牛が草を食べる。だから排出物をベースにした燃料はカーボンニュートラルという理論

世界的にカーボンニュートラル(CO2削減)のトレンドは加速しています。
最近では、パキスタンで起きた大規模洪水についても、地球温暖化の影響による氷河の溶解が原因だと指摘され、住環境を守るためにもカーボンニュートラルを世界的な目標とすべきというマインドが強まったように感じるのは自分だけでしょうか。
そして、自動車関連ではカーボンニュートラル=ゼロエミッションとばかりに電動化が進んでいます。しかし、それ以上に期待したいのがスズキがインドで始めるというバイオガスの実証事業ではないでしょうか。
インドといえば牛を思い浮かべる人も多いでしょう。かの地で多量に入手できる牛糞をベースに燃料を作り、それでエンジン車を走らせようというのが、この実証事業の骨子。牛は草食なので、食べているのは大気中のCO2によって成長する植物のみ。つまり牛糞ベースの燃料というのは、カーボンニュートラルに計算できるというわけです。
さらにいえば牛糞を利用することで、本来は牛糞から発生していたメタンガスを回収できるというのも、温暖化対策としては筋のよさを感じさせる部分。なにしろメタンガスはCO2についで温室効果ガスとしての対策が求められているわけで、一石二鳥のカーボンニュートラル燃料といえるかもしれません。
クルマの電動化における議論では、「必ずしも電動化が唯一の答えではない」、「内燃機関が有効となるエリアもあり得る」という意見もありますが、まさしくインドにおける牛糞ベースの燃料でエンジン車を走らせるというのは、電動化以外にもカーボンニュートラル・モビリティが成立するという好例といえるかもしれません。
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精進します。



世界的にカーボンニュートラル(CO2削減)のトレンドは加速しています。
最近では、パキスタンで起きた大規模洪水についても、地球温暖化の影響による氷河の溶解が原因だと指摘され、住環境を守るためにもカーボンニュートラルを世界的な目標とすべきというマインドが強まったように感じるのは自分だけでしょうか。
そして、自動車関連ではカーボンニュートラル=ゼロエミッションとばかりに電動化が進んでいます。しかし、それ以上に期待したいのがスズキがインドで始めるというバイオガスの実証事業ではないでしょうか。
インドといえば牛を思い浮かべる人も多いでしょう。かの地で多量に入手できる牛糞をベースに燃料を作り、それでエンジン車を走らせようというのが、この実証事業の骨子。牛は草食なので、食べているのは大気中のCO2によって成長する植物のみ。つまり牛糞ベースの燃料というのは、カーボンニュートラルに計算できるというわけです。
さらにいえば牛糞を利用することで、本来は牛糞から発生していたメタンガスを回収できるというのも、温暖化対策としては筋のよさを感じさせる部分。なにしろメタンガスはCO2についで温室効果ガスとしての対策が求められているわけで、一石二鳥のカーボンニュートラル燃料といえるかもしれません。
クルマの電動化における議論では、「必ずしも電動化が唯一の答えではない」、「内燃機関が有効となるエリアもあり得る」という意見もありますが、まさしくインドにおける牛糞ベースの燃料でエンジン車を走らせるというのは、電動化以外にもカーボンニュートラル・モビリティが成立するという好例といえるかもしれません。
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精進します。










