クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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アクセラ

2019年12月中旬発売に延期した #SKYACTIV-X 搭載の #MAZDA3

参考価格は消費税8%のまま。10%で計算してみると3,198,147円だが……
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各所で報道されているように、まったく新しいSKYACTIV-Xエンジンを搭載するMAZDA3の発売時期が2019年10月から12月中旬へと延期されております。すでに参考価格は発表されているSKYACTIV-X搭載MAZDA3でありますが、その価格は消費税8%を前提としたものというのは以前のエントリで紹介した通り。発売のタイミング的には消費税10%での数字を載せるか、もしくは税抜き本体価格にして各自が計算しやすいようにしたほうが親切だとは思うのですが、すでに売っているガソリン/ディーゼル車との整合性などいろいろ考えることはあるのでしょう。






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オールニューMAZDA3、後席の狭さはファミリーカーとしてはどうだ?

身長140cmの小学生に「後ろの席が狭い」と言われてしまうパッケージ
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先日、室内に展示してあるMAZDA3を親子で見取り。最新の魂動デザインはダイナミックかつエモーショナルに仕上がっているというのはマツダファンの多くが認めるところでしょうが、とはいえ実車を見ているとスタイリングが優先され、体感的なパッケージングが犠牲になっていると感じる部分もあり。

とくに後席に、そうした傾向を感じるのでした。スペック上は十分かもしれないタンデムディスタンスも、実際に座ってみると拳ひとつ分くらいしかなく、Cセグメントと考えると少々手狭な印象。子供というのは、正直なもので後席に座って一言「狭いよ、ここ」と。身長140cm以上の小学生で、見たところはひざ回りの余裕があるようですが、体感的には狭く感じるのは後席の窓が狭かったり、室内がブラックだったりという圧迫感も影響しているのかもしれません。

とはいえ、Cセグメントといえばファミリーカーのど真ん中といえるセグメントでありますので、子供が狭いと感じることはけっして褒められるものではないでしょう。スタイリングを優先して家族に我慢を強いるのでは、次のクルマとしてマツダを選ぶのが難しくなるかもしれません……。もちろん、あくまでもサンプル数1の話ではしかないのでありますが。

それにしても、子供というのは正直に思ったことを口にするものであります(汗)

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精進します。

  

東京オートサロンで本邦初公開「MAZDA 3」はリアが重たく見える…


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ディテールのこだわりは感じるが、プロポーションとしてのちぐはぐさ
東京オートサロン2019にて、マツダの新型「MAZDA3」を初チェック。北米アクセサリー装着車というエクスキューズをしながら、実際にはジャパンプレミアということでしょう。もっとも、詳細情報は伏せられているので、あくまでといってもスタイリング面だけのお披露目ですが…。

魂動デザインのニュージェネレーションといいながら、まったく新しい解釈ではなく、従来の延長線上にあると感じるのは、すでに公開されていた画像からの印象ままですが、ギュっと凝縮された感があるのは意外な一面。キャラクターラインではなく、サイド面そのものをダイナミックにすることで広がりのあるボディを演出するという狙いでしょうが、それが太いCピラーによって斜め後ろから押さえつけられてしまっていると感じさせられるために、伸びやかさがスポイルされているように感じるわけです。それが、もったいないという気もするのですが、この部分も含めて新型MAZDA 3ハッチバックの狙いなのでしょう。引き締まった筋肉の表現という印象も受けますが、なんというかパンプアップした状態で固定しているような違和感を覚えるのも正直なところ。そして、ボディの後ろ側に筋肉が多く見えるために、ハッチ回りが重たく見えるとも感じるのでありました。
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マツダさん、どこかチェリーを思い出す

Sinya Yamamotoさん(@sinyayamamoto)がシェアした投稿 -



そんなこんなでの第一印象として「どこか(日産)チェリー(クーペ)を思い出す」とインスタにアップしたのですが、ここで思い出した日産チェリーの姿はこちら。
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まあ、MAZDA 3とは似ても似つかぬ恰好でありますけれど、ギュッと斜め後ろから押し潰す力が働いている感じに似た印象を受けたということであります、ハイ。

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精進します。
  




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まもなく開幕、東京オートサロン2019でお披露目の新車2台。話題になるのはどっちだ?

