クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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カーナビ

新型レヴォーグ、チューニング&カスタマイズ前提ならGT系グレード一択!?

ZFの可変ダンパーを持つSTI Sportはツルシの状態でワンダフルな仕上がり。自分なりの足をセットアップしたいならGT系を選ぶが吉か?

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昨日のエントリにて、新型レヴォーグのプロトタイプに試乗した印象からいえば、従来的なレヴォーグ(SUBARUのツーリングワゴン)価値を重視するユーザーで、なおかつ「アイサイトX」などの先進運転支援システムを活用するのに安心なノーマル状態で乗っていたいのならばSTI Sport一択という結論になるであろうと書いたのですが、ではGT系グレードはおすすめじゃないのかといえば、さにあらず。



先進運転支援システムとの相性を考えるとチューニングやカスタマイズが難しいであろうと思うと、STI Sportがおすすめなのですが、そのあたりのリスクを覚悟できて、むしろ走り味を自分流に作り込みたいという方には、ある意味で余計なものがついていないGT系のほうがおすすめ。STI Sportの走りはダンパーやAWD制御など現時点でのパッケージングにおいて最良となっていますが、チューニングによってバランスを崩したときに、その走りの良さが維持されるとは限りませんし、むしろ悪さをする可能性も否定できませんから。
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トヨタ・クラウンの純正ナビがスマホ連携対応の意味するところとは?

65周年特別仕様車の発表と同時に、T-Connect SDナビゲーションシステムにApple CarPlay®/Android Auto™とのスマートフォン連携機能を追加

 

トヨタが、クラウンの特別仕様車発表に合わせて商品改良を実施。機能面での注目ポイントはコネクティッド・サービスの入口といえるT-Connect ナビのスマホ連携を可能としたところでしょうか。

コネクティッドなのだから、スマホ連携せずとも「つながる」ことができるわけですが、それでもスマホ連携が必要になった背景というのは興味深いところ。

真逆の視点でいえば、これだけスマートフォンが普及している中で、スタンドアロンで使えるGPSナビの需要について「スマートフォンを使いこなせない世代からのニーズが強い」という話もあったりするのですが、ついにクラウンのユーザー層からもスマホ連携を求める声が大きくなりつつあるのだとすれば、クラウンのスマホ連携対応というのは車載ナビ終了のお知らせなのかもしれません。

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軽自動車最大級サイズのナビスペースを確保したのは新型タントの特徴

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インパネ中央のオーディオスペースは小さめの2DINサイズに見えるが……
コチラの画像は新型タントのインパネ。エアコンがマニュアル式なあたりからベーシックグレードのそれと想像できるでしょうが、それでも左右エアコン吹き出し口あたりの加飾や助手席前トレイやドアトリムのキルティング風の意匠には、単なる道具ではなく生活を彩るパートナー的な意思が感じられるのでは?

それにしても、この手のダッシュボード上に配置した薄型デジタルメーターというのも一大勢力となってきた印象。まあ、主にホンダのスライドドア車に多いというだけかもしれませんけれど。

さて、新型タントのインパネ中央には、明らかに「ナビを入れてほしい」と主張する2DINスペースが空けてあるわけですが、じつはディーラーオプションとして用意されている純正ナビゲーションはこのスペースをはみ出す9インチの大型画面タイプ。日産デイズのディーラーオプションナビが軽自動車として初めて9インチの大画面ナビを実現したわけですが、早くもフォロワー登場といったところ。

もちろん日産を見てから動き出したのでは間に合うはずもありませんから、ダイハツとしては軽自動車初を狙っていたのは間違いないはずで悔しい思いもありそう。一般論として、ディーラーオプションの後付けナビはラインオプション(メーカーオプション)より開発の時期を後ろにできるというメリットはあるのですが、さすがに数か月という期間では開発できるはずありませんので。さらにいえば、これほどの大型画面のユニットを収めることになると奥行などなど基本骨格の部分で考慮する必要があるでしょうし。

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カーナビは安全運転に寄与した?

