クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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HEV

スバル・ストロングハイブリッドのトランスアクスル生産工場潜入記?

国内向け初のストロングハイブリッド・トランスアクスルは専用工場で作られていた!

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スバル初のストロングハイブリッドが、クロストレックに搭載されてローンチされたのは2024年後半における国産車ニュースの中でも記憶に残るもの。高出力モーターにより幅広い領域でEV走行が可能なストロングハイブリッド自体は珍しいものではありませんが、スバルの国内向けラインナップとしてはストロングハイブリッドは初搭載となりますので。



もっとも、ストロングハイブリッドを積んだにしてはWLTCモード燃費が18.9km/Lという数値は物足りないというのが個人的な第一印象ではありました。とはいえ、スバルのコアテクノロジーであり、ブランドアイデンティティでもある「シンメトリカルAWD」を採用しているということは前後をつなぐプロペラシャフトは必要となりますし、その重量や抵抗は燃費にネガといえますからモード燃費が20km/Lに達しなかったのは”スバルのストロングハイブリッド”としては仕方ないことかもしれませんが…。

さて、そんなスバルのストロングハイブリッドは水平対向エンジンやシンメトリカルAWDという独自のメカニズムに組み合わせる関係から、構造的には専用設計とならざるを得ず、結果としてハイブリッド・トランスアクスルについてスバル内製となっているのでした。

そんな専用トランスアクスルを生産している北本工場を取材した際に撮ることができたのが、こちらのショート動画。真新しい機械が導入された実質・新工場といえる空気を感じ取っていただけますでしょうか?




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レクサスRX発表、動力分割機構をもたない新ハイブリッドを採用

フロントの駆動ユニットは、2.4リッターターボエンジン+クラッチ+駆動モーター+クラッチ+6速ATと発表された



2022年6月1日、5代目となるレクサスRXが発表されました。いかにもRXらしいイメージをしっかりと受け継ぎつつ、最新トレンドにあわせて昇華させたスタイリングは手堅い印象もあります。アーキテクチャの基本は、RAV4などと共通のGA-Kプラットフォーム。おそらくRAV4  PHVと共通メカニズムの2.5リッターエンジン、バッテリー総電力量18.1kWhのプラグインハイブリッドを用意するなどメカニズムも全体にブラッシュアップしたものを採用している……だけではなさそう。

注目は、パフォーマンスモデル「RX500h F SPORT Performance」の導入であります。

そのメカニズムにおける特徴はメーカー発表によると以下の通り。
  • ドライバーの意図に忠実な走りを支える四輪駆動力システム「DIRECT4」
  • リヤに高出力モーターeAxleを搭載した新開発ハイブリットシステム「2.4L-T HEV」
  • 走行時の車両姿勢をコントロールするブレーキ車両姿勢制御
  • 高い取り回し性と高速での安心感を実現する大舵角DRS
そして、冒頭の動画でもわかるように、トヨタとしておそらく初めてツインクラッチタイプのハイブリッドシステムを搭載しているのが最大の注目ポイントではないでしょうか。

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カワサキがハイブリッドバイクの開発を発表。絶対に買うぞ宣言

初代インサイトを買った”初もの好き”としてはKAWASAKIの初ハイブリッドは絶対に入手したいと盛り上がる

2021-10-07 (2) 



川崎重工業から、オートバイを中心としたモビリティカンパニー部門がカワサキモータースとして独立するという風に、事業戦略に大きな流れが生まれたことが発表され、カワサキモータースの今後に関するプレゼンテーションが行なわれたのですが、そのプレゼン資料に載っていたのが、この画像です。

こちらは、カワサキ初のハイブリッドバイクのプロトタイプだそうで、見た感じでは2気筒エンジンとジェネレーター・駆動モーターを組み合わせたシリーズハイブリッドのように見えますが、最近トヨタとの協力関係を表に出してきているところからするとTHS的な動力分割機構を備えているのかもしれません。小排気エンジンになるほどTHS的な仕組みは効率化とパフォーマンスのバランスに効いてきますから合理的に考えてもシリーズパラレルハイブリッドを選択するのはアリでしょうから……。

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欧州では「充電不要の電動車」をアピールするホンダHR-V(日本名:ヴェゼル)

日本では販売好調のヴェゼル。欧州版HR-Vは2021年後半にe:HEV専用モデルとして発売予定

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ご存知のように、いま日本の新車販売(登録車)においてはトヨタ・ヤリスが圧倒的で、さらにルーミー、カローラ、アルファード、アクアとトヨタ勢がトップ5を占めるという勢い。そんな中、孤軍奮闘状態なのが7月の新車販売で6位に食い込んでいるホンダ・ヴェゼルなのでした。

ヴェゼルといえば海外名はHR-Vという懐かしい名前で展開していることでも知られておりますが、最新のHR-Vが間もなく欧州での販売開始ということで、かの地でのPRが本格的に始まった模様。

1.5リッターエンジンと2つのモーターを組み合わせたe:HEVハイブリッドシステムの採用は日本仕様と同様で、最高出力96kW、最大トルク253Nmを発生するモーターでの走行を基本としているのも共通の仕様となっているよう。日本では充電のいらない電気自動車というと某・日産が好んで使うキャッチコピーですが、HR-Vの欧州向けリリースでは ”  With no need to plug-in and charge, the HR-V is suitable for every driving situation, combining the responsive performance and efficiency of an electric vehicle ” とホンダも同じようなアピールをしているのはちょっと興味深いというか、欧州ではこうしたアピールが有効ということなのでありましょうか……。

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四輪と同じ『e:HEV』を名乗った原付二種のハイブリッドに興味津々

ホンダの人気スクーター「PCX」が完全フルモデルチェンジ。新エンジンとなったハイブリッドモデルはドライブモードを「D」と「S」からセレクトできる。



こちらの動画で速報的にお知らせしたようにホンダの大ヒットスクーターであるPCXシリーズがフルモデルチェンジ。ボディカウルはもちろん、フレームからエンジンまで一新されております。具体的にはエンジンのボア×ストロークが、従来モデルの52.4×57.9mmから新型では53.5×55.5mmとまったく異なるスペックになっているのでした。さらに軽二輪バージョンについてはPCX150からPCX160へと排気量アップしているほど。



とはいえ、個人的な興味のほとんどは「PCX e:HEV」に持っていかれたのでした。もともとPCXにはハイブリッド仕様が用意されてはいたのですが、四輪でもハイブリッドのことをe:HEVと改称しているわけですが、それを二輪にも展開することでホンダというブランドとしての統一感を出そうというのは、電動化時代にむけたブランディングとして意味があると思えますから……。





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漢カワサキ、バイク用ハイブリッドシステムを発表。パフォーマンスに期待大

Kawasaki RIDEOLOGY meets HYBRID POWERという動画で紹介されているバイク用ハイブリッドシステムは切り替えタイプのパラレルタイプ?



二輪部門を分社化すると発表している川崎重工業。その生み出すバイクは漢カワサキと表現されることが多いように、古典的な味つけであることが期待されているような節もありますが、いやいや機械式スーパーチャージャーの積極採用や、国産二輪メーカーとしてはおそらく最初にボッシュのADASを採用することを発表しているなど先進的な部分も共存しているのが魅力のひとつ。


 
冒頭に貼った動画は、そんなカワサキが発表したバイク用ハイブリッドシステムのプロモーションビデオ。ある程度は想像できる範囲内といえますが、その内容は非常に興味深いものでありました。





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