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北米仕様のカスタマイズ版を展示するMazda 3、スーパーGTコンセプトでアピールするトヨタ・スープラ
1月11日からはじまる東京オートサロン2019。オールジャンルなカスタマイズカーの祭典でありますが、その集客力や注目度の高さから自動車メーカーが出展するようになって久しく、新型車をアピールする場としても一定の価値を認められているところ。今年は、マツダが北米で先行公開したMAZDA 3(これまで日本ではアクセラとして売られていたクルマの新型。日本名がどうなるかは現時点では不明)の純正アクセサリー装着車を展示。開発者のトークショーを行なうなど新型車のプロモーションとして利用する模様。さらに注目なのは、もう一台の新型車である「トヨタ・スープラ」。オートサロンに続くタイミングで開催されるアメリカ・デトロイトモーターショーにてワールドプレミアされる、この新しいスポーツカーは日本のオートサロンではスーパーGTコンセプトとしてお披露目するということであります(下の画像は、イギリスで公開されたプロトタイプ)。

ユーザーにとってリアリティのある姿をみせるのはMAZDA 3でしょうが、オートサロンという場において話題となるのはスープラ、というのがもっぱらの予想ではないでしょうか。これまでもアクセラがカスタマイズの世界で目立ったという記憶もありませんし、そもそもマツダの魂動デザインは個性が強く、素材として選びづらい印象もありますので。とはいえ、スープラも原型を感じさせないスーパーGTコンセプトでは来年のオートサロンでの姿を想像し難いといえそう。モータースポーツ系ユーザーにはアピールしても、カスタマイズ系ユーザーには刺さらない可能性も考えてしまうわけです。

まあメディア的にはMAZDA 3やスープラが話題になりつつ、チューニング系のユーザー意識としては増えるであろうZC33スイフトスポーツあたりが主役という構図になるのかもしれませんが、さて?

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精進します。
  




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マツダの”クリーンディーゼル”のスス問題ふたたび……

エンジン制御プログラムのリコールと内部や部品洗浄で対策するにも限界あり?
いまさら驚くことではありませんが、マツダの小排気量クリーンディーゼルSKYACTIV-D 1.5に2つの不具合を改善するためのリコールが届出されております。
① ディーゼルエンジンにおいて、エンジンの保護制御が不適切なため、無負荷状態でアクセルを全開した際に燃焼異常が発生しても、エンジン保護機能が作動しない。そのため、燃焼異常により燃焼圧力が上昇し、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがある。
② ディーゼルエンジンにおいて、低車速で加減速する走行を繰り返すと、燃焼時に発生する煤の量が増え、インジェクタ噴孔部に堆積し、燃料の噴霧状態が悪化することで、さらに煤の量が増え、排気側バルブガイド周辺に堆積することがある。そのため、排気バルブが動きにくくなり、圧縮低下による加速不良や車体振動が発生するとともに、エンジン警告灯が点灯あるいはグローランプが点滅し、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがある。
とくに②のススが堆積してしまうことへの対策は2016年9月に出ているリコールの再対策といえるもので、結局のところ街乗りメインでローコンプディーゼルを使うというのは適材適所とはいえなかったということになりそうな気もしますが、さて? もっとも、マツダ的には新世代のガソリンエンジン「SKYACTIV-X」を推していくでしょうから、ディーゼルを抜本的に進化させるというよりは、対策しつつ、”D”から”X”へシフトしようという算段かもしれません、エエ……。

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精進します。
  




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マツダの次世代プラットフォーム、センタートンネルが気になる… #SKYACTIV

マツダの新エンジン「SKYACTIV-X」に採用するSPCCI(Spark Controlled Compression Ignition)の国際試乗会を開催で、気になる画像をいくつか公開しております。
おそらく注目は機械式スーパーチャージャーなどが確認できるSKYACTIV-Xエンジンの外観でありましょうが、個人的にもっと気になったのは新世代プラットフォームのイメージ画像。

マツダの次世代プラットフォーム、そのセンタートンネルに入るものとは?

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ボディは現行アクセラに擬装されておりますが、その中身は次世代プラットフォームというテスト車両。その中身を示す画像では、おそらくSKYACTIV-Xエンジンが横置きになっているのが確認できるものの、FWDとは思えない立派なセンタートンネルが気になるのでありました。
AWDのプロペラシャフトや排気系を収めるにしてはトンネルが大きすぎるように思えますし、新世代エンジンにしても前方排気なので排ガス処理システムを置くためにトンネル部分を広げるというのも不自然。センタートンネル構造を大きく箱型とすることで剛性をコントロールしていると見るべきなのでしょうが、まさかまさかの「エンジン横置き(FWD)と縦置き(RWD)で共用できるプラットフォーム」……と想像してしまうのは、あまりにも荒唐無稽でしょうか(汗)
 
精進します。
  




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