クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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チューニング

HKS製「VR43DETT」が参考出品、ニュータービン「GTIII-800」も近日発売

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ボアはそのままストロークアップ版の4.3リッター仕様のショートエンジンを展示
東京オートサロンのHKSブースで目に留まったのが、こちらの「VR38 4.3Lショートエンジン」。細かい仕様は表示されておりませんでしたが、おそらく中身はHKSの4.3Lロングストローク仕様でありましょう。そして、”ショートエンジン”と表記されているということは、ロングストロークキット(ピストン・コンロッド・クランクシャフト)を腰下に組み込んだ状態での販売を想定していると思えるわけです。HKSの4.3リッターキットは、ボアがそのままなのが特徴で、ブロックのホーニング加工などは不要というのがウリ。つまり、中古ブロックを使ってのコンプリートエンジンを販売網に乗せることもしやすいはずで、オートサロンでの参考出品というのは、そうしたビジネスを睨んだものという印象。もちろん、日本国内だけではなく、むしろ海外向けの商品企画でありましょう。

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そして、この4.3リッター仕様のVR38エンジンに組み合わせされていたターボチャージャーが「GTIII-800フルタービンキット」。ウエストゲート仕様なのが、いかにもフルタービンといった風情で、こちらは近日発売予定のニューアイテム。お値段は税別85万円ということですから、ツイン使用で、タービンだけで170万円といったところ。ちなみに、4.3リッターキットの部品代は税抜き160万円だったりするのでした。まあ、このクラスのフルタービンをセットアップするとなれば、インタークーラーも変えますし、インジェクターや制御系も変える必要があるわけですから、「クラッチだ、タイヤだ」というところまで考えていくと、積み上げていけば四桁万円に届くことを覚悟しておかないといけないレベルではあることも容易に想像できてしまうのであります、ハイ。

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スイフトスポーツ(ZC33)チューンドがTC2000で1分3秒台!

ブリッツのチューンドスイスポを山内英輝選手がドライブで「1'03.757」

チューニングパーツメーカー「ブリッツ」のデモカーであるスイフトスポーツ(ZC33)が筑波サーキット・コース2000において1分3秒757の好タイムを記録したというオンボード映像。ボルトオンターボ 184馬力仕様とはいえ、コンセプトからすると保安基準適合で、しかもFFでこのタイムが出てしまうというのは、ちょっとというか、かなり驚き。2016年にブリッツが出がけたターボ仕様のNDロードスターで、同じ山内英揮選手のドライブによる1分3秒557を記録しているので、1.4リッターターボのスイフトスポーツをチューニングして、同じようなタイムが出るというのは想定内とはいえ、コストパフォーマンスの高いマシンであることを実感させてくれるタイム。おそらくシビックタイプR(FK8)のノーマル状態より秒単位で速いでしょうし、スイフトスポーツのメーカー希望小売価格が183.6万円であることを考えると、チューニングに200万円をかけたとしてもシビックタイプRより低予算で楽しめるわけですから。この予算感で、ここまで速くて楽しめるというのは、他にはないのでは?

こちらは、別のスイフトスポーツのオンボード映像ですが、ウェットでの走りが満喫できるムービー。けっこうなウェットコンディションながら1分7秒台で走ってしまうのだから、空恐ろしいポテンシャルであります。


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S660ネオクラシック、まずは400万円オーバーからの登場

ボディキットと装着費用で240万円程度が目安か、ベース車次第では300万円台も見えてくるが……
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2016年の東京オートサロンに出展されるや、おおいに話題を集めたホンダアクセス製カスタマイズカー「S660ネオクラシック」。いよいよボディキットというカタチで市販が始まったわけですが、その第一弾といえる中古物件が販売開始。最低ラインで考えると300万円程度から売れると予想していたのですが、注目のお値段は426万8000円。結果的に高価なクルマになるわけですから、修復歴ありの多走行車をベースにするというわけにもいかないのでしょう。走行5000km程度、車検残1年半といったタマをベースに選んだ結果、軽自動車としては非常に高価なクルマになってしまっております。まあ、価格帯としてはケータハム160の中古車と同等といえますので、その意味では妥当なプライスゾーンなのかもしれません。もとより軽自動車というよりは、東京国際カスタムカーコンテストのグランプリ車をほぼほぼその姿で安心して所有できるという商品ですから軽自動車の枠で考えるのはナンセンスでありましょう。

