることも、ご存知の通り。

では、ライバル視されることの多いコペンはどうなのかといえば、こちらは2021年4月に法規対応の商品改良を実施しているのでありました。つまり、まだまだ作る気満々といったところでしょうか。

どんな法規に対応したのかといえば、ドアミラー(後写鏡)の視界の範囲オートライト(自動点灯)の義務化という2点となっております。おそらくCGで合成したであろうWEBサイトの画像でも、たしかにドアミラーが大きくなっているような気がいたします。コペンといえば小ぶりなドアミラーがスタイルを引き締めていた面もありますので、どのくらい印象が異なるのか、はやく実車で確認してみたいところ。


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トヨタとダイハツの合計でコペンの月販は484台。S660を引き離す

2020年3月の販売実績は、ダイハツ・コペンが247台、トヨタGRコペンが237台

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毎月発表される自動車の通称名別販売実績を見る際、どうしても売れているクルマに注目しがちですが、軽自動車の発表で毎月のようにチェックしているのはS660とコペンの販売状況。

とはいえ、コペンはGR SPORTをトヨタで売っていることもあって販売チャネル的には比較対象にならないほど有利な状況にあるわけで、このところコペンのほうが売れている状況が続いております。



具体的に、2020年3月の実績でいえばコペンはダイハツとトヨタの合計で484台。一方、S660は285台と、ダブルスコアではありませんが、だいぶ差がついてしまったなあと感じる販売状況になっているのでありました。

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もう一台の、ブリティッシュグリーンの軽2シーター「コペン クーペ」

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ブリティッシュグリーンが似合うコペンのクーペ。コンセプトカーから市販へ
ブリティッシュグリーン・パールのボディカラー推しの特別仕様車が登場したホンダS660の発表に先んじて、東京オートサロン2019での一般公開と、そのタイミングでのWEB商談申し込みのスタートを発表したのがダイハツ・コペン クーペ。こちらも一押しボディカラーはブリティッシュグリーンマイカで、インテリアもベージュとS660の特別仕様車Trad Leather Editionとよく似た方向性なのは、やはり英国テイストの影響でしょうか。コンパクト2シーターといえばイギリス車となってしまうのは、彼の国の伝統と歴史の深さを感じると同時に、まだまだ日本の自動車文化が浅いことを再確認されてしまう残念事象ではあります(汗)

その意味では、2016年の東京オートサロンに出展されたコペン クーペのコンセプトカーがまとっていたボルドーカラーは、コンパクト2シーターに使う色として新しい提案になり得たのでは? と思い出してみたりするのでした。それにしても、あらためて2016年のコンセプトカーの画像をみるとBBS製アルミホイールを含めて、ほぼ市販バージョンに近い仕上がりだったのだなあ、と思う次第。ダックテールの形状は市販車ではおとなしめで、コンセプトカーがまとっていたエアロパーツも備わらないようでありますが…。
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そして、2016年のオートサロンで気になったマフラーテールエンドの形状は、オフィシャルフォトを見る限りはクーペ用に見直されているようで、しっかりと煮詰めてきたことを感じるのでありました。ドアアウターハンドルがメッキであれば尚よかったと思うのも、また正直な感想であります。
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もともとルーフを収める設定のコペンでありますから、ラゲッジスペースは2シーターとしては広大で、オープンボディのコペンでは屋根を開けないという条件であればトランクにゴルフバッグが収まるほどですが、クーペではガラスハッチが開くだけのようでスペースのわりにアクセス性はイマイチとなってしまうよう。もっとも、スタイルを愛でるタイプのクルマでありますから、こうした実用性について云々するのは無粋というものでありましょう。200台限定ということでありますし。それでもクオーターウインドウが新設されているぽいのは視界の確保のためでしょう。安全性を考慮しているのは、さすがメーカー製”カスタムカー”といったところでしょうか。

なんだかんだ言いながら、2019年1月11日にオープンするというWEB応募ページ(https://coupe.copen.jp/)には、アクセスしてしまいそうな気分であります、ハイ。