スマートフォンの普及と、スマートフォンのナビ機能(アプリ)の進化、そしてスマートフォン画面のミラーリングなどなど、カーナビの未来は暗いといった風潮を感じる昨今。

ミラーリングと音声活用により、SNSを車内で安全に使えるようになる、といった話も珍しくありません。実際、そうした機能を自分の愛車で使ってみたこともあります。

その上で思うのは、カーナビというのは安全に寄与したけれど、そこから先の車内・車載エンタメというのは基本的には安全にマイナスで、現在の進化の仕方は、いかに安全性に対するマイナスを減らすかをテーマに進化しているのでは? ということ。

たしかに、カーナビにしても画面を注視するのは道路交通法で禁止されていおります。

ただし、カーナビ登場・普及以前は、知らない土地では地図が頼りで、それに気を取られて、安全確認など運転が疎かになっていたケースも少なくないのでは、と思うのです。

昔は助手席に置いた地図をチラチラ見ながら運転しているケースも少なくなかった記憶あり。視線移動でいえば、よほどカーナビのほうが少ないですし、曲がり角などに突然気付いて、唐突な動きをしてしまうなどのミスも少なくなっているはず(個別のケースではなく全体の傾向に関する推論)。

そういう意味では、スマートフォンを車内で活用するといっても、単なる便利さ、おもしろさだけでなく、従来よりも安全性を向上させる可能性を予感させる機能の登場に期待したいところ。

正直、オーディオの音声入力も20年以上前から存在しているはずですから、操作性が上がったとしても、それほどインパクトはないのでありまして。たとえば、音声認識技術を使っているのであれば「危ない!」といった状況に対するドライバーの声を認識して、ブレーキの与圧を上げたり、出力を絞ったりを車体側が”プレ”として準備しておくような機能も期待したいのですが、そうなると最終的には音声で運転できるようになるかも? スマートフォンがCANに入り込むのはハッキングの危険性も増すので、もし音声認識を安全に活用するなら、車載機能のほうがよさそうですが……。そんな自動車の未来を夢見たりする今日このごろなのでありました(汗)

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アウディS3がスマートフォンになる?

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Audi is the first carmaker to bring the fast LTE data transfer standard to the car with full integration. It can be ordered as an option in the Audi S3 Sportback from July, and in all other model variants of the premium compact from early November. LTE technology is very important for Audi connect, the networking of the car with the driver, the Internet and the environment.
アウディがS3スポーツバックを皮切りに、カー2Xコミュニケーションのために、車両にLTEを載せていくそうでありまして。といっても、純正のMMIナビにSIMを挿せるようにするという話のようで、通信カーナビの情報密度を濃くするという話に過ぎず、革新的な進化というわけではなさそうです。
The MMI navigation plus uses LTE to deliver the tailored services of Audi connect to the driver – from navigation with Google Earth and Google Street View to Audi music stream web radio and online traffic information. The community services Facebook and Twitter have also been made vehicle-friendly with a text-to-speech function and a text function with prepared text modules. In addition, there are over a dozen Audi connect services, including a text-to-speech function for e-mail and a dictation function for text messages (SMS).
しかし、スマートフォンの画面を必要に応じてカーナビの画面に映し出して、そのまま操作すれば済むであろうサービスを、あえてカーナビの機能にしなくてもいいような気がしてならないわけですが、どうなのでしょうか。

個人的には、純正カーナビは自動運転的なドライバーサポート技術に地図データ・渋滞情報をリンクさせるものとして進化していく方向だと思っているので、スマートフォンの延長になるというのは、ちょっと違う気もするのですが……。

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個人的には、iPhone4Sに専用アプリを入れて、クラリオンのカーナビとつないでSNS(Twitter や Facebook)を使ってみましたが、安全性を考えると運転しながらのSNSというのは実際には使わないほうがよさそうという印象でしたが、いかに?


参考リンク
LTEについて(ドコモ公式サイト)
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/technology/rd/tech/lte/


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