クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ウーブンシティ

トヨタWoven CityにはENEOSによるグリーン水素が供給される!

グリーン水素とは水電解装置にて再生可能エネルギー由来で作られた水素のこと

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日本では経済産業省が中心となって進めている印象もある「水素社会」。一見すると化石燃料を水素に置き換えるエネルギー政策を想像してしまう部分もあります。当面はそうした部分もあるでしょうが、将来的な方向としては再生可能エネルギー(風力・太陽光など)により発電した電気を水素のカタチにして保存・活用する社会という風に捉えるべきでしょう。ガソリン改質で水素を生み出してもカーボンニュートラル的には意味がありませんから。

そんな再生可能エネルギーで生み出す水素のことを「グリーン水素」と名付けているのが日本の産業界であります。水素生成の段階からカーボンニュートラルという意味合いと捉えることもできますし、具体的には再生可能エネルギー電力を利用した水電解によって生み出された水素のことを指す言葉と理解しておけば大筋では問題ないという感じでしょうか。



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世界から5000億円を調達、トヨタ「ウーブン・プラネット債」の真の狙いとは?

あえてトヨタ(TOYOTA)名義ではなく「Woven(ウーブン)」の名前で社債を発行する深謀遠慮



トヨタが、「Woven Planet債(ウーブン・プラネット債)」の発行を計画しています。

Woven(ウーブン)というと、東富士にトヨタが作る実験都市を思い浮かべるのですが、この社債の目的は、SDGs貢献に資するプロジェクトに対する支出を社債発行により調達するというプロジェクト債の色合いが強いもの。とはいえ、SDGs関連ということですからウーブンシティに関するものだけでなく、先進安全やCO2削減、パーソナルモビリティ、再生可能エネルギーなどプロジェクト債というには幅広いジャンルが資金使途として謳われているのでした。



発行規模は、円建社債・外貨建社債あわせて最大5000億円程度(国内個人投資家向け1000億円、外債および機関投資家向け4000億円)で、国内個人投資家向けのウーブン・プラネット債の予定利率は0.05~0.15%。銀行預金よりはマシですが、それなりにリスクのある社債としてはけっして旨味のあるものではないというのが個人的な第一印象であります。続きを読む

トヨタが街をつくるワケ、トヨタしか街をつくれないワケ

自動車メーカーのビジネスモデルが通用しなくなる時代、TOYOTAはAIで生き残りを狙う



先日、『トヨタが、トヨタしかできないジョブチェンジをしようとしている』という動画をYouTubeにアップしました。トヨタのコネクティッド・シティ構想が何を目指しているのかについて、自分なりの解釈を10分ほど話した動画ですが、これを整理すると以下の通り。

自動車の自動運転化が進む
そのためにはAIの進化が必須
トヨタは独自にAIを開発中
AIをクルマだけに使うのはもったいない
生活全般をカバーする人生のパートナー的AIの誕生
トヨタ車でAI利用していたのでユーザーデータがある
ユーザーもトヨタのAIにはブランド的な意味でも信頼性がある
生活全般をトヨタのAIがカバーする
トヨタが生活のプラットフォーマーになる


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