クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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インプレッサ

「新型インプレッサはFWDがおすすめ」を動画で補足説明

サーキットでタイヤを鳴らさずに走るペースではFWDが優位。もっと攻め込むとAWDの良さが上回るかも?

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SUBARUが新型インプレッサを4月20日に発表、それに合わせて各種情報も公開され、当ブログでも試乗した印象などを記したエントリをアップしております。でにご覧いただけましたでしょうか?

そんな新型インプレッサ(プロトタイプ)の試乗経験をもとにしたコラムもWEBメディアに寄稿させていただきました。

たとえば、こちらでは『FWDが廉価版ではなく、積極的に選びたくなるスバル車。まさに新時代の幕を開けるニューモデルといえそうです』といった風にまとめております。



もうひとつ、以下のコラムでは『FWDスポーツとしてのストロングポイントと感じるのは、リアタイヤのグリップ感です。《中略》新型インプレッサではタックイン時の味付けが絶妙なのです』とFWDの優位点を具体的に挙げています。



新型インプレッサのAWD(四駆)とFWD(前輪駆動)の走りを比較できるよう作ったInstagramの動画が2万回を超えて再生いただいているのも、駆動方式による走りの違いへの注目度の高さゆえかもしれません。



こちらは新型インプレッサFWDのインカーと挙動を並べたもの。ステアリング操作が動きに反映されるまでのラグの少なさが確認できると思います。



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新型インプレッサはFWDのほうがコンセプト合致度が高い?!

「ユーティリティ・スポーツカー」を目指したインプレッサはFWDを積極的に選びたい!

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先日、スバルの新型インプレッサ(プロトタイプ)に袖ケ浦フォレストレースウェイにて試乗する機会がありました。すでに4月20日に正式発表されているインプレッサですから、プロトタイプといってもスペック的には量産仕様。

そしてサーキット試乗ではありますが、パイロンによってコーナーを小さくなるよう制限されていたり、直線部分にスラロームが設定されていたりと、タイムアタックをするというよりはワインディングや高速道路といったシチュエーションをドライバー自身が想定して走ることが求められる試乗となったのでした。

試乗できたのは、新旧インプレッサのAWDと新型のFWD。いずれもパワートレインは、2.0リッター水平対向エンジン+薄型モーターによるマイルドハイブリッド「e-BOXER」でありますので、新旧比較ではボディ剛性やシャシーセッティングの違いを感じることができ、新型のAWDとFWD比較ではそれぞれのキャラクターが明確に異なっていることを感じることができたのでした。

メーカーがアピールする新型インプレッサの試乗テーマは「質実剛健ハッチ」で、開発コンセプトは「ユーティリティ・スポーツカー」。結論をいえば、前者のイメージに近いのはAWD、後者に期待するパフォーマンスはFWDに感じられたといったところでしょうか。

そうした違いはショート動画でのドライビング操作と挙動を見比べれば理解していただけるはず。

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北米で6代目インプレッサ初公開。スポーティグレード「RS」登場

初代インプレッサ同様、LAオートショーで世界初公開。イメージカラーはオレンジになった?!

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先日、日本でSUBARU XVあらため「クロストレック」がワールドプレミアされたときから、おそらく基本デザインを共有しているであろう「インプレッサ」のフルモデルチェンジが近いことは容易に想像できていたのですが、6代目となる新型インプレッサが北米にてフォトデビューであります。

 

予想通り、新型クロストレックからSUVテイストを抜いたハッチバック・スタイルとなっております。現時点では4ドアセダンの発表はなく、ひとまず5ドア・ハッチバックでの展開となる模様。

また北米市場はBEVかICEにニーズが二分されておりマーケティング的にはHEV不要論もあるほどですが、インプレッサにはハイブリッドは設定されないよう。現時点では2.0Lガソリン直噴エンジン(152米馬力)を軸に、上級グレードに2.5Lエンジン(182米馬力)を設定すると発表されております。トランスミッションはCVTなので、基本的なメカニズムはキャリーオーバーといったところでしょうか。
The 2024 Impreza has been designed around the concept of utility and sportiness that lends itself to an active lifestyle. Standard across the model line is a revised Subaru Symmetrical All-Wheel Drive system offering a faster response time, more agile handling and better cornering. The all-wheel drive system is further enhanced with standard Active Torque Vectoring.

