クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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インフィニティ

日産インフィニティの中核SUV「QX60」はV6エンジンのAWDで発表

スカイラインクロスオーバーとして売られてもふさわしい風格を持つミッドサイズSUV。3.5リッターV6エンジンの最高出力は295米馬力!

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日産がプレミアムブランド「インフィニティ」の新しい3列シートのSUVモデル「QX60」を世界初公開。現時点では細かなスペックは未公表で、アメリカと中国の工場で生産されることがアナウンスされているくらい。すなわち、北米と中国という世界の二大市場に向けた商品企画というわけです。

 

日本では販売予定がないようで、日本向けのリリースでは『パワフルなV型6気筒エンジン、新型の9速オートマチックトランスミッション、インテリジェント4WD(四輪駆動)、ナビリンク機能付きのプロパイロット・アシストなどを採用』といったくらいしかテクニカルな情報はないわけですが、さすがに主要マーケットであるアメリカでは、もう少し詳しい情報が発表されておりました。


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日産スカイライン開発中止という報道に感じる違和感の正体とは?

そもそもスカイラインはインフィニティQ50の日本仕様。モデル的には開発は継続されるはず

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 ※画像は2021年4月に設定されたインフィニティQ50 Signature Edition

日産のスポーツセダン「スカイライン」が開発中止になると日経新聞が報道したことが一部で話題となっております。記事タイトルだけ見ると、日産は開発資源をSUVに集中させるような印象があり、その前提での議論が進んでいるようにも思えますが、はたしてそれは正しいのか?

そもそも現行を含むV6になってからのスカイラインというのは、けっしてスカイラインとして開発されたわけではないのは、ご存知の通り。日産のプレミアムブランド「infinity(インフィニティ)」のミドルセダンを、日本でスカイラインとして売っているという背景があります。

現行スカイラインでいえばインフィニティQ50がベースになっているわけです。一時期は”日産”スカイラインなのに、ボディ各所にはインフィニティのエンブレムが確認できるという仕様だったこともありました。


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日産本社ショールームでインフィニティQX55を見る。可変圧縮比エンジンを日本の公道でも乗ってみたい

日本で開発されたラグジュアリー ミッドサイズ SUVクーペ。その心臓部は全車が4気筒VCターボ!



先日、横浜にある日産本社ショールームにて現代に蘇ったトミカGT-Rを見て感激したといったエントリをあげましたが、同日に撮影したのがこちらの動画。日産の高級ブランドである「INFINITI(インフィニティ)」から登場したクーペSUV『QX55』が日本初公開とステージ上に置かれていたのをiPhone12でさらりと撮影したのでした。

なかなか立派なボディサイズのラグジュアリーSUVですが、そのパワートレインは日産が実現した夢の可変圧縮比エンジン「VC ターボ」とCVTを組み合わせた4WDということで、そのパフォーマンスも気になるところ。もっとも、いまの日産ではインフィニティ扱いのモデルを国内販売するということは考えづらく、せいぜい並行輸入でもしなければ日本の公道で乗ることはできないのでしょうけれど。







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日産の新世代V6は「VR」ファミリー。ならばGT-R専用VR38との関係は?

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2016年にも市販車に搭載されるという新世代V6ツインターボの情報が突然公開であります。

一時期、為替やらなんやらのグローバル的な判断で、国産6気筒は消えるというウワサを耳にしたこともありましたが、いわき工場でのV6生産が続くということになった模様。

それにしても気になるのはエンジン型式。過去、VG、VE、VQ、そしてGT-R専用VRという型式が登場しておりますが、海外向けのニュースリリースによると、新世代エンジンは「VR」ファミリーなのだとか。

といっても、R35のエンジンとは素性が違うような気がしてならないのも事実。

新世代V6エンジンのボア・ストロークは86.0mm×86.0mm

対して、R35・GT-RのVR38DETTは、95.5mm×88.4mm

ボア径がこれだけ異なるということは、基本思想も異なるはずですし、燃焼のためのスモールボアというだけでなく、エンジンを小さくするためのスモールボア(ボアピッチの短縮)がされているでしょうから、エンジンとしては完全別設計だと思うのですが、シリンダーコーティングなどで共通性があるということなのでしょうか?


精進します。

  







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目立つところが似ているのはカテゴライズとしての象徴なのでは? という、つらつらUstream



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とまあ、北米市場向けの日本車というカテゴライズがあるとしたら、どんな共通イメージがありえるのだろう? という仮説で並べて見比べていて、下のエントリを書いたという部分もあるのですが。


ともあれ、こうしてヘッドライトなど目立つ部分に共通性が感じられるというのは、それによってカテゴライズするユーザーをターゲットにしている証というか、象徴するアイテムとして必要なのか、などと感じるのでありました。

そして、思いついたのが『クルマのマスクが似ている印象なのは、赤文字雑誌と共通する部分もあるのでは?』という仮説でありました。


女性向けファッショントレンドを紹介する赤文字雑誌が、そのターゲットユーザーを明確にするために表紙ロゴを赤くしているように、クルマもヘッドライトやグリルといった象徴的な意匠によってマーケットへアピールしていて、そこが似ているのは当然の話であって、そうしてカテゴライズした上で、ライバルと差別化するというのが商品力という仮説。ターゲットユーザー以外には、似ている、真似しているように見えるかもしれませんが、その対象としているマーケットにおいては、それは前提条件的であって、批判するようなネガティブ要素ではないのでは、という話でもあります。

そんなこんなを、つらつらUstream。
 
Video streaming by Ustream
20分もしゃべりながら、マーケティング的なセグメントやカテゴライズ以上にマーケットというのは細分化していて、世界的なトレンドなんていうのは幻なのだなぁ、とも思った次第。



それにしても、いろいろ難しい。

精進します。

6thレガシィは、北米市場向けのスタイリング?

新型スカイラインにインフィニティ・エンブレムがついているぞ! という話題を目にしたとき、驚くというよりも納得というか、自然な話だなと思ったのでした。というのも、スカイラインというモデルが国内で生き残っていられるのはインフィニティG、Q50として販売されていて、それなりのボリュームが見込めるからなのは事実でしょうから。

かつて、国内専用車だったスカイラインですが、国内セダンマーケットの規模を考えると、専用モデルを開発するというのは考えづらく、ちょっとネガティブに表現するならば「グローバルモデルのおこぼれ」でなければ成立しないという面もあるでしょうから。

その意味では、スバル・レガシィのセダンも同様の状況だと感じるところ。北米市場を軸にしたグローバル展開あってこそ開発できるクルマであり、デトロイトで発表された6代目モデルは、さらに北米市場を意識したスタイリングになっているという認識なのであります。


というわけで、Photoshopを使ったネタ画像。

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関係各所から怒られてしまうかもしれませんが、レガシィのグリル中央にインフィニティのエンブレムを載せてみたのでした。北米で育ったブランドと北米市場を見据えたモデルのコラボレーション。かな~り、ひねくれた”こじらせ”系のJDM小技カスタムをイメージして作ったネタですが、いかがでしょう?
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