インド製、前後独立モーター、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー!!

バッテリーEV「e VITARA」
スズキが同社初となるBEV(バッテリーEV)を欧州で発表しました。その名は「eビターラ」。日本ではあまり馴染のない車名かもしれませんが、エスクードの別名としてとくに欧州では認知されている名前であり、SUVスタイルのBEVとして非常にわかりやすいネーミングを採用してきたな、というのが第一印象。そして、スタイリング的には後席のドアハンドルを隠すタイプとしてリアフェンダーからドアパネルにかけての抑揚ある面の魅力を余すところなくアピールしている点も評価されるポイントになりそう。


 
詳細は公式発表をご覧いただくとして、注目すべき要素を抜き出すと次のような感じでしょうか。

  • 高効率なeAxleとリン酸鉄リチウムイオンバッテリーで構成するBEVパワートレイン
  • 前後に独立した2つのeAxleを配置した電動4WDモーターで駆動する「ALLGRIP-e」
  • バッテリー総電力量は49kWhと61kWhの2タイプ
  • システム出力はFWDが106kWと128kW、4WDは135kW
  • ボディサイズは全長4,275mm、全幅1,800mm、全高1,635mm、ホイールベース2,700mm
そして何よりも注目なのは、この新型BEVは日本でも発売予定となっていること。

『2025年春よりインドのスズキ・モーター・グジャラート社で生産を開始し、2025年夏頃から欧州、インド、日本など世界各国で順次販売を開始します』ということでありますので。

日本での販売価格はまったく不明ですが、スズキのブランドイメージや戦略を考えると、それなりに競争力のある価格設定とすることは大いに期待できるところ。気になるのは車名ですが、「ビターラ」のままなのか、それとも日本で認知度の高い「エスクード」を使うのか。個人的には後者のほうがわかりやすい気もしますが、さて?

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精進します。