クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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シート

体型なのか、姿勢なのか。なぜか合わないレカロシート

WRX S4 STIスポーツの純正レカロに乗っているとじんわりと腰が痛くなる…
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機会あって、記憶にある限りですが、初めてSUBARU WRX S4 STI Sportに乗ったのでした。

300馬力の4気筒ターボエンジンを2ペダルで操り、トルクディストリビューションAWDにて全輪を駆動するというパワートレインは標準車と変わらないのですが、『STIチューニング ビルシュタイン製ダンパー&コイルスプリング(フロント:DampMatic®Ⅱ、倒立式)』や『高剛性クランプスティフナー(左右)付電動パワーステアリング』などでハンドリングを引き締めているのが走りのポイント。『RECAROフロントシート(ブラック/ボルドー、レッドステッチ+STIロゴ入り)』などでキャビンもグレードアップしているのも特徴であります。




さて、レカロシートといえば優れたシートの代名詞となっているほどですが、個人的には体に合わないシートの代名詞。昔からレカロシートで運転すると、じんわり腰が痛くなって長く乗っているのが厳しいのでありました。その理由が体型にあるのか、姿勢の問題なのかは不明でありますが、印象としては腰を支える部分の張りが強すぎると感じる次第。

やはり、今回も1時間半ほどの運転で腰が痛くなるのを実感。標準グレードのWRX S4ではそんなことはなかったと記憶しているので、ドライビングポジションの問題ではないはず。かといってシートのどこが問題なのかも明確にはわからないので、ノセボ効果(プラシーボ効果の逆)も否定できないのですが……。

ちなみに、過去で最悪の体験はスズキKei Worksの純正レカロシート(骨格は純正を利用したタイプ)。4時間ほどの長距離ドライブの後、腰痛で3日間ほど寝込んだ記憶あり。フルバケットタイプのレカロシートでは体に合わないほどの経験はないのですが、リクライニングタイプのレカロは、個人的には鬼門なのでありました。



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精進します。
  




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「学生安全技術デザインコンペティション」日本大会を取材して・その2

既存のシートレール機構を活用できることをもっとアピールすればよかったのに…
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昨日のエントリでも記したように、 公益社団法人  自動車技術会において「学生安全技術デザインコンペティション」日本大会決勝を取材したのですが、最優秀賞に選ばれた日本大学工学部バイオメカニクス研究室「自動車乗員の腰椎・腹部傷害評価を可能とする新型ダミーの開発」以外のアイデアも非常に興味深いものばかり。とくに東京大学 チームT「実装に向けた水平可動式シート」については、大会終了後に話を聞いたところ、もっと実現性の高さをアピールすればよかったのに、と感じた次第。




このテーマ、いわゆる「むち打ち防止シート」といえるもので、後突を予測するか、衝撃を感知したことで、シートの固定を解除して水平に動かすことで衝撃を低減、頸への負担を軽減しようというもの。基本テーマは同チームにおいてブラッシュアップされていて、今回は衝撃を受け止めるスプリングを複数用いるなどして非線形特性にするというのが新しいアイデア。その効果を確認するのが、このデモンストレーションなのでありますが、白い部分が人とシートで、金属レールなどが衝撃吸収装置部分。これだけ見るとかなり大掛かりな仕組みであって、タイトルにある「実装に向けた」という部分は、まだまだ改善の余地ありまくりという印象を受けてしまうのですが、さにあらず。

シートの水平移動については、既存のシートレールを使う想定なのだとか。デモンストレーションでは大掛かりに見えるロック解除装置や非線形スプリング、ダンパーなどは、実際にはシート下に収めることが可能という前提でのアイデアなのでありました。つまりパッケージングにおいてのリアリティはかなり高いアイデアと思えるのです。しかし、デモンストレーション機があまりに大仰なものだから審査員の面々に、そうした実現性の高さがどこまでアピールできていたかは疑問。むしろ、動かないデモンストレーションでいいんで、既存のシート下に『このように部品をレイアウトします』という実装アイデアを見せたほうが評価は高かったのでは? と思ってみたり。まあブラッシュアップしているテーマのようなので、そうした基本情報は以前のプレゼンテーションで伝えてあるということなのかもしれませんが……。
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