クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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イギリス系トピックス

2040年、イギリスではプリウスが販売禁止になるというナンセンスなニュース

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プラグインであることが絶対条件になるという話。仕向け地に合わせて進化するのは当然
将来的に内燃機関だけのクルマの販売禁止を宣言しているイギリスから興味深いニュースあり。なんでも、現行プリウスのようなクルマは2040年には売れなくする、のだとか。

これ、プラグインハイブリッドで、なおかつEV航続距離がモード値で80km以上が必要という条件を検討しているという、ほぼ与太話といえるニュースですが、報道を真に受けて「トヨタの終わり」だとか「プリウス、オワコン」といった評価が出てくるのは、いくらなんでもトヨタの開発力を馬鹿にしすぎでしょう。2040年まで20年以上あるわけで、全車をプラグイン化して、EV航続距離を80km以上にするなんていうのは、現在の技術レベルで考えても難しさは微塵も感じられないレベルの話。もちろん、コストダウンには様々なブレークスルーが必要でしょうが。
そもそも、仕向け地で求められる条件に合わせていくというのは、自動車メーカーの商品企画では基本のキ。しかも、トヨタはイギリスで生産しているわけですから。もっとも2040年の段階でトヨタの工場が維持されている保証はありませんけれど(汗)

それに、2040年であれば自動運転が主流になっていくタイミングでしょうから、プレーヤーが交代している可能性は大。その意味では、その段階でトヨタがいまと同じポジションにいる保証もないわけですし、プリウスという商品名が生き残っている保証もないわけですが……。

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精進します。
  




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SUBARUレヴォーグを駆る23歳が、2017年 BTCCチャンピオンに!

 
FRのレヴォーグで戦うBTCC、ついにチャンピオンを獲得
2017年のBTCC(イギリスツーリングカー選手権)のチャンピオンがAshley Sutton選手に決定。レギュレーションに合わせて二輪駆動に改造したレヴォーグを駆り、年間6勝(13度のポディウム)を上げた23歳が、スバルに栄冠をもたらしました。

Ashley Sutton選手のポールを獲得したアタックラップのインカーも公開されておりました。


エンジン始動の儀式(?)も確認できる、こちらの映像も必見でしょうか?

Congratulations! 

精進します。
  




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熱のまま溜めるというSunamp社のヒートバッテリーはEVの救世主になるか?

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熱を溜めておくことで暖機運転の時間を短縮。ヒーターの効きも良くする効果アリや
2017年の人とくるまのテクノロジー展、おなじみ英国パビリオンで見かけたのが、こちら。サンアンプ社の「ヒートバッテリー」であります。

奥に見える平たいほうが『キャビンエアヒートシステム』のコンセプトで、手前は実用化されているという『エンジンウォームアップヒートバッテリー』。

エネルギー回生がトータルでの効率アップにつながるのは直感的に理解できるところですが、熱を熱のまま保存するというシステムを何に使うのかといえば、ひとつには暖機運転の短縮化なのだとか。ちなみに、エンジンウォームアップヒートバッテリーはひとセルで356Whのエネルギー量を保存でき、用途に応じてバッテリー数を変えていくといったシステムということであります。

もうひとつの、空調に利用するタイプのヒートバッテリー・コンセプトのエネルギー量は2800Whで、ユニット重量は33kg。電気自動車のネガとしてエンジンという発熱するユニットを持たないために暖房使用時の航続距離が短くなる(暖房のために電気を使ってしまう)ということが指摘されるところですが、そうしたネガを解消するためのアイデアのひとつ、といったところ。
もっとも、2800Whのヒートバッテリーを暖房用に積むのであれば、そのぶんバッテリーを多めに積んだほうがシンプルじゃないか、という話にもなり兼ねませんが(汗)

