クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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エスクァイア

売れているアルファードが生産調整。その理由は半導体不足じゃない?

アルファード/ヴェルファイアなどを生産している「トヨタ車体 富士松工場 第2ライン」が7/29~30、8/2~4 の5日間生産停止を実施すると発表

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コロナ禍から経済が元に戻りつつある昨今ですが、トヨタのミニバン(アルファード、ヴェルファイア、ノア、ヴォクシー、エスクァイア)の生産を担当しているトヨタ車体 富士松工場が、生産稼働調整を実施するとの発表あり。生産稼働調整とは、すなわちラインを停めるという話なのでありました。

もっとも、2021年の自動車業界においては生産調整というのは珍しい話ではありません。とくに半導体不足によるラインの停止というのは各社で発生している事象で、ICの調達が厳しい状況になっていることは多くの報道でも知られているところでは?

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ノア、ヴォクシー、エスクァイア…トヨタMクラスミニバンで生き残るモデル名を予測する

グレード整理の状況からすると3モデルの中で生き残るとすれば「ノア」が大本命!

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先日来、トヨタ・プリウスαの生産終了についてのエントリをあげたり、ポルテ/スペイドの生産終了についてのコラム記事を書いたりしていたのですが、こうした動きはトヨタの販売チャネル統合に伴い車種整理にもつながるものというのは明らか。







すでに”プチバン”カテゴリーのルーミー/タンクの姉妹車においてはタンクがディスコンになり、ルーミーが生き残るという風に整理が進んでいるわけですが、気になっているのはMクラスミニバンの3台。そう、ノア/ヴォクシー/エスクァイアの3兄弟の行方であります。

とはいえ、この3モデルが統合されるとすればエスクァイアの目はないのは当然で、ノアとヴォクシーのどちらが残るのか? という話になるのでしょうが、個人的にはノアが残ると予想するところ。その理由は、現時点でのグレード構成にあるのでした。





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トヨタのMクラス・ミニバンが売れている理由をディテールに感じる

アームレスト一つとっても実感できる使いやすさがある。細部まで目の届いていると思える仕上がりが売りあげにつながっている

トヨタのヴォクシー/ノア/エスクァイアの兄弟車は、モデルライフ的にはライバルよりも新鮮味がかけるはずですが、現時点でもっとも売れているミニバンであり、3兄弟を合計すると登録車ではもっとも売れているモデルになってしまうほど。ライバルを意識してフルモデルチェンジをしたであろうセレナやステップワゴンはACCをはじめとする運転支援でヴォクシー/ノア/エスクァイアに対してリードしているわけですが、それでも売れてしまうというのは、どこで差をつけているのでありましょうか。もちろん販売網や価格などのセールスパワーの違いはあるでしょうし、プリウス譲りのハイブリッドシステムによる省燃費性能は(ついにステップワゴン・スパーダに抜かれたとはいえ)わかりやすい指標となっているのかもしれません。しかし、時折ヴォクシー/ノア/エスクァイアの3兄弟に触れて思うのは、そうしたスペックに現れない肌で感じるユーザビリティでのアドバンテージ。機会あるごとに言っているのですが、とくにヴォクシーのエンジンフード(ボンネット)はキャラクターラインの工夫によりノーズ位置が把握しやすく、運転席に座っただけで「取り回ししやすそう」と感じさせる配慮がされているのでありました。そして、こちらの動画で紹介しているのは純正アームレストの適切なサイズ感。ステアリングの正しい位置(9時15分)に手を添えた状態でアームレストを利用できるクルマというのは意外に少ないもので、こうした部分でも作り込むの精度を感じるわけです。とくにインテリジェントパーキングアシスト付きの車両では、アームレストに肘をかけておくとステアリングから手を離している状態において自然なポジションと感じる面もありますし。


精進します。
  




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ミニバンではなく、コンパクトキャブワゴンというトヨタの「エスクァイア」

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トヨタの小型(5ナンバーサイズ)ミニバンに新顔登場。

ハードウェアの主要部分(ボディ、パワートレイン)がノア、ヴォクシーと共通の兄弟車「エスクァイア」であります。

新型車エスクァイアは、広い室内空間を追求した5ナンバークラスミニバンにワンランク上の高級感を付与し、高級車の新たな選択肢として開発。国内市場に新たなポジションを築く「新上級コンパクトキャブワゴン」である。

ミニバンではなく、キャブワゴン。ラブワゴンではありません(古ッ)


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大型T字グリルが印象的なフロントマスク、果たして何に似ているというのでしょうか。

クラウン・ロイヤルを縦に伸ばすと、こんな感じになるかもしれません。トヨタ店つながりの連想、というわけではありませんけれど……。

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それはさておき、ミニバンではなく、キャブワゴン(しつこい?)といえば車いすをのせたりする福祉車両的な機能も求められるわけで、そうなると上級指向というユーザーアピールも効果的なのかもしれません。

ただし、リリースにあった次の一文は、車両の保有期間を10年と想定した上でのアピールだとすると、ちょっとばかり微妙な感じでもあります(汗)




ともあれ、価格帯からもノアやヴォクシーより上級指向なのは明らかですが、兄弟車なのはかわりなく。かつてのマークII三兄弟を思い出すのでありました。
ちなみに、上の例えは基本的には100系をイメージしたものであります、ハイ。

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ただ、こうした企画が国内マーケット向けに出てくるというのは、選択肢が増えるというポジティブな話だけではなく、高級ミニバンの世界にもダウンサイザー(経済的な理由も含めて)が出てくるという景気の悪さを象徴するマーケティングなのかもしれない、という見方もでき、だとすると空恐ろしい気分になるわけです……。
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精進します。



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