運転感覚がシンメトリカルAWDに近いソルテラが乗りやすい。bZ4Xはエンジン車からの乗り換えでも違和感ないパワトレだがハンドリングはデジタル的

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すでにクローズドコースではメディア向け試乗会の開催されてきたトヨタとスバルが共同開発した電気自動車の公道試乗をしたいという願いが叶いました。今回、軽井沢から水道橋までの区間において、トヨタbZ4X、SUBARUソルテラという2台を比較しながら走ることができたのです。

個人的にはソルテラを雪のクローズドコース(群馬サイクルスポーツセンター)で乗ったことがあるだけでbZ4Xについては初試乗という状況。ちなみに、試乗したのはbZ4Xが4WD、ソルテラがAWDでした。メーカーのこだわりで表記は異なりますが、いずれも四輪駆動グレードです。そして、パワートレインについては同じモーター、同じバッテリーとなる2台ですが、足回りのセットアップがかなり違うことで、走りの印象はずいぶんと異にするものとなったのでした。











結論からいえば、bZ4Xはデジタル的で、ソルテラはシンメトリカルAWD的。





より具体的にいえば、bZ4Xのハンドルは軽く、それはRWD車を思わせるテイストだったのに対して、ソルテラはフォレスターをフル電動化したらこうなるのでは? というイメージに走り味が仕上げてあったといえましょうか。ある意味で、bZ4Xのハンドリングは以前に試乗したヒョンデ・アイオニック5に近いものがありました。



すなわち電気自動車ぽさを求めるならbZ4Xのほうがおすすめですが、ソルテラはスバルらしい味つけともいえます。このあたり、トヨタとスバルでターゲットユーザーが異なるであろうことも想像させるものであります。実際、bZ4XはサブスクサービスのKINTOだけでの取り扱いなのに対して、ソルテラは通常の売り切り形式での販売スタイルというのも、そうした違いを感じさせます。

いわゆるカーマニアと呼ばれる人は、その売り方も含めてソルテラのほうが肌に合うでしょうし、デジタルネイティブ世代にはbZ4Xのほうが名前も含めて親近感を覚えるかもしれません。

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さて、この2台の比較試乗コラムについては、いくつかのWEBメディアに掲載予定ですが、個人的にどちらが欲しいかとなると、迷うことなくソルテラ。その理由は、ソルテラには回生ブレーキの強さを4段階に調整できるパドルスイッチが備わっているから。回生ブレーキの強弱を自分の意思でコントロールしやすいというのは、自分のような古いドライバーには馴染むというだけの話ですけれども……。前述した買い方も含めてベテラン勢にはソルテラをおすすめしたいと思うのであります、ハイ。



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精進します。
  




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