クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

カレラ

ポルシェの電気自動車にエントリーグレード登場、航続距離431kmで1171万円はお買い得過ぎた

911カレラのエントリーグレードが1398万円であることを思うと、タイカンの1170万円はさらにリーズナブルに見えてくる!

taycan_front

ポルシェの電気自動車(BEV)として登場した「タイカン」ファミリーは前後アクスルにモーターを配置した4WDが基本でしたが、ついにRWD(後輪駆動)のエントリーグレードが登場。オプションでのパワーアップも可能ですが、基本となるスペックは次の通り。

バッテリー総電力量:79.2kWh
公称出力:240kW
最高出力:300kW(オーバーブースト時)
一充電航続距離:431km
メーカー希望小売価格:1170万円

いやはや、さすがポルシェのBEVといったところで、なかなか庶民は届かない価格でありますが、BEVとしてのスペックは価格に見合たものといえそう。というより、同じポルシェの911カレラと比べてもお買い得と感じるのでありました。

 続きを読む

ポルシェ新世代エンジンもショートストローク・ビッグボア

P15_0974_a4_rgb

ポルシェの新型718ボクスターが搭載する4気筒エンジンは2.0リッターと2.5リッターの2本立て。いずれもシングルターボで、後者にはVTG(可変ノズルタービン)を採用しているというのが特徴ですが、その排気量の違いはボアによるもので、圧縮比(9.8)、レブリミット(7500rpm)は共通。

そして、画像から小さい(狭い)エンジンという第一印象でしたが、やはりショートストロークでありました。

1988cc仕様 ボア 91.0mm ストローク 76.4mm
2497cc仕様 ボア 102.0mm ストローク 76.4mm


思わずスバルEJ系エンジンを思い出してしまうようなショートストロークぶり。水平対向4気筒ターボに歴史を持つスバルがスクエアなプロフィールのエンジン(FA20DIT)にしていますが、ポルシェは伝統のショートストロークを守っております。とはいえ、2.5リッターの100mmを超えるボアは、現代のトレンドから外れているようにも思うわけですが、そこは直噴のあれこれで工夫しているのであろうと想像できるところでもありましょう。

そして、このボア・ストロークは、新たに911カレラに搭載されたツインターボと同一という、典型的モジュール設計であるよう。

P15_0975_a4_rgb



911カレラのスペックは272kW、450Nmでありますので、220kW、380Nmという718ボクスターのそれと比べると、控えめな印象。出力系スペックでいえば、カレラSから2気筒を引いたバージョンが718ボクスターといったところでしょうか。

モジュール設計といえば、911ターボが搭載する3800ccエンジンのボア・ストロークは102.0mm・77.5mm。このピストンと718ボクスターSのそれに共通点があるのかどうか、気になるところ。そして、次期911ターボのボアが76.4mmにライトサイジングすることがあるのかどうかも、気になるのでありました(汗)

  

精進します。








人気ブログランキングへ

ついにポルシェ911もダウンサイジングターボ…

日本仕様の価格が1244~1813万円と発表されたポルシェのニュー911カレラ。なんといっても注目点はエンジンで、3.0リッターの水平対向6気筒ツインターボを搭載しているのであります。

P15_0676

ポルシェだけあって、ダウンサイジングターボといった表現はしていないようですが、この排気量にして最大トルクが450~500Nmというスペックは、ハイパフォーマンスというよりはダウンサイジングといった印象を受けるのでありました。

ちなみに450Nmというと、日本仕様のメルセデスAMG A45の2.0リッター4気筒エンジンと同数値でありまして、3.0リッター6気筒としては余裕を残したスペックというか、もろもろのバランスを考慮したユニットといって差し支えないでしょう

そして画像で見る限りの印象では、ターボチャージャーは小さめで、ツインターボというのがNAエンジンからの乗り換えでも不満のない低速トルクを出すための選択であろうと、しみじみ思うのでありました。



それにしても、「3.0リッター水平対向6気筒ツインターボ」という言葉が持つ力といいますか、そのプロフィールと透視イラストに魅力は感じるものの、あまりにもリアリティの感じられないメーカー希望小売価格であります、ハイ(出汁)

精進します。
















人気ブログランキングへ 
記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