同じTHSファミリーでみるとカローラクロスとRAV4の中間ポジションは絶妙といえそう
ところで、クロストレック・ストロングハイブリッドの基本設計はトヨタが長年熟成させてきたシリーズ・パラレルハイブリッド（通称「THS」）を利用しているのは周知の事実といいますか、公表されている話ではありますが、似たようなカテゴリーのTHS搭載ハイブリッドカーとして、カローラクロスとRAV4と比べてみるとクロストレックの絶妙な立ち位置に驚かされるのは自分だけでしょうか。
カローラクロスのボディサイズは全長4490mm・全幅1825mm・全高1620mmで、1.8Lエンジンのハイブリッドシステムを搭載。4WDはリアに独立した駆動用モーターを置いたE-Fourを採用。モーター最高出力は前70kW・後30kWで、4WDの車重は1470～1490kg、燃費性能はWLTCモードで24.5km/Lとなっております。
そんなカローラクロスのハイブリッド4WDの価格帯は296万9000円～325万円。ボディサイズが同クラスだと思うとクロストレックは割高に思えますが、エンジン排気量の違いを考えると妥当かもしれません。
それでは2.5Lエンジンのハイブリッドシステムを積むトヨタRAV4のスペックはどうなっているのでしょうか。こちらのボディサイズは全長4600mm・全幅1855mm・全高1685mmと一回り大きく、ハイブリッド4WDの車両重量は1670kg～1700kg。それでもWLTCモード燃費は20.3～20.6km/Lとなっているのは、トヨタの制御が優秀なのか、そもそもエンジンの熱効率に優れているのか…。
そんなRAV4ハイブリッドの価格帯は385万9900円～433万2900円（プラグインハイブリッドや特別仕様車を除く）。クロストレックより若干高めの印象といえそう。その意味で、クロストレックの価格設定はカローラクロスとRAV4の中間的といえ、トヨタのハイブリッドシステムを搭載したモデルとしての空白地帯を埋めるモデルということで、スバリスト以外のユーザーにもリーチすることができるかもしれません。もっとも価格帯が中間であれば燃費性能もRAV4より優秀な数値であるべきだったでしょうし、燃費性能がいまいちではボクサーエンジンにこだわりのないユーザー層にはネガとなるかもしれません。
なお、RAV4ハイブリッドもリアモーターが独立したE-Fourシステムで、駆動モーター最高出力は前88kW・後40kWとなっておりますので、机上の空論的にはクロストレックはRAV4のフロント用モーターだけで四輪を駆動しているという風に見えますが、さて？
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精進します。
10月の段階で技術的な発表のなされていた、SUBARUクロストレックe-BOXER（ストロングハイブリッド）が正式発表と相成りました。技術発表の通り、エンジンは専用セッティングの2.5L 水平対向 4気筒で、そこに最高出力88kWの駆動用モーターのほか、発電用モーター、リチウムイオン電池などを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。これまでスバルが展開してきたマイルドハイブリッドと違い、モーターの走行領域を大幅に増やしたストロングタイプのハイブリッドとなったことがメカニズムにおける注目点。
そしてユーザー視点でいうと気になっていたのは価格と燃費ではないでしょうか。
正式発表に伴い、 ストロングハイブリッドの「Premium S:HEV」というグレード名も含め、そのあたりの数値も公表されております。ちなみに、上級グレードは Premium S:HEV EXとなり、こちらは高度運転支援システム「アイサイトX」や12.3インチフル液晶メーターなどで差別化しております。
メーカー希望小売価格
Premium S:HEV ：383万3500円（ルーフレール付388万8500円）
Premium S:HEV EX：405万3500円（同410万8500円）
SUBARU CROSSTREK Premium S:HEV EX 主要諸元
全長：4480mm
全幅：1800mm
全高：1575mm
ホイールベース:2670mm
駆動方式：AWD（全輪駆動）
車両重量：1660kg
WLTCモード燃費：18.9km/L
燃料タンク：63Ｌ
エンジン最高出力：118kW
エンジン最大トルク：209Nm
モーター最高出力：88kW