とはいえ、サイズであったり、バッテリーの寿命としてのメリットがあれば、こうしたアプローチに注目が集まるのでは? と思う今日このごろなのでありました。

精進します。
  




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いまさらながら、ジャガーの電動SUVにアルファの香り

ジャガーが2018年に発売するというSUVタイプのEVは、合計700Nmの2モーターで、バッテリー総電力量は90kWh !
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2017年3月に初めて公道を走ったというジャガーの電気自動車コンセプト「I-PACE」。赤いボディがロンドンを走り抜けるオフィシャルフォトを眺めていて、あらためて思ったのは「そこはかとないアルファSZ感」。1990年代に販売されていたSZはFRのクーペでありましたが、その現代版といった風情を、イギリス車(資本は異なりますが)に感じてしまうというのは、自動車のグローバル化のせいなのかどうか(汗)
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The I-PACE will be a long distance sprinter that accelerates to 60 mph in around 4 seconds, with a range of more than 500km (NEDC cycle) from the 90kWh lithium-ion battery. Charging is easy and quick, with 80 per cent charge achieved in just 90 minutes using 50kW DC charging. Compact, lightweight electric motors at the front and rear axles generate a combined output of 400PS and 700Nm of torque, with the all-weather benefits of all-wheel drive.
ところで、電気自動車として2018年に市販予定の「I-PACE」。前後独立モーターによる4WDで、合計400馬力・700Nmというスペックにもしびれますが、バッテリーを90kWhも搭載して、航続距離500㎞を実現しているというのも富裕層には魅力的なスペックなのでしょう。50kWの急速充電でも80%充電まで回復するのに90分かかるというのはナニですが、CHAdeMOの超急速充電規格が始まる時代でありますから、そうなれば充電時間は30分まで短縮すると期待できるわけで、大容量バッテリーを積むことのリアリティが十分にあるのかもしれません、2018年には。

なお、I‐PACEの急速充電がCHAdeMOなのかCOMBOなのか、それとも独自方式なのか未確認でありますが、この時代ですから仕向地に合わせて様々なタイプを用意すると思うのでした、あしからず……。

精進します。
  




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2016年9月1日ケータハムが価格改定、SEVEN 160で58万4000円の値下げ!

もっとも高価で、簡素な軽自動車「ケータハムSEVEN 160」が価格改定とのニュース。

軽自動車の160系に限らず、SEVENシリーズ全体の値下げであります。 
というわけで、個人的に気になっている160系(スズキエンジンを載せた軽自動車規格のSEVEN)の価格改定について引用してみると、以下の通り。
旧価格    新価格  値下げ幅
SEVEN 160 ¥4,580,000 ¥3,996,000 ¥584,000(12.8%)
SEVEN 160S ¥4,980,000 ¥4,320,000 ¥660,000(13.3%)
ウインドスクリーン・ソフトトップ&ドア ¥262,000 ¥221,400 ¥40,600(15.5%)
まだまだお手頃とはいえない価格ですが、ウインドスクリーンも価格改定でお安くなっておりますし、狙い目な時期になっているのかもしれません。今後、為替がどう動くのか不明ではありますけれど(汗)

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いずれにしてもSEVEN一台ですべてをこなすのは難しいでしょうし、保管には屋根付き駐車場が必要で、セカンドカー、サードカーというキャラクターなので、少々お手頃プライスになったからといって、おいそれと手の出せる種類のクルマではないのであります、ハイ。

とはいえ、自動運転技術も普及している今だからこそ、あえて「なーにも付いていない」クルマを手に入れるというのも悪くない趣味だと思うのです。安全至上主義のクラスタからすると悪趣味に思われるかもしれませんが…。

精進します。
   







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【動画】Honda Civic Type R(FK2) at Silverstone GP course


 
ヨーロッパで、シビックタイプR(FK2)が各地のサーキットでタイムアタックというキャンペーンが行なわれたようで、そのインカー映像が公開されております。

貼り付けたのは、イギリス・シルバーストーンのグランプリコース。運転しているのはBTCCドライバーのマット・ニール選手のようですが、いわゆる日本のプロドライバーとは運転の仕方が、ちょっと違うような似ているような。

ステアリングは10時10分で強めに握っているように見えますし、シフトダウンではヒールアンドトゥで回転を合わせることなくスパッと入れているよう見えます。全体としてマッシブでシンプルな操作な印象。

もちろん、マット・ニール選手は現地のトップドライバーなわけですから、雑なわけではなく、この乗り方がスタンダードであるわけで、日本でいうスポーツドリンクがきめ細やかすぎて初心者のハードルを上げ、また難しくしているのではないかと思ってみたりするのでありました(汗)

精進します。



  







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