
2015年9月に誕生したばかりのダイハツの付加価値系の軽自動車「キャスト」が、はやくもマイナーチェンジと特別仕様車を設定(リンク先はpdf)、とか。マイナーチェンジといっても、機能面では4WDの最低地上高を5mmほどアップして2WDと同等にしたくらいで、内外装のカラー設定を拡充するなど、セールスに活を入れる的な意味合いを強く感じる内容。
2016年1~5月の累計販売は3.5万台弱なので、メインストリームを狙っているわけではないであろう「キャスト」の商品性からすると、まずまず売れているようにも思えますが、商品企画的には満足いかない数字だからこそのテコ入れなのでありましょうか。もっとも、キャストの場合は、スタイル/アクティバ/スポーツという3本立てのモデルでありますので、この数字では満足いかないのではありましょう。
とはいえ、カラーリングの選択肢を広げることよりも、クロスオーバースタイルの「アクティバ」から、表向きはキャストの名前を外して独立した車種のように展開することが、このモデルのコンセプトをすっきりと見せ、全体としてのシェア拡大につながるような気がするのです。
具体的には、標準モデルといえる「キャストスタイル」を単なる「キャスト」として、クロスオーバーを「(キャスト)アクティバ」、スポーツモデルを「(キャスト)アバンツァート」といった具合にすることで、キャラクターが明確になるのでは? と思うわけです。たとえば、スバルがインプレッサとXVを別のモデルとして展開しているように。
精進します。




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