クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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アコード

ご存知ですか? 初代リーフの回生ブレーキは4段階に調整できます

ドライブモードとシフトポジションの組み合わせによって回生ブレーキの効きが変わってくる



こちらの動画、久しぶりに愛車リーフを急速充電しているときに撮った10分トーク。なぜ10分なのかといえば、バッテリーへの負担やそもそもの充電効率を考えると急速充電は10分程度にとどめておいたほうがいいと考えているからなのですが、それはともかく動画のメインテーマはリーフの回生ブレーキについて。

いまさら言うまでもありませんが、回生ブレーキというのは減速エネルギーによって発電しようというか、駆動モーターで発電することで減速させようという仕組みで、ハイブリッドカーや電気自動車においてはバッテリーで走れる距離を伸ばすためのポイントになる機構。いったん加速したエネルギーを一部でも回収できるというのは、内燃機関だけのクルマに対するアドバンテージでもあります。

というわけで、回生ブレーキとメカブレーキ(通常の摩擦ブレーキ)のバランスについては回生ブレーキ寄りにするのが効率からすると正解。もっとも、それでフィーリングが悪化するのは本末転倒ですが、できのいい電動車では日常的には減速の大半を回生で行ない、停止時のみメカブレーキを使うという風になっていることもあるのでした。

また、その仕組みから想像できるように回生ブレーキというのは内燃機関車におけるエンジンブレーキと似た感覚で使えるもの。エンジンブレーキが低いギアを選ぶほど強くなるように、回生ブレーキにおいてもアクセルペダルをオフにしただけで得られる減速感の強弱も選べるようになると乗りやすさにつながるというか、エンジン車からの乗り換えにおいても同様の運転感が維持できるという意味では有効では?

というわけで、リーフには回生ブレーキを強くするシフトポジションとして「B」が用意されているのですが、では2段階の調整にとどまっているのかといえば、さにあらず。じつはドライブモード(ノーマル/エコ)との組み合わせで4段階に調整可能なのでありました。そんな話を動画でさせていただきましたが、わかりやすく整理すると次の通り。

回生ブレーキシフトポジションドライブモード
ノーマル
エコ
ノーマル
エコ

基本的にノーマルモードで走行している自分としては、このように4段階に回生ブレーキの効き具合を調整しながらアクセルオフでの速度調整をしているのです。最弱の状態では減速よりも惰性で走らせることを優先するイメージで、最強にすると回生によって航続距離を伸ばせるというイメージでしょうか。


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2020年 クルマのミライYouTubeチャンネルの再生時間トップ10。人気は水平対向エンジンのあのクルマ

一年間の総再生時間は2万1516時間、視聴回数51万回に大感謝!

2021年の仕事も本格的に始まったタイミングですが、あらためて2020年を振り返ると、個人的にはYouTubeチャンネルを本格的に再始動したのはトピックスのひとつ。チャンネル自体は2006年10月に開設していたのですが、いまどきのYouTube的には活用せずごくたまに、それもほぼ無編集の動画をあげているだけという感じでしたので。そんな感じの放置チャンネルだったのですが、ちょうど新型コロナウイルスによって社会が変わり始めた頃に、新しいことをはじめる時間ができたのを機に動画を作り始めたのでした。結果として一年間で51万回も再生していただき、また11月からは各種条件をクリアしてふたたび収益化もすることができました。本当にありがとうございます。

さて、しばらくはちゃんとチャンネル名もつけずにやっておりましたが、いまでは『YsPlanning 山本晋也 【クルマのミライ】』と名前をつけております。チャンネル名からもご想像できるでしょうが、2021年はブログとのメディアミックス感をより強めていこうと思っている次第。ブログで速報、動画で深掘りというパターンもあるでしょうし、試乗動画の深掘りをブログ記事で展開するというパターンも考えております。というわけで、ひとまずは2020年に自分のYouTubeチャンネルでどんな動画が人気だったのか総再生時間でのランキングを紹介させていただきます。宜しければお時間のある時に再生していただければ幸いです。

第一位
ホンダN-VANの6速MTはクロスしていて超楽しい 
公開日:2020/04/25
2020年内・総再生時間:1046.4時間
2020年内・再生回数:4万1929回


第一位は、2018年夏に試乗したN-VANの動画データが発掘されたので、それを再編集したもの。YouTubeにアップするつもりはさらさらなく、動画ごっこくらいのつもりで撮ったデータなので挨拶もろくにしていないのですが、ネタの希少性からかロングテール的にずっと再生していただいております。