モーター最大トルク：270Nm
ストロングハイブリッド化の影響なのか全高が1550mmを超えてしまっているのは、これまでクロストレックの持っていたチャームポイントをスポイルしてしまうという点で気になりますし、WLTCモード燃費が20km/L台に届かなかったのは残念な気もしますが、大筋としては想像通りの数字ではないでしょうか。
そしてユーザー視点でいうと気になっていたのは価格と燃費ではないでしょうか。
正式発表に伴い、 ストロングハイブリッドの「Premium S:HEV」というグレード名も含め、そのあたりの数値も公表されております。ちなみに、上級グレードは Premium S:HEV EXとなり、こちらは高度運転支援システム「アイサイトX」や12.3インチフル液晶メーターなどで差別化しております。
メーカー希望小売価格
Premium S:HEV ：383万3500円（ルーフレール付388万8500円）
Premium S:HEV EX：405万3500円（同410万8500円）
SUBARU CROSSTREK Premium S:HEV EX 主要諸元
全長：4480mm
全幅：1800mm
全高：1575mm
ホイールベース:2670mm
駆動方式：AWD（全輪駆動）
車両重量：1660kg
WLTCモード燃費：18.9km/L
燃料タンク：63Ｌ
エンジン最高出力：118kW
エンジン最大トルク：209Nm
モーター最高出力：88kW
モーター最大トルク：270Nm
ストロングハイブリッド化の影響なのか全高が1550mmを超えてしまっているのは、これまでクロストレックの持っていたチャームポイントをスポイルしてしまうという点で気になりますし、WLTCモード燃費が20km/L台に届かなかったのは残念な気もしますが、大筋としては想像通りの数字ではないでしょうか。
ところで、クロストレック・ストロングハイブリッドの基本設計はトヨタが長年熟成させてきたシリーズ・パラレルハイブリッド（通称「THS」）を利用しているのは周知の事実といいますか、公表されている話ではありますが、似たようなカテゴリーのTHS搭載ハイブリッドカーとして、カローラクロスとRAV4と比べてみるとクロストレックの絶妙な立ち位置に驚かされるのは自分だけでしょうか。
カローラクロスのボディサイズは全長4490mm・全幅1825mm・全高1620mmで、1.8Lエンジンのハイブリッドシステムを搭載。4WDはリアに独立した駆動用モーターを置いたE-Fourを採用。モーター最高出力は前70kW・後30kWで、4WDの車重は1470～1490kg、燃費性能はWLTCモードで24.5km/Lとなっております。
そんなカローラクロスのハイブリッド4WDの価格帯は296万9000円～325万円。ボディサイズが同クラスだと思うとクロストレックは割高に思えますが、エンジン排気量の違いを考えると妥当かもしれません。
それでは2.5Lエンジンのハイブリッドシステムを積むトヨタRAV4のスペックはどうなっているのでしょうか。こちらのボディサイズは全長4600mm・全幅1855mm・全高1685mmと一回り大きく、ハイブリッド4WDの車両重量は1670kg～1700kg。それでもWLTCモード燃費は20.3～20.6km/Lとなっているのは、トヨタの制御が優秀なのか、そもそもエンジンの熱効率に優れているのか…。
そんなRAV4ハイブリッドの価格帯は385万9900円～433万2900円（プラグインハイブリッドや特別仕様車を除く）。クロストレックより若干高めの印象といえそう。その意味で、クロストレックの価格設定はカローラクロスとRAV4の中間的といえ、トヨタのハイブリッドシステムを搭載したモデルとしての空白地帯を埋めるモデルということで、スバリスト以外のユーザーにもリーチすることができるかもしれません。もっとも価格帯が中間であれば燃費性能もRAV4より優秀な数値であるべきだったでしょうし、燃費性能がいまいちではボクサーエンジンにこだわりのないユーザー層にはネガとなるかもしれません。
なお、RAV4ハイブリッドもリアモーターが独立したE-Fourシステムで、駆動モーター最高出力は前88kW・後40kWとなっておりますので、机上の空論的にはクロストレックはRAV4のフロント用モーターだけで四輪を駆動しているという風に見えますが、さて？
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精進します。
