クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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アルト

利幅が小さいという理由でベーシック軽と距離を置いたメーカーは……?

2016年度最初のセールスランキングから「ワゴンRの時代は終わった? 軽自動車の新トレンドは軽量化」と感じるわけですが、具体的にはアルトやミライースといった軽くて、燃費を前面に押し出したモデルのシェアが増えるという印象を受けたわけです。

そしてアルトの躍進には、ワークスの追加も見逃せないと感じる次第。デビュー当初のCMキャラクター(タレント)のアレコレによるマイナスを忘れさせるほど、アルトにポジティブなイメージを受けるのは、元気玉といえるワークスの存在が無視できないはず。消去法ではなく、積極的にアルトという名前をコールしたくなることで、ベーシックグレードの底上げにもつながったのではないか、というのがブランディング的な印象。

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もちろんモデルの世代的な新しさ、スタイリングの訴求力などもあるのでしょうが、ミラとの比較においてアルトがリードしている理由のひとつに「ワークス」の存在があると思うわけです。

それにしても、アルトやミラに相当するベーシックモデルを、ホンダや日産・三菱の、ある意味で新興ブランドが持っていないのは、マーケットの未来を考えると、早急に対策が必要では? と思うところ。利幅の少ないベーシックモデルには手を出さないというのが理由でしょうが、そうしたメーカーの都合を市場変化は受け止めてくれないのでは、と感じる今日このごろなのであります、ハイ(汗)


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ワゴンRの時代は終わった? 軽自動車の新トレンドは軽量化?

2016年4月の軽自動車(四輪)の販売ランキングを眺めていて、驚いたのは、ある意味で予想通りといえる日産デイズの低迷ではなく、スズキ軽自動車の売れている順。
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3位から6位を占めているスズキでありますが、その順番はアルト、スペーシア、ハスラー、ワゴンR。かつて、軽自動車の代名詞的となっていたワゴンRは、もはやスズキの中でも4番手。初代モデル(上の画像)の衝撃的なデビューから20年以上経ち、スタンダードになり、そしてトレンドの中心から外れていっている……のかもしれませんが、さて?

そう考えると、現在の主流となっている全高1800mmクラスのスーパーハイトワゴン(N-BOXやタント)の時代もそれなりに長く続いております。その次に来るのは、ふたたびスズキのエース格となっているアルトが示す、『軽くて、安い』軽自動車なのかどうか。はたまた、スズキが提案、フォロワーも生まれたクロスオーバーSUVに市場ニーズが集まるのか。

ジムニーやS660といった趣味性の強い商品も1000台/月のペースで売れているということは、軽自動車マーケットが多様性を失うということはないと思うのでありますが……。



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アルトワークス、買うなら四駆。その理由とは…

12月24日、アルトワークス復活  というわけで、おそらく買いもしないのですが、妄想だけは膨らむ夜。


普通に考えると、駆動系のフリクションが少なく、軽量なFWD車を選ぶのでしょうが、C#の時代にアルトワークスに親しんだロートルとしては、あえて後輪サスペンション形式がI.T.L.(リジッド)となる4WDに惹かれてみたり。やっぱりスズキのホットハッチといえば、I.T.L.由来のキビキビ感が魅力だと思ってしまうものですから(汗)

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四駆でも5MTであれば車重は720kgと十分にライトウェイト。そして、L.S.D.なしでもトラクションを確保できそうなので、結果的に価格差は埋めて余りあるかも、とまで考えてみたりして。いやはや、妄想膨らむばかりであります(出汁)


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アルトワークス、12月24日に復活と正式発表

アルトワークス復活 間近を感じた2015年東京モーターショーのスズキブースでありましたが、正式に2015年12月24日に発売開始とアナウンスされた模様。

専用装備品にレカロシートとあるのは、KEIワークスのそれが体に合わず、ヘルニアを重症化した経験を持つ身としては、若干心配なのでありますが、あえてサプライヤー名を表示したKYBのダンパーというのも気になるところ。いわゆる量産のダンパーとは別物だからこそのアピールでありましょうから。

