クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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オープン

全12色を用意するレクサスLCコンバーチブル、赤ボディにタン内装が刺さる!

パワートレインは5.0リッターV8エンジン+10速AT。優雅な雰囲気の4座オープン
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ロサンゼルスオートショーにて、レクサスLC500コンバーチブルの市販バージョンが世界初公開。ショーではブルーの個体を展示しているようですが、LCコンバーチブルでは『エクステリアカラーとソフトトップの色、華やかな内装色など、豊富なバリエーションから、お客様のライフスタイルに応じた組み合わせをお選びいただくことができます』ということで、発表されているオフィシャルフォトから推察するに、全12色のボディカラーをラインナップしている模様。ブルーやシルバーでは風合いの異なるカラーを揃えるなど、かなりこだわりを感じる色設定ですが、その中でも気になるのはキャンディレッドと思わしきボディカラー。それにタン内装、ブラウンのソフトトップという組み合わせは、スポーティでありながら優雅な気持ちにさせてくれそう。レクサスのフラッグシップ感を高めるのであればイエローメタリックとブラック内装のコンビネーションも惹かれますが……。

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4年半の累計800台未満、ディスコンやむなしZ34ロードスター


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リリースによれば年間販売台数ではなく、2009年10月から2014年4月までの累計で販売798台ということで、よく我慢したなあ、という印象。
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もうひとつ、このニュースで気にすべきは2014年9月末でオーダーストップという点。実際にはもっと早めにオーダーストップするのでしょう。ともかく、おそらく10月あたりに何らかの装備義務化などがあって、それに対応するコストをかける意味がないと判断したと予想されるわけです。

たしか、そのタイミングで継続生産車におけるブレーキアシストと横滑り防止装置の義務化があるはずですが、さすがにフェアレディZは標準装備しているでしょうから、それを理由にディスコンにすることはないと思うのですが……。


 

屋根開きでもボディ剛性に変化なさそうな4Cスパイダー雑感

アルファロメオ4C、本当にカーボンバスタブでびっくり。といったエントリをあげたこともある4Cに2015年内にスパイダー(オープンモデル)が追加されることがジュネーブモーターショーにて発表、コンセプトモデルがワールドプレミアとかで盛り上がりつつあるようですが、これは気になるオープン2シーター。

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製造シーンの写真を見た範囲で想像するに、Aピラーから上のルーフまではボディ構造には関係ないカバー的な要素にも見えるので、オープンバージョンだからといって剛性にネガディブなことはないというか、おそらくオープンだろうがクーペだろうが、剛性の数値は変わらないのでは? という印象であります。

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そういえば、アルファロメオといえばマツダの次期ロードスターと共通プラットフォームのオープンカーというプロジェクトの話もありました。価格帯としてはカブるものではないでしょうが、1750ccターボのミッドシップ・オープン2シーターを2015年に出すというのは、そのあたりのプロジェクトと絡めて、ライトウェイト系オープン2シーターでなんらかのブランディングをしていこうという狙いがあるのかどうかも気になるところ。

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動画では内外装のディテールに迫っておりますが、そういえばアルファロメオ4CはDCTでシフトレバーがないのでした。それでいてサイドブレーキが残っているのはおもしろい感じ。センター周りのミライ感でいえば、パーキングブレーキも電動にしたほうが良さそうな気もしますが、あえてサイドブレーキを残すことにキャラクター的な意味合いがあるのでしょう、おそらく。


オープン状態では視界が広い!? で、思い出したMBのコンセプトカー


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デミオがマイナーチェンジにあわせて登場させた特別仕様車「マツダ デミオ 13-SKYACTIV シューティングスター スポルト ダイナミックルーフ」は、「デミオ」専用にデザインされたピンストライプ入りのルーフフィルムを採用した車両。最初に画像を目にしたときは、すわ現代に蘇った『クリスタルライトルーフ』なのかと思ったものですが、ガラスルーフではなく、あくまでフィルムを貼っただけの仕様なのでありました、ザンネン。



話変わって、ガラスルーフといえば思い出すのが、こちらのベンツのコンセプトカー。

といっても、正体不明。何かの機会に偶然見つけたプレス画像なのですが、初代CLKカブリオにポリカーボネート系のグラスキャビンを被せたの実験車でしょうか。

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最近、オープンカーに乗るようになって実感するのはトップを開けてピラーレスの状態にしていると、後方視界が非常によいこと。死角が存在しないのではと思うほど安全面でもメリットありと感じる日々なのであります。

そうしてピラーレスのクリアな 視界を体感していると、こうしたグラスキャビンの実験車をネタとして笑い飛ばせないと感じるところ。きっと大真面目に安全性を確認するために作ったのだろうなと想像する次第。

しかし、これだけグラスキャビンにしていると全面的にUVカットにしたとしても、室内の温度上昇は避けられないのだろうな、とも想像してしまいます。これで2シーターのスペースであれば、セダン用のエアコンを使えば十分に冷やせるだろうなとは思うところ。