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精進します。
  




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【東京オートサロン2018】軽自動車のエンジンチューニング

四半世紀の時間差を埋める、東京オートサロンの空気感
2018年の東京オートサロンも無事閉幕したわけですが、その中でも印象的だったのが北ホールで見つけたF6Aエンジンと、西ホールで見つけたS07Aエンジン。前者はモンスタースポーツのカプチーノ(EA11R)向けチューニングを示すディスプレイで、後者はHKSがS660に施したメニューを示したもの。
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基本設計では四半世紀は違うであろうエンジンですが、タービンを変えて、インタークーラーの性能を上げてといった基本は共通しているのでした。もっとも、HKSは水冷インタークーラーを採用して温度管理をしているのが「いまのエンジン制御に対応した」ところを感じさせるのでありました。そして、いずれもオイルクーラーを備えて油温もしっかり管理しているのが2018年の軽自動車チューニングなのだなあと実感してみたり。

ほかにも軽自動車のチューンドかーの展示はありましたがもっとも気になったのはクローバーターボが展示していたR06Aエンジン用のハイフローターボチャージャー。いまどきのターボエンジンではターボチャージャーがヘッドに直付けとなっていて専用品でないと交換できなくなっているので、こうしてサプライヤーがターボチャージャーを出してくるというのは盛り上がりに一役買うのでは?
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軽自動車のターボエンジンがおもしろいのはカタログ値からパワーを倍増させても手に余らないところで、余裕があれば趣味の一台としてコツコツといじっていきたいと思ってみたりするのでありました(汗)
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狙うは筑波2000の1分10秒切り? D-SPORTコペンの本気アタック

シェイクダウンに近いファーストアタックで1分11秒940。パワーアップと軽量化で伸びしろは十分以上?
東京オートサロン2018のダイハツブースに置かれていたD-SPORTコペン。これまで以上にアグレッシブでレーシーなスタイルと思ったら、実際にタイムアタックをしていく中で「コペン最速」を目指すという本気のデモカーであり開発車両という。
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その車両を眺めていると、開発ドライバーを務めているという旧知の人物に出会った。公開されている筑波サーキット・コース2000における裏話も聞けたが、感触としての伸びしろは十分にあるというから期待は高まる。3気筒となったコペンにはパフォーマンスを求める空気は薄かったようにも思えるが、こうしてチューナーがターゲットタイムを設定することでユーザーマインドも変わってくるだろう。

もっとも、同じ軽自動車でいえば、スズキ・アルトワークスのチューンドカーがTC2000において1分9秒台を記録している。車重も異なれば、アルトワークスにはハイフロータービンも存在しているので、コペンで軽自動車最速を目指すのは条件的に厳しいかもしれない。しかし、重心は低いであろうし、車重というウィークポイントをカバーするパワーを得ることができれば1分10秒の壁を破ることができるだろう、とも思える。まずは、コペンの3気筒エンジンがどこまでパワーアップの潜在能力を有しているのか、そこに注目だろう。





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精進します。
  




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趣味の軽自動車、ジムニーの安定感ったら!

前年同期比で110%、趣味系軽自動車のレジェンド「ジムニー」の凄み
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2016年11月の軽自動車(四輪)販売速報を見ていて、ふとジムニー、コペン、S660といった趣味車の状況はどうなのかと気になり、見てみると……。

なんと、ジムニーの圧勝といえる状況。

前年同期比を見ても、次の通り。

ジムニー:111.0%
コペン:61.5%
S660:56.0%

ジムニーの場合は、趣味のクルマという以外に、軽自動車唯一のクロカン四駆という機能性から、業務用途もあるので、横並びに比較できないとは思いますが、それでも流行り廃りと関係ないと思える安定感。冬が近づくと、その存在を思い出すという面もあるのかもしれませんが、前年同期比で1割も伸びているというのはさすがであります、ハイ。



それにしても、この3台ともにそれぞれに魅力的。もし宝くじが当たったら、ガレージに並べておきたいと妄想膨らむのは、庶民感覚が過ぎますでしょうか(汗)

精進します。
  







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