クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします
二輪・四輪にかかわらずパーソナルモビリティが、どのように変わっていくかを考察します

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フォルクスワーゲン・VW

フォルクスワーゲン・ゴルフに待望の「GTI」登場。最高出力245馬力を発生

2.0リッターガソリンターボのスペックは最高出力 180kW、最大トルク 370Nm。466万円のメーカー希望小売価格も納得の古典的なホットハッチ

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フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンから連日のニューモデルの発表です。先日のゴルフTDI(ディーゼル)に続き、今度はゴルフのホットモデルとして伝統の「GTI」が現行型に登場するというニュース。メーカー希望小売価格は466万円、発売は2022年1月7日ということです。

まずはインポーターのニュースリリースを引用して、その大筋を紹介いたしましょう。

新型「Golf GTI」は、初代 GTI のワールドプレミアから 45 年が経過し、8 世代目スポーツモデル“GTI”として大幅に商品力が強化されました。エンジンは、最新の第 4 世代 2.0TSI エンジンを採用し、先代の Golf GTIをベースとしたハイパフォーマンスモデル「Golf GTI Performance」と同等の最高出力 180kW(245PS)最大トルク 370Nm を発生するエンジンに迅速なシフトチェンジが可能な 7 速 DSG を組み合わせています。また、電子制御油圧式フロントディファレンシャルロックが標準で装備するとともに、電子制御式ディファレンシャルロック“XDS”と電子制御油圧式フロントディファレンシャルロックを統合制御することが可能な”ビークルダイナミクスマネージャー“が採用され、今まで以上により正確なハンドリングを実現することで、クルマを思い通りに操るドライビングプレジャーを高めています。さらにオプション設定のアダプティブシャシーコントロール“DCC”を選択していただければ、乗り心地をコンフォートからスポーツまで段階的に調整することが可能となっており、普段使いからスポーツ走行まで、ありとあらゆるシーンにおいて快適なドライブ体験をご提供いたします。
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電動化に進むフォルクスワーゲンがディーゼルのゴルフを日本に導入

最高出力110kWの2.0リッターディーゼルエンジンは「デュアルアドブルー噴射システム」採用でNOx排出量を最大80%削減

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各種報道などでは完全に電動化に舵を切ったように見えるドイツ勢。なかでもフォルクスワーゲン・グループは電動化に賭けていると感じるほどのバランスになっているように見えますが、そのじつリアルな販売現場はまだまだ内燃機関頼りとなっている模様。

事実、フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは2022年1月7日の初売りからゴルフ”ディーゼル”TDIを販売すると発表しているほど。総排気量1968ccの4気筒ディーゼルターボの最高出力は110kW(150PS)、最大トルクは360Nmというスペック。トランスミッションは7速DSG(DCT)で電動アシスト機能は持たないピュアな内燃機関となっております。

とはいえ、フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンの再編も進んでいるようで、このあたりは来たるべき電動化時代に向けたブランド管理の一環なのかもしれませんから、電動化は口だけで実際は内燃機関でビジネスするつもりというわけではないと思いますが……。





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リア・トーションビームで手頃な価格を実現、は世界のトレンド?

カローラのリアサスペンションはダブルウィッシュボーン。しかし新発売のカローラクロスはトーションビームを採用する背景とは

トヨタから、カローラ・ファミリーにまったく新しい個性として「クロス」が新登場。先日のエントリーでも振れたように、かなり戦略的な価格設定となっていてSUVムーブメントの中で、カローラというビッグネームが存在感を示すようになること間違いなしという第一印象であります。
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名ばかりのカローラではなく、アーキテクチャ的にもカローラ・ファミリーとしてふさわしいもの。ハイブリッドシステムやプラットフォームも、セダンはハッチバックなどのカローラと共通なのでありました、そう基本的には……。続きを読む

フォルクスワーゲンの新・電気自動車がFWDになった理由を考察する

リアサスペンションのコストを下げられることはFWDのメリット

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価格帯が2万~2.5万ユーロになるというフォルクスワーゲンのエントリークラスの電気自動車「ID. LIFE(アイディ. ライフ)」が、ミュンヘンで開催された「IAA MOBILITY 2021」にて世界初公開されております。

フォルクスワーゲンの電気自動車専用プラットフォームMEBに基づくモデルといえば、ID.3、ID.4ともモーターをリアアクスルに配したRWD(後輪駆動)であることが特徴でしたが、ID.LIFEは一転してFWD(前輪駆動)となっております。完全に、これまでの主張を180度変えてしまうようなメカニズムを持つID.LIFEを生み出した背景や狙いとしては何が考えられるのでしょうか。


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フォルクスワーゲン・ティグアンがマイナーチェンジで気筒休止エンジンを搭載

標準エンジンは1.5リッターの排気量アップ。300馬力オーバーのハイパフォーマンスグレード「R」も設定

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フォルクスワーゲン(VW)の主力モデルといえば、言わずと知れた「Golf(ゴルフ)」ですが、そのアーキテクチャを利用したSUVといえるのが「Tiguan(ティグアン)」。

そのティグアンが日本におけるマイナーチェンジを発表。ボディサイズは、全長が先代比で 15mm 伸びた4515mm。全幅 1840mm、全高 1675mm、ホイールベース 2675mmとなっております。

新しいLEDヘッドライトなどによるフロントマスクのブラッシュアップ、同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”全車標準装備、コネクテッド対応のインフォテイメントシステムの採用など全体として進化しているニュー・ティグアンですが、やはり注目はパワートレインの進化でしょうか。

従来、1.4Lだったガソリンターボエンジンは、4気筒のうち2気筒を止めることのできる気筒休止機構を与えられた1.5Lエンジンとなり、さらにハイパフォーマンスグレードには320馬力(235kW)の2.0Lターボエンジンが与えられているのでした。

新型「Tiguan」メーカー希望小売価格(税込)
  • TSI Active 1.5 TSI (110kW) / 7DSG ¥4,079,000
  • TSI Elegance 1.5 TSI (110kW) / 7DSG ¥4,839,000
  • TSI First Edition(特別仕様車) 1.5 TSI (110kW) / 7DSG ¥5,249,000
  • TSI R-Line 1.5 TSI (110kW) / 7DSG ¥5,039,000
  • R 2.0 TSI (235kW) 4MOTION / 7DSG ¥6,849,000 



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フォルクスワーゲンが本気の電動化シフト。600万台相当のバッテリーを自社生産!

欧州を中心に6つのギガファクトリーを建設。2030年までに合計 240GWh の生産能力を実現する

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昨日、トヨタの電気自動車アーキテクチャについて書いたエントリをアップしましたが、その中に貼ったYoutube  Liveのほうでもお話ししたのですが、フォルクスワーゲングループが欧州を中心にバッテリーの生産能力を確保する動きを見せております。

具体的には、2030年までに関連企業と協力して年間40GWh級のバッテリー工場を6か所建設するというもので、合計すると240GWhの生産能力を実現するというわけ。では、240GWhというのがどのくらいの規模感かというと……。

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