クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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アウトランダーPHEV

マツダのプラグインハイブリッドSUV「CX-60」が欧州デビュー。国産ライバルと簡単比較

エンジンは2.5リッター4気筒ガソリン、バッテリー総電力量は17.8kWh、システム最高出力は327馬力

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マツダが開発した完全に新しいFRプラットフォームを基にした新型モデル「CX-60」が欧州で発表されています。直列6気筒エンジン仕様も用意される、このプラットフォームですが欧州デビューしたのは彼の地のニーズに合わせたPHEV(プラグインハイブリッド車)バージョン。


ちなみに、マツダの公式発表によると車名の読み方は「シーエックス シックスティー」だそうですが、日本では”シーエックスろくじゅう”と通称されることになりそうであります(汗)


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ハイブリッドカーやEVにおいてのパドルシフトの必要性とは【リメイクコラム】

ハイブリッドカーに備わるパドルシフト、多くは回生ブレーキの強弱をコントロールするため

ステアリングを握ったまま、指先だけでシフト操作のできる「パドルシフト」は、いまや軽自動車にも備わっているくらい珍しくない装備だ。1980年代後半にフェラーリがF1マシンに採用したことで認知度が高まったこともあり、スポーツ走行に効果的なアイテムといった印象が強い。

しかし、エコカーの代表といえるハイブリッドカーやEVにも、そんなパドルシフトを備えたクルマがある。果たして、どのような役割を担っているのだろうか。

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2021年12月にフルモデルチェンジしたプラグインハイブリッドカー「アウトランダーPHEV」にもパドルレバーが備わっている。その役割は回生ブレーキの効き具合をB0~B5までの6段階で調整することだ

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高速巡行で感じるゆったり感。電動4WDが超スムースな新型アウトランダーPHEVは高級車のパワートレインだった

高速道路もフル電動で走行するから静かで滑らか、高級感が半端ない。街乗りでもドライブモードを変える楽しみアリ

 

三菱自動車の新型アウトランダーPHEVに公道試乗してまいりました。先入観抜きで試乗した正直インプレは上の動画でご確認いただけますが、結論からいえば「実際よりも大きいクルマのようなゆったり感と手足の延長のようなコンパクトさという二面性を持った運転が楽しいSUV」に仕上がっておりました。

あらためて、そのパワートレインを整理すると、前後タイヤを独立したモーターで駆動する電動4WDで、バッテリー総電力量は20.0kWhもあって、外部充電した電力で100km前後は走れるというのがカタログスペック。2.4リッターエンジンは積んでいますが日常的には発電に使うのみで、完璧な電動車と捉えていいであろうプラグインハイブリッドSUVの最新モデルであります。

先日のエントリではダートコースを走行することで、駆動力と制動力を利用した車両運動統合制御システム「S-AWC」の各ドライブモードの特徴をレポートしたわけですが、今回は市街地及び高速道路での印象をお伝えいたします。

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新型アウトランダーPHEVをダート試乗。ドライブモードの違いは明確でした

新型アウトランダーPHEV、想像以上にオフロードが楽しめる本物の電動SUVでした!



玄人筋の評価が高い三菱自動車の新型アウトランダーPHEVに試乗する機会を得ました。

販売実績でいえばプラグインハイブリッドSUV部門で世界一ともいえるアウトランダーPHEVのフルモデルチェンジは、バッテリー総電力量を13.8kWhから20.0kWhへと増やしたり、駆動モーターも出力アップ(フロント:60kW→85kW、リア:70kW→110kW)するなど電動化領域を拡大、パフォーマンスアップしているのが特徴。それでいてパッケージとしてもコンパクトにまとめたことで、従来モデルでは2列シート仕様だけだったのですが、新型では3列シート仕様も用意できるようになったこともフルモデルチェンジにおけるトピックスのひとつでしょうか。

そんな新型アウトランダーPHEVに市街地だけでなく、オフロードコース(ダートラ場・オートランド千葉)にて試乗できたのは、本当に貴重な体験でありました。なぜならフルモデルチェンジによって車両運動統合制御システム「S-AWC」が大幅進化しているのもトピックスで、その効果をオフロードコースのフラットダートやマッディなセクションで存分に味わうことができたから。そのあたりの実際は、冒頭のムービーでご確認いただければ幸いです。続きを読む

【アウトランダーPHEV】三菱・日産合作プラグインハイブリッドが好スタートを切った

すべてが第二世代に進化したアウトランダーPHEV。予約受注で約7000台を集める

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一部のメディア・モータージャーナリスト向けの試乗会があったり、すでに受注が始まっていたりとデビューしたかのように振る舞っていた元祖プラグインハイブリッドカーこと「アウトランダーPHEV」が正式に販売開始となったことが三菱自動車から発表されております。


なんでも正式デビュー前の予約受注だけで6915台と、販売目標の半年分以上を集めたということでして、市場から熱望された新型アウトランダーPHEVが好スタートを切ったというところでしょうか。

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三菱アウトランダーPHEVがついにフルモデルチェンジ。気になるのは生産工場

メーカー希望小売価格は4,621,100円~5,320,700円。三菱自動車の電動化技術と四輪制御技術の粋を集め、アライアンスで開発した新世代のプラットフォームや先進技術を活用したフラッグシップ

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すでに最低限のオフィシャルフォトは公開していた新型アウトランダーPHEVが、2021年12月16日から販売開始することとグレード構成&メーカー希望小売価格を公表しております。

気になるグレードごとの価格(消費税10%込)は以下の通り。

M 5人乗り 4,621,100円
G 5人乗り 4,904,900円
7人乗り 4,996,200円
P 7人乗り 5,320,700円


メーカー希望小売価格が従来モデルに対して、さほど高価になっていないのは好印象ですが、2.4L MIVEC DOHC 16バルブ4気筒エンジンを軸としたツインモーターのパワートレインというのは従来からのユニットをブラッシュアップしている印象で、ハイブリッドモードでの燃費性能についてもWLTCモードで16.2~16.6km/Lというのは最新のプラグインハイブリッドとしては物足りない感じであります。バッテリー総電力量は20kWhとなり、EV走行換算距離(等価EVレンジ)は87km(WLTCモード)となっているのは電動化領域が広がったということで評価ポイントではありますけれども……。




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