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さて、ティザーサイトで確認できる範囲でいえば、スタンダード状態ではオーディオ・ナビの類は装備されていないようですが、最初の丸目ワークスは最終型(DOHCターボのCR22S)に至っても、オーディオどころか、エアコンもパワーウインドウもオプションだったはず。さらにいえば、パワステは設定さえなかった(SOHCターボ車には標準装備でしたでしょうか)記憶あり。それでいて本体価格で100万円を超えていたのでした。

新型ワークスがいくらになるのかは正式に発表されていないものの、単純にかつてのワークスの本体価格と比べるのではなく、そうした装備差は(いまどき当たり前の装備だとしても)、少しは考慮すべきだろうな、とは思うのでありました。

それにしても、ノンパワステ時代のワークスのドライビングは、それはそれは格闘といえるものだったかもしれませんが、もはや記憶の彼方というのが正直なところであります(汗)

精進します。

 







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アルトワークス復活記念(祈念)画像集 #44thTMS

東京モーターショー2015、現地の感触では、このまま復活ほぼ確定といった印象のスズキ・アルトワークス画像集をあらためて。

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これが標準なのか、オプション装着車なのか、不明ですが、いわゆるスポーツペダルで、赤ステッチ入りシフトカバーのついた3ペダルというインテリアは、スイフトスポーツの流れを感じさせるもの。その流れからするとレカロシートはメーカーopで、車両本体価格もそこそこなのでは? と勝手に予想。といいますか、レカロシートは不要という層もいるでしょうから、そうした設定を期待なのでした。

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アクセルペダルとブレーキペダルの間隔と高さ、なかなか絶妙で右足だけで両方を操作するのも容易な印象を受けましたが、いわゆるヒール&トーのやりやすさというのはエンジンのレスポンスやパワートレインのマウントなども影響してくるので、動かしてみないと……であります。

そしてアクセルペダルは指先で操作しやすい角度に感じたのは、初代ワークス以来(というか、スズキ)の伝統でしょうか。

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お値段にも期待したい新生アルトワークス。140万円台を提示してくれると、いろいろ盛り上がりそうな予感なのでありますが、さて(汗)


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アルトターボのチューニング、ブーストアップの余地は少ない?

ついに軽ホットハッチの復活、アルトターボRSの市販開始であります。

前輪駆動のシンプルな軽量ボディに、ターボエンジンというパッケージに走りを期待する向きも少ないないでしょう。また、エンジンは専用チューニングを受けているというのもポイント。

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そのエンジンチューニングについて、以下のようにスズキのリリースにあり。


力強い加速を実現する改良型のR06A型吸気VVTターボエンジンを搭載。

高タンブル(縦渦)吸気ポートや高効率ターボチャージャーなどの採用により、低中速域のトルクと最大トルクを向上。
最大トルク(ネット):98N・m<10.0kg・m>/3,000rpm

ターボラグを約20%※1抑え、ターボ過給レスポンスを向上。
※1 従来R06A型吸気VVTターボエンジンとの比較

ターボといってもレスポンス重視というのは好印象に思いがちですが、若干の心配も。

というのは、130万円以下という価格を考えると、ターボラグを抑えるために特別なデバイスを投入することはむずかいはずで、おそらくタービンのA/Rやブレード形状で改善しているはず。もちろん、様々な要件を満たすスペックとしているでしょうが、簡単にいうと小さめのターボを使っているわけで、ノーマルでは十分なパフォーマンスであっても、いわゆるブーストアップ的なプログラム変更での伸びしろはそれほど残っていないのではないか、とこの一文から思うのでありました。

杞憂に終わればいいのですが……。

それにしても、この値段で吸気VVT付きターボエンジンが買えるというのは、アルトワークス全盛期から見ても驚きのデフレ価格という印象。

最近、耐久消費財の中で自動車の値段だけは上がっているといった声も聞きますが、エンジンひとつをとっても、アルトターボRSは、かつてのアルトワークスよりお買い得になっていると実感するのでありました。

チューニングの伸びしろが減っているという推測が外れていなければ、少々ザンネンではありますけれど、いまどきの設計であれば、20年以上前の鋳鉄ブロックのようにカタログスペックの倍以上の余力を持っているということもありませんから、そもそも伸びしろはあまりないのかもしれません。




精進します。
















 
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