クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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カプチーノ

【東京オートサロン2018】軽自動車のエンジンチューニング

四半世紀の時間差を埋める、東京オートサロンの空気感
2018年の東京オートサロンも無事閉幕したわけですが、その中でも印象的だったのが北ホールで見つけたF6Aエンジンと、西ホールで見つけたS07Aエンジン。前者はモンスタースポーツのカプチーノ(EA11R)向けチューニングを示すディスプレイで、後者はHKSがS660に施したメニューを示したもの。
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基本設計では四半世紀は違うであろうエンジンですが、タービンを変えて、インタークーラーの性能を上げてといった基本は共通しているのでした。もっとも、HKSは水冷インタークーラーを採用して温度管理をしているのが「いまのエンジン制御に対応した」ところを感じさせるのでありました。そして、いずれもオイルクーラーを備えて油温もしっかり管理しているのが2018年の軽自動車チューニングなのだなあと実感してみたり。

ほかにも軽自動車のチューンドかーの展示はありましたがもっとも気になったのはクローバーターボが展示していたR06Aエンジン用のハイフローターボチャージャー。いまどきのターボエンジンではターボチャージャーがヘッドに直付けとなっていて専用品でないと交換できなくなっているので、こうしてサプライヤーがターボチャージャーを出してくるというのは盛り上がりに一役買うのでは?
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軽自動車のターボエンジンがおもしろいのはカタログ値からパワーを倍増させても手に余らないところで、余裕があれば趣味の一台としてコツコツといじっていきたいと思ってみたりするのでありました(汗)
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精進します。
  




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「C」で始まる名前の軽自動車といえば?

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「C」で始まる名前の軽自動車、いまのタイミングでいえばダイハツ・キャストが売れまくりなわけですが、あえてキャストを外したアンケートをTwitterで実施してみた結果は?


コペンも、カプチーノも思い出深いクルマですが、じつは660旧規格最後のキャロル(最後のマツダオリジナルボディのモデル)には仕事の関係でしばらく乗っていたことがあるので、名前としての思い入れはけっこうあるのです。さすがに360時代のオリジナル「キャロル」には乗ったことはありませんけれど(汗)
 
ともかく、ご投票いただき、ありがとうございました。

またまた勉強になりました。

精進します。
 







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Honda S660 、どちらかと言うとビートよりカプチーノ寄り

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都内・高速道路・市街地…S660を30kmほど乗ってみての感想を。

たしかに、エンジン音は後ろから聞こえてきますし、例のリアウインドウを開けると熱気も入ってくるので、ミッドシップであることは間違いなく体感できるのですが、20年前のミッドシップにありがちだった不安な感じはほとんどなく。

たしかにフロントの軽さはありますが、その一方でリア駆動ならではのリアの落ち着いた乗り心地。ミッドシップ軽自動車(乗用車限定)でいえば、ビートよりもAZ-1よりも、三菱アイに近いシャシーの印象でありました。

エンジンについては、タービンの性格が影響大でありまして。キャラクター的には日立タービンのスズキK6Aに似ている感じあり。

トータルでは、カプチーノ後期(EA21R)の乗り味を思い出すものだったのは、意外な発見だったのでした。

そして、巷の評判通り、たしかに目立った欠点はなし。いまのところ、唯一気になっているのはエンジンヘッド周りから聞こえるメカニカルノイズの音作りくらいでしょうか。

そういえば、S660のデビューに合わせて発行された2冊の本に寄稿させていただきましたが、かなり売れている(増刷したとのウワサも)そうで、それだけ注目度が高いクルマに相応しい仕上がりであることをあらためて納得。

ただ、歩道をあるく小学生の視線は期待していたほどは集められなかったようではありましたが…(汗)




精進します。








東京オートサロン2014、個人的まとめ

東京オートサロン2014、閉幕しました。最終日はカスタムカーコンテストの発表でステージに張り付いて撮影するなどしておりましたが、今回もオシゴトで会期中ずっと幕張メッセにつめていて、様々なクルマやステージを見ることができたのでした。
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もはや、これを見なければ新年が始まらない(というのは大げさですが)、日本太鼓TAKERUさんと墨アート垂井ひろしさんによるパフォーマンスでオシゴトのテンションもアップ。今回も充実した3日間を過ごすことができたのは、感謝感謝であります。



というわけで、今年の東京オートサロンにて気になったモノ、ワザ、ディテール、キカクなどなどを備忘録的に並べておこうと思う次第。

リラックマの口を赤く紅をさしてあげるとタイプR(リラックマ)ぽくなるかも?





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GT-R NISMOはGT500ばりの空力フェンダーも気になるところというか、懐かしい感じありというか。

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ホンダ・ヴェゼルの色はフィットや軽自動車で見てみたい感じでもあります。

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恥ずかしながら車輌名を失念してしまったのですが、龍を思わせるバンパー開口部と赤いヘッドライトのコンビネーションはなにか参考になる感じ。ちなみにベースモデルはFD3Sでありました。

企画としてはスバルの「レヴォーグカスタムバトル」に、なるほど! と感心させられたのでありました。
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発売前のモデル(レヴォーグ)を自社系や関係の深いチューナーに貸出してカスタム仕様をオートサロンに並べるというのは、ある種Win-Winの関係として珍しくありませんが、純正アクセサリー、ワークスチューナーと同格としてユーザーの人気投票をしてしまうという大胆なキカクが通ってしまうあたりに、いまのスバル国内販売のイキオイを感じる次第なのであります。ちなみに、参加したのはコラゾン、シムス、プローバ、STI、純正アクセサリー部門。人気投票の結果ナンバーワンになったのはプローバでありました。プローバはフェンダーエクステンション(片側8mm)をつけているし、コラゾンはフルバンパーを用意するし、とカスタム内容もメーカーのブースに並べるには大胆と思ってしまうのは、もはや時代についていけていないのでしょうか(汗)


またカプチーノをベースにカーボンボディをのせたコンプリートカーを御殿場のブーメランが企画しているというのも興味深いところ。全幅が1400mm以上で、当時の軽自動車規格を超えてしまうので白ナンバーになってしまうそうですが、このプロジェクトの未来はいかに?
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結果的にオートサロンでの印象をまとめたツイートがこちら。

レヴォーグのカスタムバトルじゃありませんが、カスタマイズというのは正解がありません。ある人にとっては最高のドレスアップが、別の人からすると究極にダサいなんてこともあるわけです。

ビギナーは定番的なスタイルに憧れるかもしれませんが、ベテランになると定番をハズした上でキメていきたいなどとも思ってしまうのでしょう。

自分自身、マフラーやサスペンションは散々交換してきましたし、バンパーなどのエアロパーツもつけたり外したりといった時代がありました。

ここ数年、かなりノーマル派といえるカーライフを送っているのでありますが、ノーマルであることにこだわっているのではなく、じつは常にカスタマイズへの意識は持っていたりするのです。ノーマルを超える何かを実現できるのでなければ手を加えたくないという感情もありますが、それと同時に行き過ぎたハズしワザ としての「ノーマル主義」なのかもしれません。どんなことを、オートサロンの会場をウロウロしているときに気付かされたのでありました。
 
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