第二位
新型レヴォーグのエンジンは完全新設計のリーンバーンターボ「CB18」。ボアピッチから設計思想を考察する
公開日:2020/08/21
2020年内・総再生時間:874.0時間
2020年内・再生回数:1万306回






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2020年を振り返る。もっとも印象に残った新車は電動化時代を感じさせるアコードだった

新型コロナウイルスに振り回された一年。自動車業界の変革スピードも加速した感アリ

2020年、世界中が新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けた一年となり、その影響はまだまだ続く状況なわけですが、そんな一年を月別に振り返って、個人的に選んだ重大ニュースがこちら。

超個人的独断と偏見に基づく2020年自動車業界重大ニュース
1月:トヨタのウーブン・シティ構想
2月:イギリスのエンジン車販売禁止の発表
3月:新型コロナウイルスに起因する交通事故の増加
4月:ホンダとGMのアライアンス強化
5月:日本メーカーの決算はSUBARU以外すべてマイナス
6月:ハリアーの「実質ドライブレコーダー」機能搭載
7月:日産アリア発表、水冷バッテリーを新採用
8月:スバル・レヴォーグの超絶ハンドリング 
9月:トヨタ・ヤリスが日本一売れたクルマに! 
10月:ホンダがF1参戦終了を発表したが…… 
11月:マツダの直列6気筒エンジンはどうなる? 
12月:三菱エクリプスクロスに見る電動化時代の走り

その内容や選んだ理由については、WEBカートップでのコラムに記しておりますので、そちらをお読みいただければ幸いなのですが、COVID-19の影響なのか本当に様々なことがあった一年でありました。

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Honda e、完全新設計のリア駆動シャシーについて記事を書いています

「街なかベスト」のために生まれた専用プラットフォーム。贅沢すぎるシティコミューター的BEVに価格以外の文句なし

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初期受注が好調すぎて、受注が一時停止状態になっているというホンダの電気自動車Honda e。その、どこか懐かしいスタイリングとは反対に、中身は攻めに攻めたメカニズムのBEVとなっているギャップも魅力といえましょうか。

そんなHonda eについて9月中旬に発売された2つの紙媒体に記事を寄稿しております。





そして、この2冊については自分なりの深掘りというか追加情報を動画でも公開しております。





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新東名や東北道で120km/h制限区間拡大の動きありだが…

新東名120km/h区間を走ってみた。意外にも120km/h走行しているドライバーは少数派だった

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すでに高速道路の一部区間において制限速度が120km/hまで引き上げられておりますが、あくまでも社会実験というのが建前。そして、その実験成果によって制限速度を120km/hとする区間が拡大されるという報道がありました。たしかに制限速度をあげたからといって交通事故が有意に増えたというわけではないそうで、そうであれば設計速度的に120km/hが現実的な区間においては速度を引き上げるというのも合理的といえましょうから。

もちろん、世界的なCO2排出量削減の流れにおいて制限速度を引き上げるという政策は、逆流的ともいえますが、そもそも120km/hという速度域は他国の制限速度と同等レベルであって、ヒステリックに批判するほどの速度域でないのも事実でありましょう。

では、120km/hに制限速度をあげると誰もが、その速度ギリギリで走っているのか。先日、新東名を使う機会があったので周囲の流れ方を確認してみることにしたのでした(※画像はイメージです)。





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新型アコードに感じたマルとバツ、プラスワン

太いペットボトルに対応するドリンクホルダーはマル、模様と感触があっていない木目加飾はバツ

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先日、新型アコードに550kmほど乗って感じたマルとバツというエントリをあげましたが、あらためて撮影した画像を眺めていて、書き忘れていたというか、このポイントもお伝えしないと! と思った箇所があったので、ご報告させていただきます。

まずはマルなところ。

画像を見てもわかりなように、ボタンタイプのシフト操作系……ではなくて、大きなドリンクホルダーが使い勝手の二重丸ポイント。700mlクラスの極太ペットボトルも収まりまるサイズ感でありながら、画像でもわかるようにバネの力で押さえつけるホールド機能があるので、通常サイズのペットボトルでもゆるゆるすることはないという、まるでジャパニーズ・ミニバンのごとく使えるドリンクホルダーになっているのでした。ちなみに、ボタン型シフトも慣れてしまうと使いやすく、また各種モードのスイッチやパーキングブレーキも集約して配置されているのは使い勝手的に〇なポイントと感じた次第であります。

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