クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

イタリア系トピックス

ミラノの二輪ショーに日立アステモが初出展。3ブランドの統合制御に興味津々

モーターサイクルショー『EICMA2021』に日立Astemoが出展。KEIHIN・SHOWA・NISSINの3ブランドをアピール

Hitachi_Astemo_Eicma_2021.

2021年11月25〜28日(プレスデー11月23〜24日)に、イタリアのミラノで開催される世界最大級のモーターサイクルショー『EICMA2021』に、日立アステモが初出展するとの発表がありました。

同社は、2021年1月に、日立オートモティブシステムズ株式会社、株式会社ケーヒン、株式会社ショーワ、日信工業株式会社の統合会社として生まれた自動車業界の大手サプライヤー。

もともと「KEIHIN」「SHOWA」「NISSIN」の各ブランドはホンダ系サプライヤーとして知られる存在でしたが、ホンダと日立の関係強化によって統合されたと捉えればわかりやすいでしょうか。そのため日立アステモの持株比率は、日立製作所66.6%、本田技研工業33.4%となっております。

そして、EICMA(通称 ミラノショー)には、過去にショーワが2014年から2019年まで出展していたという経緯もあり、2021年は日立Astemoとして初出展。同社の製品ブランドとして展開する「KEIHIN」「SHOWA」「NISSIN」の製品・技術をアピールするということであります。
続きを読む

MVアグスタとアルピーヌが夢のコラボレーション。スーパーヴェローチェALPINEは3万6300ユーロ

イタリアの伝統的二輪ブランドにフランスのモータースポーツ四輪ブランドのテイストをふりかける

ae74hghapl-phpjvhgvq

MVアグスタより「Superveloce Alpine」が発表されました。スーパーヴェローチェとは日本仕様で最高出力108kW(148PS)を発揮する総排気量798ccの3気筒エンジンを積むスーパースポーツですが、「Superveloce Alpine」は、そこにアルピーヌのテイストを散りばめたというコラボレーションモデルであります。

公開されている画像からもわかるように、青と白のカラーリングでアルピーヌらしさを表現。フェアリングにはアルピーヌの「A」ロゴが入り、青いステッチが施された黒いアルカンターラのシートもアルピーヌのイメージを表現しているという仕上げ。バーエンドミラーはベースモデルと同じ仕様といったところでしょうか。

こういっては失礼ながら、MVアグスタとアルピーヌの両ブランドはそれほど強烈なイメージもないのでこうしたコラボレーションでもどちらかが勝ってしまうということはなく、バランスよく見えるのは自分だけでしょうか。





続きを読む

スーパープレミアムSUV、ランボルギーニ・ウルスを動かすためのコクピットドリル

初見では動かすことさえできない、そんな特別感がスーパーカーらしさ
普段はスーパーカーには縁のない生活を送っているのですが、先日初めてランボルギーニ・ウルスのコクピットに座る機会あり。乗り込む前は「いってもフォルクスワーゲン・グループのリソースを活用したSUVだろう」と思っていたのですが、普通に動かすことさえ難しいという特別なクルマだったのです。
IMG_1098
それはパワフルなエンジンだとか、大きなボディだとかという意味ではありません。むしろボディはノーズ位置が把握しやすく感じるほどで、そこにネガはないのです。

じつは、エンジンをかけてドライブに入れて、前に動かすというだけでコクピットドリルなしでは難しいというレベルで普通に動かすことが難しいのでありました。というわけで何も説明を受けずに奮闘すること5分余り。なんとかオートマを「D」に入れることができたのですが、なるほどこの方法ならばDとRの入れ間違いはおきないかも、と思ったり。


続きを読む

FCAが交渉相手に選んだのルノー。アライアンスは対等ではないを実感

FCAがルノーに恋文。アライアンス全体としてのメリットも提案には含まれているが……
21194678_Groupe_Renault_Logo
2019年5月27日、FCA(フィアット・クライスラー)がルノーに対して50:50での経営統合を提案というニュースが飛び込んで参りました。日本でも報道されておりますが、FCAはルノーとのみ交渉するというスタンスのようで「ルノー・日産・三菱自アライアンス」といいながら、その実態はルノーをトップとした資本関係にあることを実感してしまうわけです。いや、当然のことなのですが。

経営統合の目的については自動運転やゼロエミッションなど今後求められる技術においてはスケールメリットが大きいために、とにかく規模を追求することでコストダウンになる(提案では年間50億ユーロになるとの試算あり)というのが主な狙いといえますが、それだけではない模様。




続きを読む

アバルトが日本国内で累計1万台突破。その中には……

485_news_FAB_sales-02-2
日本のアバルト1万台、500/595が大半で124スパイダーが増えつつあるが……
2009年2月のアバルト正規導入以来の販売台数が1万台を超えたとの発表あり。上に貼ったのは、公式のイメージカットでありますが、500/595シリーズを中心に、マツダで作られている124スパイダーが加わって「ますます元気!」といったところでしょうか。

ところで、日本に正規導入されたアバルトといえば、数はわずかながら導入初期のラインナップを飾ったグランデプントも忘れられない存在でしょうか。公式的には微妙な存在かもしれませんが(汗)



そんなアバルトのチューコ車のチェックポイントについて、本日発売のティーポ誌(久しぶり)に寄稿しております。なんでも、最新のティーポを始めとしたネコ・パブリッシングの本を買って、5月7日に千葉県・袖ヶ浦フォレストレースウェイに行くと、駐車料金無料でイベント観覧が楽しめるのだそうで。ちょっと気になるのでありました。GW最終日とアクアラインというキーワードを考えると、もろもろ躊躇してしまうかもしれませんが(大汗)


精進します。
  




人気ブログランキング

ウラカンの可変エアロ「ALA (Lamborghini Active Aerodynamics)」

左右差を利用、空力で曲げるためのリアウイングに温故知新感


ALA( Aerodinamica Lamborghini Attiva)なるランボルギーニ・ウラカンに採用された可変空力デバイスの解説ムービー。

ムービーの登場順に「フロントアクティブスポイラー」、「リアアクティブウイング」の2つが要素で、ダクトのフラップを開閉することでダウンフォース(ドラッグ)をコントロールするというもので、最大でプラス750%のダウンフォースを得られるというから、なかなかの優れもの。むしろダウンフォースが増すというよりは、直進時にレスダウンフォース状態にできると考えたほうがメリットが見える感じ。つまり、旋回性能を高めながらストレートスピードを犠牲にしないシステムといえるわけです。

さらに、リアアクティブウイングは舵角に合わせて左右のダウンフォースを変化させることにより「エアロベクタリング」を実現しているというのも注目でしょうか。

とはいえ、状況に応じてリアウイングの角度を変えてみたり、左右分割して旋回性能につなげようというアイデアは、アナログ制御時代にもありましたから、まさに温故知新の空力テクノロジーと思うのでありました。そんなわけで、シャパラルやら日産R381 という名前を思い出すのは歳のせいでありましょうか(汗)


精進します。
  




人気ブログランキング
 
記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