軽二輪らしい余裕の走り、それでいて乗降しやすいフラットフロア

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先日、八重洲出版の運営する二輪情報を中心としたWEBメディア「モーサイ」の取材という名目で、輸入バイクの試乗会に潜り込んだ自動車コラムニスト。その際に試乗した経験は以下の通りにアウトプットさせていただきましたが、残念ながら記事化できていない試乗となったのが台湾の二輪メーカーKYMCO(キムコ)の軽二輪スクーター「X-TOWN CT250」(上の画像のモデル)であります。






●X-TOWN CT250 主要スペック
車両重量:194 kg
全長 × 全幅 × 全高:2,200 × 810 × 1,320mm
シート高:790 mm
軸距:1,500 mm
エンジン:水冷4ストローク SOHC 4バルブ単気筒
総排気量:249 cc
内径 × 行程 (mm):Ø72.7 × 60.0
圧縮比:10.08:1
最高出力:14.94 kW / 7500 rpm
最大トルク:21.1 Nm / 6500 rpm
変速機型式:CVT
始動方式:セルフ式
燃料装置:フューエルインジェクション
燃料タンク容量:10.5 リットル
タイヤ(前):120 / 70-13
タイヤ(後):150 / 70-13




個人的に軽二輪クラスで単気筒エンジンのスクーターというと、ホンダADV150、ホンダPCX160くらいしか経験がなく、どちらかといえば比較対象は普段乗っているアドレスV100(CE13A)になるのですが、パワートレインの力強さは軽二輪でありながら、取り回しの良さは原付二種同等というのが「X-TOWN CT250」の第一印象。

このクラスのスクーターになるとフロア中央がセンタートンネル的に膨らんでいることが多く、それはそれでモーターサイクル的な雰囲気もあるのですが、単純な乗降性でいえばこうしたフラットフロアのほうが有利なのは確実。とくに壁際の狭い場所で乗り降りするようなシチュエーションを想像すると、そのメリットは尚更実感できるところ。服装的にはオススメできませんが、スカートでの乗降性も良さそうですので。

もうひとつ印象的だったのはタンデムシートの座り心地。このクラスのスクーターが求められる欧州市場(とくにイタリア)では2人乗りがデフォルトといえるほど多く、そうした市場ニーズを満たすことも考慮して、シートのクッション性を確保しているのだとか。下に貼った動画でも示していますがタンデムステップも使いやすいサイズ感で、なるほど2020年代の”ローマの休日”はこうしたスタイルのスクーターが活躍しているということなのかもしれません。

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精進します。
  




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