クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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カーオブザイヤー

日本ではイマイチなホンダ・フィット、イギリスでスモールカーオブザイヤー獲得

2021年の国内販売台数は5万8780台でヴェゼルに肉薄されているフィットだが……

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日本市場ではコンパクトカー・カテゴリーにおいてトヨタ・ヤリス、日産ノートに置いていかれている印象もあるホンダ・フィットですが、JAZZの名前で売られているイギリスでは高い評価を受けている模様。

かの国でバイヤーズガイドとして名高い「What Car?」誌のカーオブザイヤー企画で、スモールカー部門のイヤーカーに選ばれたという発表がありました。


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ホンダ・シビックがカーオブザイヤー受賞 ※ただし北米での話

シビックとしては3度目の北米カーオブザイヤー。カナダでは24年連続でベストセラーモデルなのだとか!

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日本では地味な存在かもしれませんが、グローバルにはホンダの柱となるモデル「シビック」が北米で高評価を受けたとの朗報が届きました。2016年に受賞した前モデルにつづき、2022北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのだそうです。



北米向けにはセダンとハッチバックを用意するシビックは、電動化とは無関係な1.5リッターVTECターボと6速MTを設定することで、初めてマイカーを買おうという若い層に非常に人気が高いのだとか。今回のイヤーカーも、そうした若年層人気が評価された部分があるのかもしれません。




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名実とも欧州のトップコンパクト、トヨタ・ヤリスが2021欧州COTY受賞

初代ヤリス(2000年)、プリウス(2005年)につづきトヨタとして3度目の欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。単月での販売トップと合わせて現地法人は大喜び!

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2021年の欧州COTY(カー・オブ・ザ・イヤー)に選ばれたのはトヨタ・ヤリスでした。

先日、欧州での新車販売における電動化比率は25%になっているというエントリをあげたように、ZEV化に突き進むように見える欧州自動車市場ですが、COTYについてはZEVではないヤリスが受賞したというのは意外いうべきなのか、手の届くなかでもっともCO2削減につながるソリューションとしてのBセグメントのフルハイブリッドカーが評価されたと捉えるべきなのか。

いずれにしても、このタイミングで日本車(ヤリスはフランス生産ですが)が欧州COTYに選ばれたというのは明るい話題といえるのでは? もっとも欧州COTYの審査コメントを眺めているとヤリスを評価した理由にGRヤリスの存在を匂わせたりしていますから、どこの国でもモータージャーナリストというのは建前的には環境に配慮しながらも、実際のところは速いクルマが好きなのかもしれません(汗)



そしてトヨタヨーロッパの発表において、”The 2021 European Car of the Year award comes just a few days after the new Yaris was named as the best-selling car in Europe for the first time”、意訳するとヤリスが欧州でもっとも売れたクルマになったという報告のあった数日後にCOTY受賞というビッグニュースが飛び込んできた、とあるようにヤリスはメディアうけがいいだけではなく、実際に売れているというのですから、その評価は本物といえそう。

欧州販売ナンバーワンのソースはこちら。



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Honda e、ドイツのカーオブザイヤーを日本車として初受賞したワケは?

電気自動車と競い合ってドイツ・カーオブザイヤー受賞。ホンダの電気自動車だけが持つ価値はデザインにあり

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以下に示すリンク先は、Hondaヨーロッパから発信されたニュースリリースで、タイトルからもわかるように、ドイツのカーオブザイヤー2021をHonda eが日本車として初めて受賞したという内容。ついに、ドイツのカーオブザイヤーを日本車が受賞する時代になったか、と感慨深いところもありますが、ドイツ・カーオブザイヤー2021においてイヤーカーを競い合ったクルマを知り、Honda eが受賞した理由を考えると、そこにはホンダ(日本車)の評価が大きく変わりつるあることも感じるのでありました。



なんでもドイツ・カーオブザイヤーは5つのカテゴリーごとに受賞モデルを決め、その5台でイヤーカーを競うというスタイルなのだそうですが、今回Honda eと競い合ったのは、フォルクスワーゲン・ゴルフ、フォルクスワーゲン・ID.3、ポールスター2、BMWアルピナB3という面々。ID.3とポールスター2は電動車両なので、Honda eが電気自動車だから評価されたというわけではなく、むしろ欧州の電気自動車と比較した上で、イヤーカーにふさわしいと認められたという風に捉えるのが自然。

日本車というとテクノロジーファーストなブランドイメージも印象もありますが、Honda eについては航続距離を稼いでいるわけでもなくパフォーマンス系BEVでもなく(スポーティグレードを設定はしていますが)、テクノロジー以外の部分で評価されたと考えるのが妥当でありましょう。たしかに、カメラミラーシステムを標準装備したのは日本車のハイテクイメージかもしれませんが……。
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