クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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アイサイト

新型レヴォーグはオプションの11.6インチ大型ディスプレイをつけるべき【証拠画像】

オプションの大型ナビを選ばないと、2DINサイズのオーディオスペースと2DIN相当のエアコン液晶パネルになる

先日、チラ見してきた新型レヴォーグ。その特徴のひとつが「デジタルコクピット」であります。12.3インチフル液晶メーターと11.6インチセンターインフォメーションディスプレイの組み合わせは、国産車としてはなかなか新しい感じがするもので、レヴォーグのテクノロジー面での特徴である「アイサイトX」という先進運転支援システムと相まって、非常に”新しい”感じを強めているのですが、全グレードがデジタルコクピットなのかといえば、さにあらず。

こちらの画像は、そうしたデジタルコクピット系アイテムが装備されない昔ながらのコクピットを撮ったもの。
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形状的に1DINサイズのダミーのように見えるカバー部分にはディーラーオプションやサードパーティ製の2DINナビなどが収まるもので、その下に見える7インチの液晶パネルはエアコン操作用。この操作パネルは新造品ということで、ここまでお金をかけるのであれば、いっそ全車に11.6インチの大型センターインフォメーションディスプレイを標準装備すればよかったのにと思うのですが、メーカーの言い分としては「好みのオーディオやナビをつけたいというお客様もいらっしゃるので」ということで、そうしたユーザーニーズへの対応として、こうした仕様も用意しているのだとか。





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次期レヴォーグに込められたSUBARUの新テクノロジー

レーダー併用の新世代アイサイト、リーンバーンの新型1.8リッター直噴ターボ、そしてナビゲーションシステムが気になる!


SUBARUが東京モーターショーにて世界初公開したレヴォーグ・プロトタイプ。そのプレゼンテーション風景(おそらく入場者がいない時間に別撮りしたものでしょう)が公開されておりました。

あらためて見ても、やはり気になるのはアイサイトの進化と新しい直噴ターボエンジンでありましょうか。直噴ターボについてはリーンバーン領域もあるということで、どの程度まで燃費性能を上げてきたのかが気になるところ。とはいえ、1.8リッターのガソリン直噴ターボでありますからハイブリッドのような燃費性能を出せるとは思えません。1.6リッターターボより良くなっていれば御の字といった数字を想像するのですが、さて?


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SUBARU「EyeSight」はハンズオフ機能に対応しないのは何故か

自動運転レベル2におけるハンズオフ(手放し)の実現にはドライバーモニタリングシステムが必須、ということは……
2019年は自動運転に対する法整備が一段と進んだ年になりそうな予感。いえ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて部分的な自動運転(レベル3)の実現を目指すという政府の方針がありますから、そこに向けて技術と法整備が進むのは当然の流れではありますが。
限定的なシチュエーションながらすべての操作をクルマに任せられる(監視も不要、ただしドライバーはいつでも運転を引き継げる状態で待機)というのが自動運転レベル3なわけですが、その前段階としして自動運転レベル2におけるハンズオフ(手放し)が許可されるというのが2019年夏のトピックス。すでにBMWと日産が、同技術の採用を発表しておりますが、現状の車線維持システムにプラスしてドライバーを監視するモニタリングシステムを搭載するといのが技術的なポイント。

手放しはしていても、自動運転システム(レベル2ですから正しくは「運転支援システム」ですが)を監視するのはドライバーの役割で、そこを守っているかどうかをカメラで確認することがハンズオフを認められる条件というわけです。

ところで、ドライバーモニタリングシステムといえば、SUBARUの最新モデル「フォレスター」にも搭載されている機能。SUBARUではドライバーの顔認識によるシートポジション合わせなどの利便性に利用している印象が強いでのすが、そもそもは運転支援システム作動時にドライバーが居眠りしたり、わき見運転をしたりといった危険因子を防ぐというのが狙いの技術。つまり、SUBARUもハンズオフへ発展できるのでは? と思ったりするのですが……。



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スバル・レガシィがD型にビッグマイチェン。しかしツーリングアシストは付かず…

フラッグシップ機だからこそ、コア・テクノロジーにおいては最新であって欲しい
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2.5リッターエンジンのAWDパワートレインだけを設定するミドルサイズのサルーン「スバル・レガシィB4」。先日、ビッグマイナーチェンジを受けたD型にちょい乗りして、同社のフラッグシップモデルとしての価値や、新世代プラットフォームに劣らないシャシーの仕上がりなどを感じることがあったのですが、ちょっと不満なのはレヴォーグやWRX S4が手に入れた新機能「アイサイト・ツーリングアシスト」が設定されていないこと。

