クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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キャリイ

初心者向けのクルマの条件を逆説的に考えてみると……

運転が難しいクルマの条件に、ことごとく反するクルマの代表格は軽トラだ!

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ずいぶん前になりますが「市街地で運転が難しいクルマの条件5選」といったテーマでコラムを書いたことがあります。あらためて、そのコラムを眺めてみたところ、逆に運転が難しいクルマの条件に反する特徴を持つクルマであれば初心者でも市街地が運転しやすいクルマになるのでは? と思った次第。




まずは、そのコラム記事にお目通しいただきたいのですが、時短のためにサマリーを抜き出してみましょう。
  • 前が見えづらいクルマは狭い場所での取り回しが難しい
  • ボディ側面を絞っていると真っ直ぐ駐車するのが難しい
  • ホイールベースの長いクルマは内輪差が大きくて難しい
  • ハイギアードな最終減速比のMTは坂道発進が難しい
  • スーパースポーツは静かにおとなしく走るのが難しい 



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105万8200円から買える「スーパーキャリイ」が気になる今日この頃

60周年記念車に採用された4速ATが載れば、趣味クルマとして最強の存在になるかも?

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軽商用カテゴリーにおいてダイハツと協業を進めると発表しているスズキが、軽トラック「キャリイ」の商品改良を発表。各グレードにおいて装備の充実など商品改良を実施しながら、特別仕様車「60周年記念車」を新設定したのが注目ポイント。

なにしろ、この60周年記念車には「キャリイ」初となる4AT(4速オートマチックトランスミッション)採用、HIDヘッドランプと強化スプリング(4枚リーフスプリング)を標準装備しているというのですから。走らせてみないとなんともいえませんが、4速化によって変速比幅が4.131に広がっております(標準の3ATの変速比幅は2.727)ので、高速巡行も対応できそう。つまり、キャブコン的な軽キャンピングかーのベースとしてもおいしいのでは? と思うわけです。

そんなホビーユースの軽トラといえば、キャブ自体を大きくした「スーパーキャリイ」は、このところ注目を集めているところ。今回の商品改良ではスーパーキャリイ自体は大きく手を入れられていないようですが、スズキ セーフティ サポートデュアルカメラブレーキサポート、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、5MT車のヒルホールドコントロール)といった先進安全装備は標準となっておりますので、その点でも日常使いにもオススメできる仕様といえますでしょうか。

そんなスーパーキャリイのメーカー希望小売価格は105万8200円~142万4500円。軽商用ということは保険などのラインニングコストも抑えられますので、趣味車としてアリ中のアリといった印象。

ただし……。

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「C」で始まる名前の軽自動車といえば?

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「C」で始まる名前の軽自動車、いまのタイミングでいえばダイハツ・キャストが売れまくりなわけですが、あえてキャストを外したアンケートをTwitterで実施してみた結果は?


コペンも、カプチーノも思い出深いクルマですが、じつは660旧規格最後のキャロル(最後のマツダオリジナルボディのモデル)には仕事の関係でしばらく乗っていたことがあるので、名前としての思い入れはけっこうあるのです。さすがに360時代のオリジナル「キャロル」には乗ったことはありませんけれど(汗)
 
ともかく、ご投票いただき、ありがとうございました。

またまた勉強になりました。

精進します。
 







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キャリイのHID仕様は軽キャン・キャブコン用?




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軽トラ・ユーザーが明るいヘッドライトを求めているのか? という疑問もありましょう。真っ暗な畦道では役立ちそうですが、そもそも農作業は陽の出ている時間に行なうものと考えれば、本当に真っ暗な畦道を走る機会など、それほどないかもしれません。


というのが第一印象。だいぶブームも落ち着いてきているようですが、むしろ軽キャン(軽自動車ベースのキャンピングカー)は、ひとつのカテゴリとして存在しているわけで、キャブコンのベースとしてキャリイとハイゼットを迷うというシーンを考えると、このHIDという装備は軽キャン・ユーザーのニーズを捉えた対応ということ、と思う次第でありました、ハイ。

ピンクラ? モモクラ? どっちが正解?