The Base and Sport trims are equipped with a 2.0-liter 4-cylinder direct-injection SUBARU BOXER® engine producing 152-hp and 145 lb.-ft. of torque. The new RS upgrades to a 2.5-liter BOXER engine delivering an impressive 182 hp and 178 lb.-ft. of torque. Standard on all trim levels is a Lineartronic CVT (Continuously Variable Transmission). The Sport and RS trims feature an 8-speed manual mode with steering wheel paddle shifters that allow the driver to control the transmission via eight pre-set ratios.

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次期レヴォーグは「スバルグローバルプラットフォーム」初のターボ車になるか?

東京モーターショーでワールドプレミア、レヴォーグのフルモデルチェンジはどうなる?
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SUBARUのステーションワゴン「レヴォーグ」といえば基本的には日本向けのモデル。初代のデビューも2013年の東京モーターショーだったわけですが、ついに敢行される初めてのフルモデルチェンジについても、2019年の東京モーターショーにおいて情報発信となる模様。つまり、相変わらず日本向けのボディサイズを維持していることが期待できるわけです。



もちろん、このタイミングでのフルモデルチェンジでありますから、その基本アーキテクチャはスバルの新世代プラットフォームである「SGP(スバルグローバルプラットフォーム)」をベースにしていることは間違いなく、現行レヴォーグが全車ターボエンジンであり、エンジンフードのインレットがアイデンティティであることを思うと、SGP初のターボ車となる可能性は大。四輪の接地感、舵の効きの良さといったSGPの良さとボクサーターボの組み合わせが、どのような走りを披露してくれるのか、非常に気になる一台であることも、また間違いないところ。当然、レヴォーグの走りやメカニズムは次期WRX系のパフォーマンスを想像する大きな要素にもなるでありましょうし。




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インプレッサの大幅改良、個人的には「1.6i-S」の復活が気になる

SUBARUインプレッサがスタンスの効いたスタイルに変身のビッグマイナーチェンジ
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SUBARUの基本といえるモデル「インプレッサ」が今秋のマイナーチェンジを発表、各販売店では受注の開始をしております。いうゆる3年目のビッグマイナーチェンジでありますからバンパーや灯火類の意匠などを変えているのが目立つところで、とくにフロントバンパーはアンダーグリルを広くしたことで、より踏ん張りの効いたスタイルに変身させているのがポイントでしょうか。メッキの加飾がない仕様だと、少々グリルの存在感が大きすぎる気もしないではないですが……。




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この10年で、北米でのトラック比率は19%も増えた

2008年には半々だったセダンとSUVトラック比率、2018年は31:69に!
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こちらの画像は、トヨタが北米で販売しているピックアップトラック「タンドラ」でありますが、唐突にピックアップトラックの画像を出したのは、先日トヨタが決算にあわせてプレゼンテーションを行なった『もっといいクルマづくりの中で磨き上げる競争力(リンク先はPDF)』の中に興味深い数字が載っていたから。

それは資料7ページ目の左上。お客様嗜好の変化という項目の中に<米国市場の車種構成比>が2008年と2018年の比較で載っているのでした。アメリカ市場でいうセダンにはおそらくスポーツカーなども含むはずですが、それとSUVを含むトラックという分類での比較ですが、2008年は50:50だったのに対して、2018年ではセダンとSUVトラック比は31:69となっているのでした。世界的なSUVブームとはいいますが、アメリカ市場に限った話とはいえ、こうして明確に増えている数字を見ると、もはやブームではなくセダンを軸とした自動車の世界観が終焉に向けっていると考えるべきタイミングになっていると思ってみたり。

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