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ちなみに、この個体では185万円程度のタマをベース車に選んだそうで、S660の相場観からすると過走行・修復アリだと60~70万円はトータルコストを下げられる可能性はあって、そうなると350万円前後のプライスを掲げることもできるかもしれませんが、逆にいうと、それだけのお金を払って走行10万km近いクルマを買うというのも考えづらいかも。その価格から逆算したボディキットと装着費用から考えると、S660オーナーが250万円前後のコストをかけてネオクラシックに変身させるという選択肢が、現実的なのかもしれないと思うのでありますが、さて?


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ようやく市販版と対面。 #s660 #hondaaccess

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2016年のオートサロンに登場したS660ネオクラシックがついに発売開始。

ボディキットだけで129万6000円(消費税込)、量産型カスタムグランプリカーを手に入れる総予算は
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東京オートサロン2016に登場した「S660 ネオクラシック」がついに市販化。出展当初は謎のカスタマイズ集団N Lab.の作となっていましたが、その後ホンダの純正アクセサリーを担当しているホンダアクセスの社内活動だったことが判明。そうしたこともあって将来的にはコンプリートカーで販売されるのでは? といった憶測を呼んだこともありました。

そして、ついに販売開始というわけですが、現実的な方法を考えたのでしょう、あくまでボディキットとして販売開始という話に落ち着いた模様。とはいえ、ボディキットだけで消費税込129万6000円のお値段はおいそれと手を出せるものではないのも事実であります。仮にS660の中古車を買ってきて、作り上げるとしても、ざっと300万円といった予算感になるでしょうから(ボディキット+修復歴ありの個体+工賃のイメージ)。

それにしても、東京オートサロン出展マシンから選ばれる東京国際カスタムカーコンテストにおいて全体のナンバーワンといえるグランプリを獲得したマシンの市販版と考えれば、価格以上の価値はあるのかもしれません。量産とはいっても、この予算感からすると街中で同じクルマに出会うということもないでしょうし。それに、ボディキット装着時にオリジナルカラーで全塗装すれば世界に一台にすることはできますし、カスタムカーコンテスト・グランプリ車の血を引いていると考えれば、そうした方向での作り込みは必須といえるかもしれません。あえてホイールをキットに含めていないのは、そうした独自性をオーナーごとに発揮してほしいというホンダアクセス側の思いも感じるところであります。
さて、そんな「S660ネオクラシック」ですが、個人的に思い入れが強いのには理由があって。じつは、2016年に東京オートサロンで発表した”コンセプト”、2017年に東京オートサロンで発表された”プロトタイプ”のいずれも開発者インタビューをしていたりするのでした。前者のインタビューが掲載されているのは『Honda S660 Perfect Guide 2016』、後者のインタビューは『Honda Style(ホンダスタイル) No.85』、いずれもネコ・パブリッシングの発行。

  
ちなみに、2016年のコンセプトモデルでは、ドアの加工もされておりましたし、エンジンフードは開閉不可という完全なるデザインスタディ。つまり、その段階では市販化はまったく考えていなかったわけで、わずかな期間でボディキットとして市販できるレベルにまで商品化したのは、ホンダアクセスの力量を感じる次第。やはり、ホンダアクセスが売るとなるとサードパーティのエアロパーツとは、求められる水準も異なるでしょうから。そのあたりの精度などなど、実車で確認したいものですが、機会が訪れますかどうか(汗)

そして、もしS660ネオクラシックを手に入れられるのならば、ルーフ部分はハードトップ化したいところ。オープンカーではなく、クーペスタイルであることが、このスタイリングにおける最大の特徴だと考えておりますので……。


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ダイハツのメーカー純正チューニング、ローギヤード・ファイナルが選べる!

