クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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アルファード

トヨタのフラッグシップミニバンもディスプレイオーディオを標準装備

カーナビからDA(ディスプレイオーディオ)の時代へ。トヨタが一気に加速する
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トヨタのコネクテッド戦略の第一歩といえるのがDA(ディスプレイオーディオ)で、すでに新型車には積極的に採用しておりますが、LLクラスミニバンの雄「アルファード/ヴェルファイア」の商品改良において、9インチディスプレイのDAを標準装備化したというニュースあり。


とはいえ、従来型のT-Connect SDナビゲーションシステムは10.5インチの大画面だそうで、この手のクルマを選ぶユーザーマインドからすると純正DAより大画面のナビといった指向になりそうですが、ともかくDAを普及させて従来型のナビを過去のデバイスにしてしまおうというトヨタの施策は、今後の車内インフォテイメントのトレンドを左右する決断だと思う次第。

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進行方向(上)からRリバース・Nニュートラル・Dドライブの並びは絶対正義?

ATのシフトパターンは、R・N・Dの位置関係は万国共通なのか?
プリウス系のシフトパターン(ホンダや日産のハイブリッド・電動車両も共通ですが)はMTの感覚からいうと分かりづらいという批判もありますが、はたしてそれはリアルな思いなのか、机上の空論的な想像なのか。なにしろ、いわゆる普通のATにおいてクルマの進行方向からP・R・N・Dとなっていることがほとんどで、P(パーキング)を除いてその並びを踏襲しているプリウス系シフトパターンを見て戸惑うというのは理解しづらい面もあるから。

以下の画像は、上からトヨタ・ヴェルファイア、ホンダ・レジェンド、トヨタ・プリウス
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たしかにプリウス系のシフト操作では、レバーがニュートラルポジションに戻ってくるため、シフトレバーの位置でどのポジションに入っているか分かりづらいというのは納得ですが、少なくともシフトポジションの並び自体はATの流儀に則っていると思うわけです。手で触ってポジションがわからないのはホンダのボタン式でも同様でありますし。

たまに話題となるBレンジにしてもトヨタ系のATを触った事があるドライバーにとっては珍しいものではないでしょうし……。そもそもプリウスのシステムを起動後、パーキングポジションからBレンジに入れようとしてもコーションが出るだけで入らないのではあります。もっともDレンジからはBレンジにシフトできるので、そうしたミスがありえないとはいえないのは事実。

もうひとつ、Pレンジが別ボタンになっていることで分かりづらいという指摘もあるようです。とはいえ、アウディが採用しているようなシフトレバーにPボタンを仕込むというのも分かりやすいのかといえば、疑問でありますが(汗)




ちなみに、進行方向からP・R・N・Dと並んでいない例としてはジャガー・ランドローバーが採用している回転型シフトパターンが代表例でしょうか。それでも順番は同じであります。この回転型を自然と操作するには慣れが必要と感じるのですが、それほど批判されることがないのは数が少ないからでありましょう、おそらく。そのほか、メルセデスのシフト操作系も初見ではドギマギしてしまうものですが、そこに対する批判をしづらいのは、まさしくブランド力なのかもしれません。

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流れるウインカーこと「連鎖式の点灯方式の方向指示器」、はやくも注目度ダウン?

シーケンシャルウインカー、新車採用でアピールすべきパーツじゃなくなった?
 

ホンダN-BOXがフルモデルチェンジで採用、トヨタ・アルファード/ヴェルファイアもマイナーチェンジで設定した、流れるウインカー「シーケンシャルターンランプ」。とくにN-BOXの採用をきっかけに国産全車に広がるかと思いきや、意外と純正装着は増えてはいない印象。たしかにシーケンシャルターンランプ(ウインカー)用のデザインにしないと成立しませんし、そこまで優先度を上げる必要はない(商品力に影響しない?)という判断なのでありましょうか。

ウインカーが流れている様子をドライバーが運転しながら実感するのは難しいので、それほど所有欲を満たさないのかもしれませんが……。その意味では、カスタマイズとしての差別化としては満足度が高くとも、純正採用ではそこまでのバリューを感じないというタイプのデバイスなのかも、と思ってみたり、みなかったり。機能的にいっても、より直感的に曲がる方向を示しているといえますが、ドライバー同士のコミュニケーションツールとしては、それほどのメリットがあるとは言えないでしょうから。ウインカーという機能の意味を知らない子供などが見たときに、なんらかの意図を受け取りやすい傾向はあるやもしれませんが。

まあ、ウインカーを連鎖式点灯することよりも、周囲とコミュニケーションできるタイミングで、しっかりとウインカーを出すという行為をすることのほうが、安全運転には何倍も重要でしょう、エエ。

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新型になったアルファードとヴェルファイア、合計9万8546台を2015年に販売


自販連が発表した新車販売台数データを眺めていて、2015年1月にフルモデルチェンジしたトヨタのLLミニバン「アルファード」と「ヴェルファイア」が、売れに売れていることに気づいて驚愕であります。

スタートプライスで約320万円、売れ筋は400万円台という価格帯のクルマが、合計すると9.8万台以上も売れているのでありますから、少なくとも一部のユーザー層は不況を抜けたというのを数字で感じるのです。それなりに好況感があるとはいえ、想像以上に高価なクルマが売れているだけ市場に余裕が生まれているという見方もできましょうか。

ハイブリッドよりガソリン車が人気のアルファードとヴェルファイア、このところのガソリン価格下落がいっそうの追い風にもなりそうですが、さて?

ちなみに、自販連のデータによると2015年1月~12月におけるそれぞれの販売台数は以下の通り。

ヴェルファイア:54,180台(前年比147.5%)
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アルファード:44,366台(同:171.5%)
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このクラスのミニバンになるとファミリーユースだけにとどまらずショーファードリブン的なニーズも満たすわけで、そういえばアルファード単独でもクラウンより売れているのは、その辺りのユーザー層も取り込んでいることを実感するのでした。

これだけ支持されていれば、ほぼ兄弟車といえるにもかかわらず、それぞれのトミカがラインナップしているのも納得です、ハイ(汗)




精進します。
  







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アルファード・ヴェルファイアFMCで自動予約ドアを装備、もう一歩の進化で世界を変えるか?

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トヨタのLLクラス・ミニバン「アルファード(下)」と「ヴェルファイア(上)」がフルモデルチェンジ。ついに、次世代の高級車となりえるかもしれない、と思ってしまう装備がありました。

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世界初、トヨタ初の装備満載の新型アルファード&ヴェルファイア。果たして、注目の装備とは?







それは、ウェルカムパワースライドドア

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現時点では、事前予約した後席スライドドアにスマートキーを持って近づくと、自動で開くというものですが、これが本当の自動ドアになったり、スマートキーと音声認識の組み合わせで開くようになったら、かなり革新的な印象。極論的にいえば、クルマにドアマンがついてくるようなものですから。

実際に市場調査をしたわけではないので聞いた話ながら、東南アジア方面では、いわゆるリムジンなセダンよりも、Lクラス以上のミニバンを高級と捉えるユーザーが少なくなく、その理由は「電動パワースライドドア」にあるといいます。

そうしたマインドが、それなりに普遍的にあるとすれば、新型アルファード&ヴェルファイアが示した自動ドアへ向かうトレンドは、グローバルにも有望な装備になりそうな予感あり。

しかも、アルファード&ヴェルファイアの場合、うまくシートアレンジをすれば、スライドドアから乗り込んで、そのまま運転席に座れそうです。

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もっとも、そうなったら自動運転を期待したくなるかもしれませんが(汗)


精進します。






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