個人的には『ピンクラ』と呼んできた、プロモーション向けのピンクのクラウンの正式名称が決定。特別仕様車の名前は『リボーンピンク』、そして専用ボディカラーの名前は『モモタロウ(3T4)』なのだそうで。

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そうなると、「ピンクラ」ではなく「モモクラ」と呼ぶべきかもしれません。

が、桃といえば、スズキがフルモデルチェンジしたキャリイが展開する『軽トラ野郎』のイメージキャラである菅原文太さん(≒星桃次郎)≒桃さんが浮かんでしまうのも自然な流れでありまして。そして、モモクラと呼ぶと、ももクロと混乱しそうでもありますし。

ちょっとした「桃」バトルが自分の心の中で起きております(汗) 

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ところで、ハイブリッド・アスリートGがベースの「リボーンピンク」、そのお値段は600万円で、ベース車の57万円高となっておりますが、レザーシートやホワイトのスペシャルなインパネ、そして適度にピンクのさし色が効いているインテリアを見ると、そのプラス分は適切だなあ、という印象。もちろん好き嫌いはあるでしょうが、お代なりの手は入っているといえそう。

さすがにスマートキー内蔵ウォッチは出ませんでしたが、スマートキーにもピンクのさし色が入っているほどのこだわりですから。

しかし、画像で見る限りは、予想よりもかなり上品なホワイトにピンクが効いたインテリア。これは、意外に内装買いするユーザーもいるかも? そんな印象ありのピンクラであります。

しかし、シャア専用オーリスだの、赤いハイブリッド SAIだの、トヨタはマゼンタ系ついている感じであります。

いやいや、マゼンダ系などと使ってみたものの、M100 + Y100 の金赤くらいしか指定できない、元・編集者なのでありますけれども(汗々)
 

新型キャリイをきっかけに税金とか軽キャンのことなどを思う

スズキの軽トラ「キャリイ」が14年ぶりのフルモデルチェンジ。つまり1999年に、軽トラが現行規格になって以来のモデルチェンジというわけ。

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セミキャブスタイルで始まった先代モデルも、途中でキャブオーバーのモデルを追加したりしていたので、 キャブオーバーになるのは既定路線という印象で、それほど驚きではなく、自然な流れと思う次第。

思えば、1999年の段階では、セミキャブスタイルを選んだのがスズキ・三菱・ホンダで、スバルはキャブオーバー。そしてダイハツは軽トラのみキャブオーバーというコストのかかる選択をしたものだと感じていましたが、結果的にはホンダもスズキもキャブオーバーになり、スバルと三菱は撤退。ダイハツの判断が市場にマッチした正解だったようであります。


それはさておき、新型キャリイで、これは良いなと思ったのはインパネの仕様。2DINオーディオ対応になっているのであります。軽トラ本来の使い道からするとナビやオーディオは不要といえるので、これは過剰装備といえそうですが、昨今の軽キャンブームを考えると、すごくポジティブな印象あり。

というのも、最近の軽自動車税見直しのトレンドから、軽キャンに追い風が吹くのでは? と予想している部分もあるので。自分の考えとしては、仮に自分自身には無関係な税金であっても増税を認めてしまうと、徐々に上がっていく方向になるので、とにかく徹底して抵抗していかないと、最終的にはユーザーであり、国民の納税額が増えるだけと思うのですが、一部には増税と減税のトレードオフを、まるで交渉だと思っているようで心配。そんなにうまく話はいかないと思うのです。


しかも、軽自動車税が登録車よりも割安に見えるのは乗用車限定の話。キャリイのような軽トラでいうと、登録車のほうが税金は割安。


もっとも、軽自動車の場合はトラックも貨客兼用車も同じ4000円で、貨客兼用車に限っていえば割安感アリ。いらぬ刺激をしないほうが得策と思っているのかもしれません。


そんなわけで、軽自動車税を増やしても、ユーザーは軽バンに流れる可能性大で、思ったような税収増もなければ、軽自動車の内容が変わるということのないのでは? というのが個人的な予想だったりするわけです。ちなみにキャンピングカー(8ナンバー)も商用とおなじ軽自動車税なので、軽キャンのお得感が増すはず。それが前述した軽キャン業界への追い風になるという予想。


しかし、あまりメディアでは以下のような論調は見かけませんが、結局そういうことですよね?


ユーザーとしては、軽乗用車でなければならないということではないでしょうから、結局は税金や保険といった維持費で有利なジャンルに流れるだけでは?

そうなると大穴は……
さすがに、そんなことないか(汗)

 
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