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20%もローギヤードなファイナルになる「D-tune edition」を新設定。燃費も変わるので、もちろん持ち込み登録

ダイハツ工業から、ちょっと不思議で、マニアックな内容のプレス発表あり。気になる部分を抜き出すと……
小型乗用車「ブーン」の上級グレードである「ブーンシルク」に、新たなメーカーオプション「D-tune edition(ディー・チューン エディション)」を追加設定

CVTのファイナルギヤを約20%ローギヤ化し、街乗り速度域での加速性能を向上させた

価格はオープン価格。また、本オプションは型式指定からの変更となるため、持ち込み検査による新規登録が必要

最高出力51kWの1.0リッター3気筒エンジンとCVT(変速比:3.327~0.628)を組み合わせたパワートレインのダイハツ・ブーン。FWD車の重量は910kgとそこそこ軽量でありますのでホットハッチ的な楽しみ方もできそうですが、さらに新設定されたメーカーオプション「D-tune edition」でローギアード化することでキビキビ感のある走りが味わえる仕様にレベルアップすると期待できる内容。

ファイナルのローギアード化という手法は、古典的であって珍しくはないものですが、これがメーカーオプションとして用意されたというのが注目点。しかも、モータースポーツ・ベース車でもないわけですから。そしてファイナル比を変えるということは燃費性能にも影響するため、持ち込み検査になってしまうという諸刃の剣。だから「D-tune edition」非常にマニアックかつ、一般ウケはしづらそうに思うのです。

しかし、ビジネス的な勝算があるからメーカーオプションとして設定したはずで(数が見込めないから持ち込み登録になっているという見方もできますが)、はたしてどんなユーザーを想定してストーリーを作っているのか気になるところ。かつて多くのユーザーを集めた「ダイハツチャレンジカップ」のようなイベントを想定していて、その準備としてのオプション設定であれば、非常に楽しみではありますが、さて?
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2018年、HKS電動スーパーチャージャーの未来

ターボラグを解消するための電動スーパーチャージャー、ラグがあるほど大きなタービンでこそ活きる?
2018年の人とくるまのテクノロジー展@横浜は終了したわけですが、まったくの新アイデアが提示されていることもあれば、着々と市販に向けて進化していることを示すテクノロジーもあり。後者の代表として、チェックしているのがHKSの電動スーパーチャージャーであります。
 
電動スーパーチャージャーは、今のところそれだけで完結するパーツではなく、ターボチャージャーの補助システムという位置づけ。同社の説明によれば、インタークーラーとスロットルボディの間に配置することでターボラグを解消させるといった用途を想定している模様。

昨今のダウンサイジングターボに使われているターボは、割合に小型となっているのでターボラグは少ないのですが、HKSのポジションとしてはピークパワー重視の大型ターボもビジネスの方向性としては想定しているはずで、その上でダウンサイジングターボ並のレスポンスを実現しようとするならば、電動スーパーチャージャーは商品力として必須となると考えているのでしょう、おそらく。

つまり、電動スーパーチャージャーはそれ単体での販売もあるでしょうが、ビッグタービンキットに含むカタチでのセールスも考えているのだろうな、と予想するわけです。ビッグタービン、インタークーラー、電動スーパーチャージャーなどなどのセットにすれば、配管もボルトオン的なキット化が可能になるでしょうし……。
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その意味では、多くの量産車に対応する12Vで、なおかつコンパクトにまとめるというのは重要。無責任な印象では、減速ギアを使うなどしてモーターを小型化できると良さそうと思ってみたり。ターボラグを埋める間だけ使うと考えると連続使用はしないはずなので、熱対策としては空冷(放熱)で十分なのだろうとは予想するところですが、さて?

ちなみに、画像は電動スーパーチャージャーと対にするとおもしろそうなターボジェネレーター(排気を利用した発電機)。ターボジェネレーターで発電して小型バッテリーに充電しておいて、その電気を利用して電動スーパーチャージャーで過給するというシステムもセットにするとおもしろそうなのです。もろもろ大掛かりになってしまい乗用車のエンジンベイには収まらないかもしれませんけれど……。
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