クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

ウェイク

軽ハイトワゴンの逆襲? スーパーハイトの特徴を取り込んでいる

スーパーハイト軽ワゴンのアドバンテージは室内高か、スライドドアか、はたまた…
2016-10-14-14-26-37
余裕でティッシュボックスを飲み込んでいるのは、ダイハツ・ウェイクの運転席側インパネアッパーボックス。いまや軽自動車の主流となっているスーパーハイト軽ワゴンにおいて、センターメーターを採用しているダイハツのタントとウェイクにおいては、この部分の収納がライバルに対する差別化ポイントとなっております。もっとも売れている軽自動車、ホンダN-BOXはオーソドックスなメーター配置なので、この収納スペースが売れるためのマストであるとは言えないまでも、いわゆるMクラスミニバンにおいてはインパネアッパーボックスは日産セレナ、ホンダ・ステップワゴンと備わっており、スマートフォンや財布などの置き場として、日常的に「欠かせない」と感じているユーザーも少なくないのでは?

仮にそうした絶対的なニーズを持つ層が一定数いるのだとすると、スズキが新型ワゴンRにおいてセンターメーターを採用、インパネアッパーボックスを用意してきたのは、他社のスーパーハイト軽からユーザーを獲ってこようという意思の現れだと思ってみたりするのでありますが、はたして?

そんなことを思ったのは、ダイハツのムーヴキャンバス発表時に「スライドドア世代のユーザーには、ヒンジドアでは選択肢に入らない」といった旨の話があったのを思い出したから。スライドドアにするとコストアップ(高価)になるし、重量もかさむ(燃費に不利)という明確なデメリットがあったとしても、慣れた動線を譲れないと思うユーザーにとって、クルマ選びにおいて「スライドドアでなきゃ!」といった優先順位があるということなのです。

インパネアッパーボックスにそれほどのプライオリティがあるとは思えないまでも、ライバルとの差別化としては、チャレンジする価値があるのかもしれない、そんな風に感じる今日このごろでありました。その意味では、目線の慣れよりも重要な要素かと思うのは、多くのドライバーがそれほどメーターを注視してはいないだろうという、ちょっとさみしい予想によるところもあるのですが(汗)

精進します。
  




人気ブログランキング

ラゲッジボードがちゃぶ台に変身するクルマとは?

ホンダN-BOX+カスタム、「よっこいしょ」と後席に乗り込む動画に続いて、ダイハツ・ウェイクのラゲッジスペースを確認している取材動画を恥ずかしながら公開。

脚が折りたたみ式のちゃぶ台のようなラゲッジボードが印象的な一台でありました。このラゲッジボードの脚を出して、はめ込むことで二段構えのラゲッジが生まれるというのは、N-BOX+のマルチボード&エンドボードによるユニークなラゲッジの使い方にも通じるというか、アイデアと実行のすごみを感じるのであります、ハイ。





さてさて、この手のモデルについて、本来はしっかりと動画でラゲッジの使い勝手を紹介することにニーズがあるんじゃないかと思ったりもしますが、マルチユースなラゲッジだけに個々のニーズを満たす映像を作ることはまた難しいのかもしれません(汗)

ところで、ウェイクの月販を見ていると2016年1月~10月の平均は2700台ほどで安定しており、それなりにニーズをつかんでいるよう。

ところで、ウェイクの商用バンである「は、まだまだ町で見かける機会が少ないような気もしますが、プロのニーズは掴んでいるのでありましょうか……。

精進します。 


   







人気ブログランキングへ

ダイハツの温故知新ミックス、タント×ネイキッド=ウェイク?

wake_141110015


というわけで、ダイハツから新しい軽自動車『ウェイク』が誕生、と。


いろいろ見方はありましょうが、もはや軽自動車の室内を大きくするには底床化を進めると同時に、”上行く”しかないのでありまして、それでこのような名前になったのでありましょう……というネタは各所で披露されているのでしょうが(汗)

ところで、このモデル。スーパーハイトワゴンというシルエットではありますが、ディテールにはどこか懐かしさも。

wake_141110008
この角度からですと、クロスオーバー的なスタイリングだった「ネイキッド」を思い出してしまいます。


イメージとしては、” タント×ネイキッド=ウェイク ” でしょうか。

というわけで、ウェイクの本質はワゴンではなく、昔でいうところのRV(レジャービークル)なのでしょう、きっと。


ところで新車発表に合わせて衝突実験画像が公表されておりました。

55km/h前面衝突
wake_141110070
 
64km/hオフセット衝突
wake_141110071

55km/h後面衝突
wake_141110072
 
フルラップではエンジンベイが消滅しそうな勢いにも見えますが、意外に着座位置は後方なので、足元への攻撃性がどの程度なのか気になるといえば、気になるところ。

この辺り、JNCAPのデータが楽しみな一台といえそうですが、さて?

 

精進します。





記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