クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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コネクテッド

スズキ・スペーシアギアの特別仕様車「MY STYLE」は200万円以上の価値がある?!

NAエンジンのマイルドハイブリッド仕様でFF 179万3000円、4WD 191万2900円はスーパーハイトワゴン軽自動車としては高価に見えるが…

2021-12-04 (2)

スズキのスーパーハイトワゴン軽自動車「スペーシア」シリーズがマイナーチェンジを実施。マイナーチェンジの内容としては、後述するコネクテッドサービスへの対応がメインとなりますが、それだけにとどまらず商品改良も実施しております。

そんなトピックスのひとつが特別仕様車「MY STYLE」の追加設定。もともとスペーシア・シリーズにはSUVテイストに仕上げた「スペーシアギア」という派生モデルがありましたが、今回のマイナーチェンジにあわせてスペーシアギアの特別仕様車としてMY STYLEが登場しているのでした。

スタイリングの基本はそのままにホワイトルーフと組み合わせた4パターンのボディカラー、ホワイト仕立てのアルミホイールなどで”ゆるキャン”な雰囲気に仕立て上げた特別仕様車といったところでしょうか。ブラウン、アイボリー、ブラック、ブルーの4色はなかなか個性的で、カラーリングで商品力を高めているといえそうです。

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トヨタとKDDIが業務資本提携を強化~実態はトヨタによる増資~

KDDIの株価は8月からだだ下がり。第三者割当増資をする状況に追い込まれていた?

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つながるクルマ、コネクテッドカー時代に欠かせない通信インフラ。もともとトヨタはKDDIの大株主(第2位・12.95%)だったわけですが、さらに増資という発表がありました。その内容は次の通り。



トヨタを引受先としたKDDI株式18,301,600株(総額約522億円)の第三者割当による自己株式処分

トヨタによるKDDIの持株比率は13.74%となる予定です。株式取得日(払込期日)は2021年1月29日を予定しております。

その背景には、スマートシティの実験を始めることからもわかるようにトヨタがクルマだけにとどまらないAIを利用した社会をつなぐインフラ企業を目指しているという部分もあるのでしょうが、それだけではない気もするのでした。



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トヨタがNTTと業務資本提携を発表。これで通信大手3社と”つながった”

トヨタがNTTの普通株式80,775,400株(約2.07%、総額約2,000億円)を取得
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KDDIの大株主であるトヨタがNTTと業務資本提携! 2020年3月24日の発表は、ある意味で衝撃的でした。とはいえ、通信というのは携帯回線による無線だけではなく、有線の電話回線がなくては成り立たないわけで、その点においては日本国内のインフラを支えているのは間違いなくNTTであり、そこと”つながる”ことはトヨタの戦略において欠かせないのありましょう。だからこそ、2000億円規模の資本提携に踏み切ったというわけです。

トヨタが富士裾野に作るスマートシティ「Woven City(ウーブン・シティ)」で目指している世界を予想すると、AIによって人の生活を全面的にサポートするといった世界であり、ビジネスとしてみると自社AIによってユーザーを囲い込むといったモデルが想像できるのですが、そうした世界における強力な通信インフラのパートナーとしてNTTと手を結ぶという選択をしたと理解してよさそう。







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自動車業界のプレーヤーが変わるヒントは、スマートウォッチの普及にある

腕時計に例えると、エンジン車は機械式、EVはデジタルくらいの違いであって、スマートウォッチの登場のような変革があって初めてプレーヤーが入れ替わると思う


先日、渋滞にハマりながら思いつきで話したことを、ほぼノーカットでつなげたのがこちらの動画。何を言っているかといえば、自動車業界のプレーヤー(主要メーカー)は電動化によっては変わらないであろうということと、もしプレーヤーが変わるとしたらコネクテッドやMaaSのような使われ方そのものが変わるときであろうということであります。

なぜ、そう考えたのかといえば、テスラの登場によってプレーヤーの勢力図は変わることはなかった(時価総額はさておき生産規模でいえば誤差の範囲)という事実と、クルマとは異なる業界ですがApple Watchをはじめとするスマートウォッチが腕時計業界の構造を変えてしまったことからの結論。

すなわち、自動車業界においてスマートウォッチのように”同じ場所、機能を占有するけれど目的がまったく異なる工業製品”が登場するときがプレーヤーが大きく変わるときであろうと思うわけです。

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