クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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インホイールモーター

バッテリーとモーターをテーマに2輪の電動化について考える

スクータータイプではバッテリー交換式のインホイールモーターが主流になりそうだが、スポーツタイプではそうはいかないと思う…という話



EUでは2035年にエンジン車の新車販売が禁止されるという流れにあってモビリティの電動化は待ったなしといった状況。仮に2輪車にはそうした制限がなかったとしても4輪の電動化にあわせてガソリンインフラがどんどん縮小していくでしょうから2輪も電動化せざるを得なくなることは容易に想像できるところ。



というわけで、電動バイクについてのコラムをモーサイWEBのほうで書かせていただいたのですが、あわせて補足的なモトブログ動画も自身のYouTubeチャンネルのほうに2本ほどアップしております。このブログに貼り付けた一本目の動画はバッテリー交換式についての考察、二本目の動画はモーターやインバーター、バッテリーの温度管理について話させていただきました。続きを読む

東大・NSK・ブリヂストンが共同でEVへの給電路面の実用化を目指す

インホイールモーターにワイヤレス給電するシステムはEVの劇的なコストダウンを実現する!
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東京大学、NSK、ブリヂストンが共同で電気自動車(EV)に搭載されるインホイールモーターへの走行中ワイヤレス給電の実用化を目指すという発表あり。「電気自動車への走行中直接給電」というアイデア自体は東京大学 大学院新領域創成科学研究科 藤本研究室が提案したというもの。研究室の名前と電気自動車というテーマから、藤本博志 准教授が関わっていることはEVマニアであればすぐに想像できるでしょう。これまでインホイールモーターEVによるハンドリングなどの研究で話題を集めたこともありますので。そして、ついにEVのインフラにおける大改革を提案というわけです。

路面からモーターに直接給電するということは、すなわちバッテリー搭載量を減らしても航続距離には影響が出ないという意味。直接給電可能な道路がどれほど整備されるかによっても変わってきますが、たとえば個人ユースであれば、自宅から給電可能な幹線道路までを走れるだけのバッテリーを車載しておけばよい、ということになるので、車両は軽くできますし、コストも抑えられるというわけ。EVの量産においてはバッテリーの安定供給が大きなテーマですが、その点でも課題をクリアできるアイデアとなりそう。また、都市部においては交差点の信号待ちの間に充電するといった運用も考えられている模様。規格として確立できれば、EVの使い方や作り方がまったく変わってしまう可能性を感じるアイデアといえましょうか。

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