キャビンがタイトであれば、十分に冷暖房が効くというのは、かつてオートザムAZ-1、スズキ・キャラというクルマを公私あわせて数年乗ったことによる経験則であって、空調性能を測定したわけではありません、悪しからず(汗)

ホンダS660コンセプト、屋根はまだない。

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いまさらながら、東京モーターショーにてホンダS660コンセプトを見てきた印象をメモ的に。


本当に、期待しているひとには申し訳ないのですが、正直な第一印象は



ハリボテ、だなぁ。


なので、ありました。


たしかにプレスカンファレンスでは2015年に、軽自動車のオープン2シーターを発売すると明言されたのではありますが、ではS660コンセプトがプロトタイプ的な存在で、このままブラッシュアップして市販化になるかといえば、そういう印象はなく。むしろデザインの初期案モックといった雰囲気。タイヤサイズが現実離れしているのはまだしも、これだけのスペースを軽自動車サイズの中でタイヤに与える必要があるのかどうかに疑問を覚えたのが、そう感じた理由。

それに、215幅のタイヤとかスタイリング以外では不要でしょう? ハイブリッドはないとして、軽自動車のエンジンであれば最大トルクは100Nmくらいでしょうし、185幅もあれば十分以上のはず。太いタイヤはショーカーとしてのドレスアップ効果はあっても、ライトウェイトスポーツとして見ると、軽快感を損なうネガティブ要素に見えてしまうのでした。そして、アウタースキンについても厚化粧している印象。軽自動車のサイズに収まっているということではありますが。

さらに、ダイハツ・KOPENがリトラクタブルハードトップを実装していたのに対して、このS660はルーフシステムについて明らかにしていないのも、デザインスタディと感じてしまうところ。そもそも、このスタイリング、ルーフを想定していないようにも思えますし。

ただ、ホンダの開発手法を考えると、パッケージングを決めてからアウタースキンを貼っていくという流れのはずなので、パッケージを無視したデザインスタディというのは、ちょっと考え辛いのではあります。むしろ、別の路線で実際のプロジェクトは進んでいるような印象も受けたのでした。そう言うと、このS660コンセプトを動かしているスタッフには申し訳ないところではありますけれど……。

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というわけで、以下は個人的に関連しているというか、このテーマを考えているときに思い浮かんだシルエットのもろもろです。

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⑤


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トーキョーでワールドプレミアな4座オープン


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The world premiere of the BMW 4 Series Convertible marks the beginning of a new era of open-air driving pleasure. Thanks to its specific design vocabulary, the open-top four-seater stands out significantly from mid-range models of the BMW 3 Series. Unique aesthetics and the noticeable increase in size compared to the predecessor model give the BMW 4 Series Convertible an expressive presence. The three-part, folding hardtop guarantees the highest degree of everyday suitability all year round. When closed, it offers enhanced acoustic comfort and opens in less than 20 seconds at the push of a button. At market launch, there will be a choice of a straight six-cylinder petrol engine, a four-cylinder petrol engine and a four-cylinder diesel power unit with an output ranging from 135 kW/184 hp to 225 kW/306 hp.

 米国のビッグ3が出展しないということで、かつては5大モーターショーといわれたトーキョーの存在感も薄れているという話もありますが、実際ジャパンでの販売実績を考えるとアメリカ系メーカーが出展コストに見合う宣伝効果がないと判断するのは当然。だからこそ期日も短く、出展コストの抑えられる東京オートサロンにはシボレーやSRTなどがブースを構えているともいえそう。日本の市場規模を考えると、3日間くらいのショーがアメリカ系メーカーには適切なのかも、という意味で。


それはさておき、日本での輸入車市場といえばドイツ系ブランドが圧倒的な印象。すなわち、彼らにとっては価値ある市場なわけです。とくに力を入れている印象なのはBMW。トーキョーで「4シリーズ・コンバーチブル」をワールドプレミアするほか、もう一つのブランドであるMINIでは、なんと3代目モデルをトーキョーでワールドプレミアするそうで。かなり「リキ」の入った印象であります。

そして、個人的にも、このくらいのクラスで4座オープンというのは興味津々。

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リトラクタブル・ハードトップのオープンというのは、いまのところは興味ありませんが、開閉時間が20秒以下というのは幌に迫るといえそうで、実際の開閉を目前にするとハードトップへの拒否感は払拭されるかもしれない、などとも思う次第。


その一方で、日本系メーカーのコンセプトカーに左ハンドル仕様が目立つのも、また時代なのかもしれません。

とはいえ、気になるFT-86オープンコンセプトは、右ハンドル仕様で、おそらく右ハンドルのコンセプトカーはワールドプレミアでは? などとも思う今日このごろなのでした。

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ところで、今回の東京モーターショー関連本は2冊ほど寄稿させていただいております。いずれもよろしくお願いします。



 
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