価格設定でもルックスでも、なりふり構わずカテゴリートップを狙いに来たというのが第一印象

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スモールミニバンとか、Sクラスミニバンとか、いろいろ呼びかたはありますが、ホンダ・フリードに後塵を拝する状況だった同カテゴリーにおいて、トヨタが本気でトップを奪いに来た…それが2022年8月23日に発表された新型シエンタの情報を目にしたときの第一印象でした。



ヤリスやアクアで鍛え上げたパワートレインは、ハイブリッドのFF車で28.8km/L(WLTCモード燃費)という好燃費。全長・全幅はそのままに全高をあげてそのぶん室内高も稼ぐというパッケージへのこだわり。なにより流行のフレンチミニバンを思わせる「シカクマル」コンセプトのエクステリアは抜群の商品力だと思うのでありました。





 

デザイン的にはトヨタのメインストリームというよりは、アクアの兄貴分という雰囲気も感じますが、それも含めて無国籍感があり、いまのトヨタらしさとは距離を置いている印象も受けるのです。それがリンク先のコラムで書いたように、かつてのトヨタが得意としていたライバルを研究しつくして、そのエッセンスを取り入れるクルマづくりを感じさせるのですが、さて?


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個人的にシエンタが必要な生活環境ではないのですが、もし購入するならばハイブリッド・FF・Zグレードの5人乗り・2列シート仕様(メーカー希望小売価格:287万円)というのが理想のグレードとなりそう。アフターマーケットも盛り上がっていけばベッドキットなども出てくるでしょうから、車中泊仕様に仕上げて日本一周的な楽しみ方もありかもしれないと思ったりするのでした。

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精進します。
  




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