クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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BEV/PHV Plug-in

2025年に日本でも発売するスズキ初のBEVは「ビターラ」だった!

インド製、前後独立モーター、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー!!

バッテリーEV「e VITARA」
スズキが同社初となるBEV(バッテリーEV)を欧州で発表しました。その名は「eビターラ」。日本ではあまり馴染のない車名かもしれませんが、エスクードの別名としてとくに欧州では認知されている名前であり、SUVスタイルのBEVとして非常にわかりやすいネーミングを採用してきたな、というのが第一印象。そして、スタイリング的には後席のドアハンドルを隠すタイプとしてリアフェンダーからドアパネルにかけての抑揚ある面の魅力を余すところなくアピールしている点も評価されるポイントになりそう。


 
詳細は公式発表をご覧いただくとして、注目すべき要素を抜き出すと次のような感じでしょうか。

  • 高効率なeAxleとリン酸鉄リチウムイオンバッテリーで構成するBEVパワートレイン
  • 前後に独立した2つのeAxleを配置した電動4WDモーターで駆動する「ALLGRIP-e」
  • バッテリー総電力量は49kWhと61kWhの2タイプ
  • システム出力はFWDが106kWと128kW、4WDは135kW
  • ボディサイズは全長4,275mm、全幅1,800mm、全高1,635mm、ホイールベース2,700mm
そして何よりも注目なのは、この新型BEVは日本でも発売予定となっていること。

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ホンダの電動・軽商用車「N-VAN e:」は最大積載量300kg

2024年春発売、ホンダの軽商用EVがティザーサイトをオープン

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前々からホンダが軽商用EVを出すということは経営計画として明言されていたわけですが、その第一弾となる「N-VAN e:」のティザーサイトが公開され、様々な情報が明らかになっております。

個人的に注目すべき情報を整理すると以下の3点でしょうか。

一充電航続距離の目標:210km以上
最大積載量:300kg(エンジン仕様のN-VANは350kg)
一般向け含む3グレード構成




グレード構成については、オンライン専売のタンデム2シーター仕様「L2」と業務向けの「L4」、そしてレジャーユースを意識したと思われる「FUN」という3グレード。L2とL4は普通充電のみ対応で、急速充電はオプションとなっているのはコストダウンに見えるかもしれませんが、充電コストを考えるとビジネスユースでは普通充電一択なのは言うまでもなく、万が一の急速充電に対応するために車両コストを上げるというのも”あり得ない”という賢明な判断をしたのであろうと思われます。続きを読む

ホンダの電動スクーター、車両本体は税抜き14万2000円と激安なワケ

排ガス規制で原付一種スクーターは消えるという風潮は電動化によって吹き飛ぶ?

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ホンダ初となる一般ユーザー向け電動スクーター「EM1 e:」が8月25日の発売に向けて正式発表、様々な情報公開が始まっております。小生も四輪で軽EVがブームになったように、原付でも電動モデルが流行るのでは? というストーリーに基づいたコラムを書いたりしていますが、想像以上にリーズナブルな価格であったことで、本当にエンジン車を置換する存在になるかもと思っていたりするのでした。

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CVT技術を応用したというジヤトコのトラック用e-axleが気になる

ツインモーターにも見える筐体。向かって左がモーター、右に変速機が収まる

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先日、パシフィコ横浜にて開催された「人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA」を訪れたのですが、そこで気になったアイテムをボチボチ紹介していこうと思います。

まずはジヤトコの変速機構付きe-axle。



今更ながらe-axleというのはインバーター・モーター・デファレンシャルが一体化された電動ユニットで電装メーカーやトランスミッションメーカーが、各社のノウハウを活かして絶賛開発中のホットなアイテムであります。

ジヤトコが展示した変速機構付きe-axleはピックアップトラックなどの商用車向けのアイテムで、写真では分かりづらいかもしれませんが、向かって左にモーター(下部にインバーターを内蔵)を置き、右側に変速機構を置いているとのこと。後ろに見える半球状の部分がデファレンシャルになっているということで、後輪駆動ピックアップトラックのリアアクスルに搭載するといった想定のe-axleとなっているのでした。


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【悲報】マツダが発表したロータリーエンジンのプラグインハイブリッドは燃費極悪だった

欧州モードのハイブリッド燃費は7.6L/100kmと発表。日本風に記すと13.2km/L → 日本仕様のハイブリッド燃費は15.4km/Lでした

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マツダがロータリーエンジンを復活させるというウワサは何年も前から流れていましたが、ついに復活が確定です。すでに多くのメディアで報じられているように、ブリュッセルモーターショーにおいてロータリーエンジンを発電用として積んだプラグインハイブリッド車「MX-30 e-SKYACTIV R-EV」を発表したのです。




ジャンルとしてはプラグインハイブリッドとなるモデルで、ロータリーエンジンは発電専用。バッテリー総電力量は17.8kWhと控えめで、充電した電気だけで走行できるEV航続距離は85km。一方、ガソリンタンクは50L。トータルでは、かなりの後続距離となっていそうというのが第一印象でありました。0.8L級のシングルローターエンジンを発電専用にセッティングしているのであれば、十分な省燃費性能を実現しているはず、と期待も高まったのです。



しかし、詳細スペックの情報が入ってくるにつれ、個人的な感情の高まりや期待感は霧散していったのでした。出力に対して燃費が悪すぎるのです。

8Cエンジン主要諸元
排気量:830cc
偏心量:17.5mm
創成半径:120mm
ローター厚:76mm
圧縮比:11.9
アペックスシール:25mm
最高出力:55kW/4500rpm
最大トルク:117Nm/4000rpm
欧州モード燃費(ハイブリッド):7.6L/100km


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電気自動車のSクラス、メルセデスEQS日本発売。245kW・568Nm・700km・1578万円

全長:5225mm・全幅:1925mm・全高:1520mm・車両重量:2530kg・バッテリー総電力量:107.8kWh。そしてCd値は0.20 !!

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メルセデスの電気自動車(BEV))フラッグシップ「EQS」が日本に正式上陸。メルセデスベンツ日本より導入が発表されております。

グレード構成とメーカー希望小売価格は次の通り。絶対的には高価ですが、BEVとしては十分にリーズナブルという印象もありなのでした。

EQS450+:1578万円
AMG EQS 53 4MATIC+:2372万円

グレード名からも想像つくようにEQS450+は標準的で、EQS 53はAMGのパワフル仕様。前者はRWD、後者は4WDとなっているのは、BEVのパワフル仕様は前後ツインモーターにするということでしょうか。

 

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