インドで発売するコンパクトセダン「ディザイア」は全幅1735mmの3ナンバーサイズ

dzire_img

スズキがインド向けのコンパクトセダン「DZIRE(ディザイア)」の発売を開始というニュースが届きました。インド向け商品ということで日本で実車を見る術はなく、公表されている画像しか情報はないのですが、ボディサイズを感じさせない上級感あるスタイリングの作り方はフロンクスに通じる部分もあるかもしれません。写真からはガラスサンルーフの設定があるようで、それも高級サルーン的なテイストを目指している印象です。



とはいえ、ボディサイズは全長3,995mm×全幅1,735mm×全高1,525mmと全長だけ見ればBセグメントのコンパクトサイズ。それでも全幅が1700mmを超えているので、もし日本に導入したら3ナンバーになってしまいますが、まあ日本導入は考えられないでしょう。なにしろ本邦のセダン市場は新規参入する検討をする必要がないほどシュリンクしておりますので…。

ところで気になるのは、ディザイアのパワートレインが1.2Lエンジンでトランスミッションに5速MTと5AGSを用意していると発表されている点。

濃い目の赤いボディは上級モデルをイメージさせますが、それでもインドにおいてはMT需要があるというのはマーケットの特性として注目すべきかも。そして、いわゆるロボタイズドMTと呼ばれるMT機構をベースにしたATである「5AGS」はインドでしっかり生き残り、進化を遂げているようなのも気になるところ。日本ではなかなか受け入れられなかったトランスミッションという印象もある5AGS、スズキのグローバル展開においては重要なキーテクノロジーになっているのかもしれませんが、さて?



-----------------
精進します。