クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ルノー・Renault

ルノー・メガーヌの電気自動車は日産と共通の永久磁石を使わないモーターを搭載

日産と共通スペックというモーターはEESM(巻線界磁形同期電動機)の新世代ユニット。プラットフォームはCMF-EVとなる

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ルノーがメガーヌE-TECH、すなわち100%電気自動車バージョンを世界初公開。全高1500mmに対して20インチのタイヤを履くというスタイリングは足元が大き過ぎる気もしますが、電気自動車の新しいイメージを作り出すシルエットとなっているのが印象的。

とまあ、内外装に関する印象というのは個人の差も大きいでしょうから、さっそく電気自動車として気になるスペックについて発表されているデータを整理して参りましょう。



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ACCの加速もスパルタンなメガーヌR.S.トロフィーのオートマ車

FF世界最速を感じさせる運転支援システムの味つけがバランスしている、メガーヌ・ルノー・スポール・トロフィーの走り



先日、機会があってルノー・メガーヌR.S.(ルノー・スポール)トロフィーEDCに乗ることができたのでした。車両価格は504万円、試乗車は16万円の有料色ジョン シリウス Mということで、なかなかに高価なFWDスポーツでありました。

トランスミッションはEDC(6速DCT)で、いってみれば2ペダルのオートマ車。EPBやACCなどを装備した快適系ホットハッチという一面も持つスポーツモデルでもありました。

とはいえ、メガーヌR.S.といえば歴代のコンセプトが「FF世界最速」でありますから基本的にスパルタンな走り味であることは想像に難くないでしょう。

冒頭の動画でも話しているように、サスペンションはハードな仕上げで、ご覧のような街乗りでも、なかなかに刺激的なフィーリングでありました。もっとも、サーキットに持ち込むと物足りないかもしれませんが、今回はそこまでは確認しておりませんので、あくまでそんな印象があるという話であります、悪しからず。


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最新のルーテシアが、ひとクラス上の乗り味を持つBセグメント・コンパクトといえるわけ

走りよし、内装よし、燃費よし。近年では個人的最高得点のクルマに出会った

かつて「10mも走ればクルマの良し悪しはわかる」といった著名モータージャーナリストがいたとかいないとか。しかし、それはあながち嘘ではないと思うのは、動き出しのフィーリングが、そのクルマの評価に大きく影響する要素だと感じることがあるから。

いわゆる第一印象が悪いと、よほどのメリットを感じなければリカバリーできないでしょうし、逆に第一印象が良ければ痘痕もエクボとばかりにすべてが良く感じてしまうのはユーザー心理としては理解できるところ。

もちろん、ロジカルな評価であったり、感覚を定量化することがジャーナリズムには必要だと考える向きからは、第一印象に影響されてしまうというのは評論の信頼性を損なうものかもしれませんが、逆にいえば個人がクルマを買うのであれば、定量化やロジカルといったフラットな視点を考える必要はなく、10mで感じられる第一印象を重視したほうが”幸せなクルマ選び”に近づくかもしれません。

そんなことを考えたのは、ここ数年では最高の第一印象となる、とあるクルマに出会ってしまったからで、それが、ルノー・ルーテシア(グレードはインテンステックパック)、2,769,000円であります。

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超人気輸入車、ルノー・カングーがフランス本国でフルモデルチェンジを発表

The All-new Kangoo Van, the innovative van with an athletic and dynamic style

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日本ではコアなファンを集めているルノー・カングー。本来はLCV(小型商用車)のカングーでありますから、乗用ユースだけでこれほど人気になっている日本市場というのは世界的に見るとイレギュラー的といえるかもしれませんが……。

ともかく、欧州他の地域ではLCVとして高く評価されているというカングーがフルモデルチェンジを発表。ボディバリエーションはスタンダードとロング版の2タイプで、乗用タイプと商用タイプをラインナップしているというのは従来通り。上の画像でいうと両サイドのカラフルなボディでそこそこ立派なフロントグリルを与えられているのが乗用タイプでしょうか。そして、従来型にも用意されていたBEV(電気自動車)の設定があることも画像後方で確認できるのでした。







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ルノーF1チームからアルピーヌF1への改称をブランディング的に考えると…

ルノースポールを縮小して、アルピーヌの守備範囲を拡大する未来が見える!

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イタリアGPの決勝直前、ルノーから2021年シーズンに向けてチーム名称変更の発表あり。これまでルノーDPワールドF1チームとして運営してきましたが、アルピーヌF1チームになるのだとか。

パワーユニットの名称は「Renault E-TECH hybrid」ということなので、ルノーが完全になくなるわけではなく、ルノーの中にスポーツブランドとして「アルピーヌ」があるといったポジションを明確に示す名称変更で、アルピーヌ・ブランドを強化する狙いがあるのは明らか。そういえば、アライアンスを組んでいる日産も新しい商品計画ではスポーツカーを重視すると発表していましたが、なにか似たような方向性のブランディングを感じてしまうのは気のせいでしょうか。

さらに気になるのはルノー・ブランドの中にアルピーヌとルノースポールが並び立つことで、ブランド価値が分散することになりますし、ブランドのリーダーとしてリソースを集中することがスマートであることを考えると、ルノースポールをアルピーヌに吸収させて整理するのではな? などと思ったりするわけです。





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5ドアハッチなのに2シーター、ルノー・メガーヌR.S.トロフィーRに語彙力を失う【動画】

FF最速のためにここまでするか! 日本国内限定47台の希少なモデルに触れてみた。軽量化の伸びしろを残してあるのが末恐ろしすぎる

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FF世界最速をシビックタイプRと競い合うRenault メガーヌR.S.の最ホットグレードであるトロフィーRを取材する機会がありました。原稿の掲載された媒体(2020-2021年 スポーツカーのすべて、詳細は文末にて)も発売になったということで、勝手に誌面連動的なブログエントリ&YouTube動画をアップしてしまいましょう。

まず、このグレードで驚くのは5ドアハッチのボディながらリアシートは完全に取り払われ、そこにはタイヤを積むように樹脂のフロアを備えるという仕様にシェイプアップされていること。それによって、車検証の重量が1330kg(前880kg:後450kg=66:34)とCセグメントの1.8リッターターボとしてはかなり軽く仕上げられているのでした。

さらに、マフラーは二輪で著名なアクラポビッチ。リアディフューザーの形状もかなり空力を考えたと感じさせるもので、ニュルブルクリンクをはじめとするサーキットでのタイムを削り取るためのアタック仕様といった印象。フロントシートがフルバケになっているのも、まさに本気といったところでしょうか。誌面のほうでも触れていますし、こちらの映像でも紹介していますが、とにかくシフトが超ショートストロークだったのもハードコアなクルマというイメージを強くしたのでした。軽量かつ冷却も考えたカーボンボンネットのデザインについては動画のほうでご確認くださいませ。


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