欧州スペックのEV走行距離は61km。システム最高出力250馬力、価格帯は718万円~787万9000円

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ステランティスジャパンが、フレンチプレミアムブランド「DSオートモビル」のフラッグシップサルーンとなるDS 9の日本導入を発表しております。全長4.9mという堂々たる体躯ながらエンジンは1.6リッター4気筒ガソリンターボというのは、フランス車ぽいところかもしれませんが、プラグインハイブリッド仕様で250馬力という最高出力は、環境性能とプレミアムのバランスとしてはいいところでは?

●DS 9 OPERA E-TENSE主要スペック
全長:4940mm
全幅:1855mm
全高:1460mm
ホイールベース:2895mm
車両重量:1930kg
乗車定員:5名
エンジン形式:直列4気筒ガソリンターボ
最高出力:147kW(200PS)/6000rpm
最大トルク:300Nm/3000rpm
駆動モーター出力:81kW(110PS)
駆動モータートルク:320Nm
システム最高出力:250PS
システム最大トルク:360Nm
変速装置:8速AT
メーカー希望小売価格:787万9000円

 



1.6リッター4気筒ガソリンターボとモーター内蔵8速AT(公表されていませんが、おそらくアイシン製)の組み合わせというのは、旧PSAではおなじみの電動パワートレイン。さらに、DS 9のプラグインハイブリッドでは15.6kWhという小型BEV並みのバッテリーを積んでいるというのもフラッグシップらしいところで、欧州のカタログスペックでは61kmのゼロエミッション走行ができるということ。これがリアルワールドでは、どのくらいのEV走行を実現してくれるのか、オーナーとなった長期的に試してみたいところですが、自分のカーライフにおいてフレンチプレミアムブランドのフラッグシップサルーンというのは、あまりにも縁がなさすぎてリアルな想像ができません(涙)

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なお、最高出力225馬力のガソリンターボ仕様のグレードも用意されておりますが、2022年にフラッグシップサルーンに乗るとして、あえて廉価版となるガソリンターボ仕様を選ぶというのは市場トレンドから考えづらいというのが個人的な印象。廉価版といってもスターティングプライスは630万円となりますので、安いという理由で選ぶ価格帯でもありませんし……。もちろん「電気は嫌いだ」という主張があるのは理解していますが、市場全体の流れとしてはプラグインハイブリッドが主力モデルという位置づけになると思うわけですが、さて?

メーカー希望小売価格
DS 9 RIVOLI:630万円
DS 9 RIVOLI E-TENSE:718万円(受注生産)
DS 9 OPERA:699万9000円
DS 9 OPERA E-TENSE:787万9000円

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精進します。
  




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