いまや水平対向エンジンとシンメトリカルAWDというコア・テクノロジーについては当然のように全スバル車に与えられているわけで、フラッグシップとしての矜持を示すのは、もうひとつのコア・テクノロジーである「アイサイト」であろうと思うだけに、今回のビッグマイチェンで低速域での操舵アシストがつかなかったのは残念。

その理由として、ステレオカメラを利用する「アダプティブ・ドライビングビーム」と「アイサイト・ツーリングアシスト」は回路のキャパシティの理由から共存できないという都合があることは理解していますが……(だから、レヴォーグとWRX S4はオートハイビームの設定で、その制御のために”第三のカメラ”を使っていたりするのでした)。

そして、先入観のせいかもしれませんが、高速域でのステアリングアシストが若干曖昧な印象だったのもフラッグシップとしては残念なところ。もっともテストコース内メーター読み120km/hでの話ですから、いま時点での日本においてはギリギリ使わない領域ではあるのですが(汗)

精進します。
  




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スバル「アイサイト・ツーリングアシスト」のナチュラルすぎる操舵アシストに思う

自動ブレーキと自動アクセル、そして操舵アシスト。身近な自動運転テクノロジー
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0~120Km/hの範囲において、先行車に追従、車線中央維持を行なうスバルの運転支援システム「アイサイト・ツーリングアシスト」を公道初体験。公道の中でも、周囲とのコミュニケーションが必要な昼間の首都高という厳しいシチュエーションでの体験となりましたが、いやはや予想以上に対応する能力を確認。AIは搭載していない運転支援システムながら、対応力の高さにより、まるで自動運転のような振る舞いを見せてくれたのでありました。
試乗中に思ったのは「右足用のフットレストが欲しい」というくらいですから、加減速については、ほぼマシンに任せておけるレベル。ステアリングアシストについても、他社に比べてナチュラルなのはアドバンテージ。ただし、ナチュラルゆえに機械の性能を超えてアシストがキャンセルされたときに感じるギャップが大きいのは痛し痒し、かもしれません。実際、ステアリングアシストに合わせた腕力で操作しているときに、アシスト機能がキャンセルされると急にステアリングが重くなったように感じてしまうのです。

その対策としては、アールの厳しいコーナーに近づいたときにキャンセルされる可能性を意識しつつ、メーターやインフォメーションディスプレイ(上の画像)内のステアリングアシストの作動状態の表示に気を配るくらいしかありませんが、慣れてくると「ここではアシストしないかも」と身構えることができてみたり。これこそレベル2自動運転時代のドライバーの新心得なのかもしれません……。

精進します。
  




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120km/hまで操舵ありの追従クルーズコントロールを実現するスバル「アイサイト・ツーリングアシスト」

「EyeSightは次のステージへ」というキャッチコピーでのティザーをしていたレヴォーグ、WRX S4の進化ポイントについての詳細情報が解禁されました。
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「世界一のレーンキープ性能」を自負する、アイサイト・ツーリングアシストへ進化
カラーステレオカメラといったハードウェアでの大幅な進化はなく、これまで60km/h以上に限定されていたレーンキープアシスト(ステアリング操作アシスト)を0km/hの渋滞時から対応としたのが主な変更点。この進化を「アイサイト・ツーリングアシスト」という言葉で表現しているのでした。

これ、単純にこれまでの機能の作動速度域を拡大したというものではなく、従来は白線(区画線)を認識して車線中央を維持する制御だったのに対して、白線がない(見えない)状況であっても先行車の動き(軌跡)を利用して車線を認識してレーンキープアシストを持続できるようになっているのでした。車線情報だけではなく先行車の軌跡をも利用できるというのが大きな進化ポイントであります。

情報量はそのままに、活用幅を広げているといったところでしょうか。

というわけで、ちょっとだけ体感してきましたのでご報告。

たとえば、実際の路上ではないシチュエーションですが、テストコース内において低速で先行車がクネクネ走ると、それに見事に追従する様は見事。しかも、ステアリング操作が滑らかでカクカクとした感触がまったくないのは、スバルの追従クルーズコントロールにおける経験の長さを感じる制御でありました。



一部のユーザーにおいては、120km/hまでACCがカバーするようになった(設定速度の数字は135km/h)ことが注目かもしれませんが、くれぐれも ご安全に(汗)

精進します。
  




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